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さて、またまた「かみぽこ政治学」です。(苦笑)
総選挙が今週火曜日に公示されて、 いよいよ本格的に選挙戦のスタートということで まじめな政策論争中心の選挙戦が 展開されることを祈って、 珍しく政策のことを書きたいと思う。(苦笑) 政策を中心にどの候補者とどの政党に 投票するかを決めようとすると、 まずは各政党の「マニフェスト」を 読んで比べてみることになる。 ふむふむ、なるほどなるほど。。。(笑) あれだよね。 どの政党のマニフェストも 前回総選挙よりはるかに内容的には 充実しているね。 なんだかんだ言っても、 どの政党もよく勉強しているんだね。 しかし、あらためて読んでみると、 やっぱりマニフェストって 難解っていうかね。 マニフェストに書かれている いろんな政策を比較してみても 各政党の違いって正直 わかったようなわからないような 感じがする人が多いと思う。 そういう方、ご安心ください。 私もそう思いますから。(笑) 例えば自民党と民主党で どこがどう違うのか、 マニフェストを読むだけでわかる人は はっきり言って天才だと思う。(笑) その、いわゆる「マニフェスト選挙」を 推進しようと活動している 学者・ジャーナリスト・NGOの若者たちが たくさんいるけれども、 彼らは英国の「政策を競う選挙」とは なんなのかをわかってないところがある。 彼らは、 「政党はマニフェストを作り、 選挙ではそれを有権者に説明せよ。」 「有権者はマニフェストを読んで理解し、 選挙ではその優劣で政党を選択せよ。」 こう訴えているようなんだけど、 こんな難しく面倒くさい作業、 英国の政党も有権者も選挙の時に 誰もやってはいない。 選挙では、 「政党はマニフェストに書いてあることが 他の政党とどう違うのかを 各選挙区の候補者を通じて明快に説明する。」 「有権者は選挙区の候補者の演説を通じて 政党間の政策の比較し、 選挙での投票行動を決める。」 のであって、 要するに政党は マニフェストをもちろんしっかり作るけれども、 選挙では他党との違いについて もう一段噛み砕いた説明をするし、 有権者もそれを聞いて、 いいなと思う方(明快に説明できている方とも言える) に投票するわけだ。 どうぞ皆さん、 学者・ジャーナリスト・NGOの若者たちに 「マニフェストを読め!」とか言われてビビらないように。 英国の人も実はほとんど読んでないから、 どうぞご安心を。(苦笑) このマニフェストをまじめに作るけれども、 選挙ではもう一段噛み砕くという部分について、 日本のマニフェスト推進論者はなぜか誰も言わない。 わかってないのか、 わかっているけどわざと言わないのか、 どちらか知らないけれども。。。 また、日本の政治家もね、 政策における他党との差別化ってのを この選挙戦でうまくやれているのかどうか 今ひとつよくわからない。 自民党「民主党は郵政民営化に反対した。我々だけが改革勢力。」 民主党「政権交代をしないと、改革はできない。」 こんな感じで訴えているようだけど、 改革は郵政民営化だけじゃないし、 政権交代を訴えるのはいいのだけど、 交代したら何が違うのか よくわからないしね。 そこでこのエントリーでは、 自民党と民主党の方々に成り代わって、 政党間の違いについて、 もう一段噛み砕いた説明というものを 試みてみたいと思う。 皆さんがどの政党に投票するかの 1つの助けになればと思います。 日本の政界ではここ15年くらいかな、 海部内閣の頃から 「改革」 という言葉が、 政治家にとってパスポートのように 使われてきた。 「改革派にあらずんば政治家にあらず」 みたいな感じでね。 まるで改革派であることが 政治家の資格みたいに 使われてきたわけだ。 今回の選挙でも、 「改革」を標榜する与党を批判している 民主党、社民党や共産党から、 国民新党などの新党までもが 「真の改革」 という表現を使っている。 せめて国民新党くらい、 「改革は必要ない」 と堂々と言ってほしいものなのだが、 残念ながら言ってくれない。(苦笑) しかし、全ての政党が「改革」を訴えるとしても、 その「改革」の内容は政党によって違うわけである。 このエントリーでは 自民党の言う「改革」と 民主党の言う「改革」で いったい何が違うのかを、 マニフェストを噛み砕いて説明することの 一例として取り上げてみたいと思う。 自民党の言う「改革」とは、 まず現状の官僚制度、政治制度や、 社会制度のあり方を前提として、 財政的にそれが維持可能かどうかを考え、 そして、維持可能でない部分については 可能になるように変えるということである。 これに対して、 民主党の言う「改革」とは、 現状の官僚制度、政治制度や、 社会制度そのものを変えることを意味する。 現状の制度内で 既得権を持っている人と 持っていない人の間で 不公平が生じている部分について それを積極的に正そうというものだ。 この「改革」の違いは 年金制度改革を巡る 自民党と民主党の考え方の違いに 端的に現われている。 自民党の2004年度の年金制度改革とは要するに、 現行制度のまま、給付と負担の関係を変えたわけで、 「これで制度を維持できるからいい改革ができた」 というのが、 小泉首相の主張だったわけだ。 これに対し、 民主党の主張した年金制度の一元化というのは、 要するに現行制度に存在している 不公平をなくすということ。 