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2005年08月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」が続きます。
留学関係を楽しみにしてる皆さんは
ちょっと待っててね。
政治ネタがかきいれ時なもんで。(苦笑)

「人間カラオケマシーン」を
お待ちの方は。。。

いないか、そんな人。。。(失笑)

ということで、
総選挙もいよいよ公示。

センセーショナルな「踏み絵」「刺客」戦略で
ぐんと上がった支持率も頭打ちで、
自民党もここで息切れして
民主党の反撃が始まるかというふうに
状況は捉えられている感じだ。

でも、私はこれまで自民党が攻勢だったというより、
むしろ自民党は土俵際に追い込まれていたのを
土俵中央まで押し戻して
民主党とガップリ4つに組んだところで
総選挙が公示になったという印象を持っている。

だって、そもそも解散になった時、
自民党は分裂選挙だったわけだし。
分裂選挙は大敗に直結するというのは
常識的な見方だっただろう。

それが、造反議員の全選挙区に
公認候補を擁立することに成功したことで、
ようやく自民党も戦える体制を整えられた、
これで民主党と五分になったというのが
実は客観的な状況分析だろう。

いよいよここからは本格的に
選挙戦が始まるということだ。

選挙戦序盤の鍵は、

自民党が「郵政民営化」
民主党が「年金改革などその他の政策」

を訴えて、
どちらが主導権を握れるか
ということですね。

いずれにせよ、
政策論争中心に選挙が進むことを
期待したいですね。

しかし、今日はそんな選挙戦本番に入る前の
最後のエントリーとして、
政策よりもっと面白い話(?)
について書いておこうと思います。(苦笑)

うひょひょ。。。

今回は武部勤自民党幹事長の
この発言を取り上げる。

「造反者が自発的に離党しない場合は、
総選挙後に除名処分にする!」

ますますボルテージが上がる、
小泉刺客戦略って感じだけど。(苦笑)

武部さんは相も変わらず
いろんな不規則発言が多くて
おもしろいのだけど、
この発言も、「武部さんらしい」感じである。

ただ、この発言に関しては、
単なる不規則発言という以上の大きな意味を持ち、
選挙戦の行方に影響を与えると思っている。

私は自民党の党規を正確には知らないし、
本当に除名処分ができるのかどうかは
また別の話としたいのだけれども、
この発言、「武部さんらしい」と
おもしろがってばかりもいられない人が
たくさんいたんではあるまいか。

武部さんの発言に隠されたメッセージというのは、
このエントリーのタイトルになるのだけど、

「刺客が放たれるだけではない」

ということだろうね。

小泉刺客戦略によって、
郵政民営化反対議員の選挙区に
女性や著名人などを擁立して、
無党派を意識した選挙戦を
展開しているように見せている。

実際に、刺客として立候補している人たちは
小池百合子や萩原岡山市長などを除くと、
ほとんどが政治は素人。

彼らはまじめに政策論争をして
選挙区を回って頭を下げるという
極めてまっとうな選挙活動をしている。

つーかね、それしかできないよね。
素人なんだから。(苦笑)

まあ、そんなんでは
地元に密着したベテランである
造反議員たちには
公認の有無に関わらず
勝てないだろうというのは
至極当たり前の見方。

ところが案外、単純に
そうとばかりは言えないかもという
予感を抱かせるのが武部さんの発言だ。

「自発的に離党しない場合は選挙後除名」

これは、造反議員は
選挙に当選してきても、
自民党には復党させないという意味だ。

まあ、将来別の自民党執行部が
復党させるかもしれないが、
少なくとも小泉自民党、そして
その路線を引き継ぐ執行部が続く限りは
自民党には復党できないということだ。

これが造反議員を抱える
地元の自民党支持者に与える影響は
決して小さくない。

「将来に亘って自民党に復党できない
候補者を応援すべきかどうか?」

というのは、
地元の自民党支持者にとって
簡単に答えの出ない問題で、
投票日当日まで
彼らは頭を悩ませることになろう。

よく、自民党国会議員と地元の関係は
特に地方に行くほど、

「義理と人情」

であると言われるが、
実際はそんなに単純なものではない。

小泉首相はその昔、
加藤紘一さん、山崎拓さんとの盟友関係を

「YKKは友情と打算の二重構造」

と語ったことがあるけど、
自民党国会議員と地元の関係こそ、
まさに、

「友情と打算の二重構造」

と言える。

この小泉さんの発言は今思えば、
政治家の個人的人間関係だけでなく、
自民党という組織における人間関係を
端的に表現したものとして、
実に興味深いものだったと
私は思うのだけれども、
ここで私が言いたいことを結論から言えば、
亀ちゃんや聖子ちゃんが
お涙ちょうだいに支持者に頭を下げ続けて、

