かみぽこぽこ。

松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える（？）このコーナー。

「egoist : エゴイスト【自己中心主義者】」

まずはいつものように曲の世界から。

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明日が涙を流すなら　私は明日を求めない
希望という名の電車なら　片道キップで出ているよ
忘れちゃいけない人がいる　忘れてあげたい人がいる
貴方が貴方であるように　私は私でいたいだけ

　そして今を生きる　だから今を生きる

悲しみが頬を伝うなら　私は涙を拭わない
例えば誰かを憎んでも　私は心を憎まない
欲望と夢の狭間から　平和が手招きしているよ
愛で救われる世界なら　世界は私を救えない

　そして今を生きる　だから今を生きる

生命をかけても守りたい　誇れるものなど何も無い
正しいものならここにある　私は私をこばめない
正直者さえバカを見る　不器用者なら地獄見る
死んでいくことが運命ならば　私は運命に背を向ける

　そして今を生きる　だから今を生きる

明日が涙を流すなら　私は明日を求めない
暗闇が続くこの世なら　私はこの世を認めない

（JASRAC許諾第J070214365号）
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うん。。。

強烈な歌詞なのだけれども、
これは元々、鈴木宗男さんの問題で
宗男さんだけではなくて、
松山千春さんまでもが
厳しくバッシングされた頃に
作られた曲。

そんな千春さんの
心の叫びというかね、
渾身の一曲を、
その宗男さんの
政敵中の政敵であるはずの、

小泉純一郎

を評する時に使うのは
千春さん本人にも
激怒されるかもしれないね。

しかし今、この曲は
小泉純一郎にこそ
捧げられるべきだと思う。

この「egoist」という曲は、
毎日のいろんな場面での、
人間が当然取ると思われる行動について、
それを否定して背を向ける人間を
描いている。

政治家とは、こういう人間で
あるべきじゃないのだろうか。

国民がこうしてほしいと思うことを
そのままやるだけであれば、
政治家なんかいらんわけだ。

それなら私でも簡単にできる。

政治家というのは、
国民が嫌がったとしても、
国民がその重要性に気づいてなくても、
国家百年の大計として
重要だということを
断固やるという時に
必要な存在なのだ。

「君子は豹変す」

というけれども、
普段は国民に対して
ヤアヤアといい顔をしていても、
いざとなったら、
国民全員を敵に回して
どんなに嫌われても断固やる、
それが政治家だ。

小泉純一郎は政権の座に着いて4年、
高支持率にいつも涼しい顔はしていたが、
目の奥は決して笑ってはいなかった。

政治家とは
最後には嫌われて捨てられる存在。

それが仕事だということを
永田町で一番理解していたのが、
小泉純一郎だと思う。

小泉純一郎がやろうとした
郵政民営化の良し悪しは別にしても、
その小泉純一郎の信念を貫く姿勢は、
一貫して真の政治家のそれであった。

千春さんにたとえ叱られようと、
私はこの「egoist」を
小泉純一郎に捧げたい。

あとは、小泉純一郎の信念、
郵政民営化自体を
国民が審判すればいいことだ。

アルバム「egoist : エゴイスト【自己中心主義者】」収録 2002 年5月18日発売
シングル「egoist : エゴイスト【自己中心主義者】」　　　 2002年5月18日発売

アルバム「起承転結１０」収録　　　　　　2005年5月18日発売

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