「よろしくお願いします」

と言い続けても、
それを聞く支持者は馬耳東風で、

「どうしようか。誰に投票しようか」

と迷い続けるだけだということだ。

冷たいことを言うようだけれども。。。

前回のエントリーに引き続いて、
私のつたない経験も含めて話をしたいのだけれど、
例えば民主党の若い公認候補が全国にいるけれども、
彼らが地元に初めて入ったとき、
よほど元々革新系が強い基盤を持つ選挙区でない限り、
自民党支持者の強烈な洗礼を受けるはずだ。

地方の自民党支持者というのは
いろいろあるけれども、
まあ主要なところだと、
地元の財界、ゼネコンを中心とした企業、
商工会議所や青年会議所、
そのメンバーである中小企業や商店会、
医師会、農協、特定郵便局長。。。
などなど多岐に渡っていて、
およそ地元で暮らすと、
大多数の人がなんらかの形で
自民党につながっていたりするわけだ。

だから、民主党の新人など街に出て
一軒一軒回ってみても、

「うちは50年自民党だからね」
「申し訳ないけど、ずっと自民党で仕事もらってるから、
あんたが来て自民党の先生が落選すると困るんだ。」
「選挙に出るのはやめてもらいたい」

こんなようなことを言われる。
青年会議所など会員にしてもらおうとしても、
なかなか入会させてもらえない。(苦笑)

ところがね、それでも粘り強く街を歩いていると、
徐々に民主党の新人は意外な本音を
ポロポロと聞くことになる。

「市会議員さんはね、
近所だからよく知ってるよ。
国会議員の先生は
顔見たことがあるくらいだよね。」

「市会議員さんにいつもお世話になってるから、
その上の国会議員の先生には投票しないと
いけないんだけどね。」

国会議員というのは、
意外に地元にとって馴染みのない
存在なのだ。

その上、こんなことを言い出したりする。

「近所の目があるから、
表立っては応援できないけど、
あんたも真面目にやっているから、
あんたにそっと投票してあげる。」

こうして、地元で一生懸命
地道に頑張った民主党の新人の中に、

「小選挙区は自民党、
比例は民主党」

という自民党支持者の一部の投票行動によって
比例復活という形で当選する人が
増えてくるということになる。

地元での自民党というのは、
国会議員を頂点として、
県会議員、市町村会議員と
ピラミッド型になっていて、
それに上記の支持者が
ピラミッドのいろんなレベルに
くっついているという構造になっているが、
私の印象というか認識では、
その自民党支持者たちは、
その自民党のピラミッドの一部にくっついていることが
生活していく上で大事だからそうしているのであって、
亀井だの野田だのというのは、
自分の日常からは意外に遠い人たちなのだ。

まあ、今の議員さんたちの
お父さんの時代からね
代々議員をやっているという馴染みは
もちろん支持者の中にもあって、
それが「友情」であるのだけど、
それが即、投票行動には結びつかないだろう。

彼らは自民党にひっついていることで、
毎日食べていけるかが最も重要なことなのだ。
親の代から馴染みの議員だとしても
自民党にはもう戻れない、
そんな人を応援し続けて、
果たして家族を養っていけるのか、
馴染みはなくても、
あの佐藤とかいう公認候補の女性は
自民党本部とは間違いなくつながっている。
そちらを応援したほうがいいのではないか、
という「打算」は必ず働くのだ。

その上、自民党というのはよくも悪くも
「自由」「民主」な組織であって、
労組や宗教のように、
イデオロギー、思想信条や信仰という
ある種の理想というかね、
「来世利益」によって
メンバーの投票行動を強く拘束することは
やってこなかった。

「自民党にひっついているといいことがあるよ」

という、極めてリアルな
「現世利益」を与えることで
緩やかな求心力を保っていたのであって、
国会議員と個人的関係が深い
支持団体の幹部クラスが、
会員の投票行動を拘束しようとしても、
そこに「現世利益」がなくなったら、
何の拘束もできないのだ。

党中央の意向に背いて
がんばっている自民党の県連が
いくつかあるけど、
これから雪崩式にその結束が
崩れていく可能性があるだろう。

「自民党支持者とは『友情』と『打算』の二重構造」

その『打算』の部分に強いインパクトを与えた
武部幹事長の発言だった。
自民党というものをよく熟知した上での
発言だったと言えるだろう。
まあ、幹事長なんだから
当たり前だけどね。(笑)

武部幹事長の

「自発的に離党しない場合は選挙後除名」

という発言は
自民党執行部が刺客を送って、
無党派向け選挙で綺麗に戦うだけではなく、
造反議員の支持者を混乱させるために
積極的に手を突っ込むぞということを
宣言するものだ。

「刺客が放たれるだけではない」

やっぱり政策より
こういう話のほうがおもしろいな。(苦笑)

それでは、またね。





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最終更新日  2005年08月30日 15時43分57秒



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