「給付と負担の関係を変えるだけでは 改革とはいえない」 というのが、 民主党の主張だったわけだ。 その後、自民党もこの2004年改革が 世論から不評だったことから 将来の一元化に踏み込むことになったけれども 基本的には財政的に維持ができれば、 現行制度維持でOKというのが、 自民党の「改革」に対する考え方であると 端的に示したのが年金制度改革の議論だった。 そして、この考え方は、 実は「小泉構造改革」全体に一貫しているようだ。 「現行制度を財政的に維持できるかどうか」 が「改革」のポイントなのだという見方をしてみると、 「道路公団民営化」「三位一体改革」「郵政民営化」などで 小泉首相がやりたかった「改革」とはいったいなんなのか、 なぜ妥協に妥協を重ねて骨抜きになったと 世論の批判を浴びながらも、小泉首相が 「いい改革案ができた」 と胸を張り続けてきたのかが クリアにわかるような気がするでしょ。 あれはただの強弁だったわけではなくて、 小泉首相は心からいい改革ができたと思って 言っていたんじゃないだろうか。 例えば「道路公団民営化」で言えば、 道路建設が財政的に可能かどうかが改革のポイントで、 採算さえ取れれば高速道路は作っていいわけで、 天下りやゼネコンの既得権益も残っていいわけだ。 採算が取れなければ 結果的に既得権益が削られて ゼネコンが潰れ天下りがなくなるということであって、 そういう既得権益の打破そのものが改革の目的ではないのだ。 「民間にできることは民間に」 という小泉首相の口癖は、 「民間にできることは民間にやってもらえれば 財政的に現行の社会制度を維持できる」 という意味だということだ。 「郵政民営化」は違うんじゃないかと 言う人がいるかもしれないが、 これだって財政赤字垂れ流しの根源が 郵貯・簡保資金にあると考えれば、 基本的にその制度が「財政的に持たないから」 改革をするという自民党の考え方の 線上にあるものだということも、、 なぜにこれが「改革の本丸」と 位置づけられるのかも クリアに理解できるのだ。 一方、民主党の「改革」に対する 考え方はこれとは違っている。 現行の社会制度で既得権を持つ人と 持たない人がいること自体を問題視し、 それを変えることで、 より公平で透明性のある社会を構築することが 「改革」だと考えていると思われる。 例えば、採算の取れる高速道路なら作ってもいい、 それで本来なら潰れるはずのゼネコンが 国民の税金によって生き残ってもいいし、 天下りが許されてもいい、 という考え方は民主党にとっては 許されないことなのだ。 既得権益打破が民主党にとって 「改革」の目的そのものだからだ。 つまり、自民党と民主党の「改革」には、 1.自民党 (1)現行制度を前提として、 財政的にそれを維持できるように変える。 (2)既得権益の打破は結果であって、 それ自体は改革の目的ではない。 2.民主党 (1)現行制度の不公平に積極的にメスを入れて、 より透明性と公平性のある社会を構築する。 (2)既得権益の打破が改革の目的そのものである。 という考え方の違いがあるわけだ。 この「自民党的な改革」と「民主党的な改革」の違いは、 どっちがいいとか悪いとかこのエントリーでは言わないし、 いつもの「かみぽこ政治学」的に言えば、 考え方が立派だからといって政治的にうまくいくとは 簡単に言えないということなのだけど(苦笑) まあとりあえずこういう違いを頭に置いて マニフェストを読んでみたり、 政治家の演説やTVでの討論を聞いてみて下さい。 これまでよりも 政治家の言っていることがよくわかるだろうし、 自民党と民主党がどこで対立しているのか よくわかるだろうと思いますよ。 貴方はどちらの「改革」を選択しますか?(笑) まあいずれにせよ、 こういう政党間の違いっていうものをね、 政治家は選挙の時には端的にまとめて、 有権者にわかりやすく説明しないと いけないということだ。 「マニフェストを読め!」 だけでは無責任だということだね。 それでは、またね。 この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/kingofartscentre/diary/200509040000/49097/
このエントリーを読んで初めてマニフェストを読んでみたいと思いました。もうちょっと細かい政策の部分まで興味がもてそうな気がします。
僕は感情的には民主党的なんですが、現実的には自民党流のほうがいいのかなあ。ケースバイケースかな。感想だけですみません。(2005年09月05日 10時42分31秒)
なるほどー、つまり、、、
自民党が郵政民営化で既得権益を打破しようとしているのはたまたまそう見えるだけであって、そもそもは国家の財政破綻を防ぐことが目的だった。郵政民営化が何を意味するかというと、「財政再建の過程で既得権益を打破しなければならないならそれは断行する、ただし、小泉首相がいる間だけ。」 そういう理解であっていますでしょうか。 言われてみれば確かにそうかもしれません。 となると私の場合、日本国が破綻することなく続くことがまず第一に求めたいことなので、今回は自民党支持に回るのが得策かもしれません。 不公平の是正は、日本が沈没しないように整えてからとりかかってもいいかなと。その時は民主党に政権取ってもらいましょうと。 民主党だって財政のことは考えているでしょうし、自民党も不公平(格差社会)の是正について少しは考えているでしょうけれど、優先順位をどちらにするかっていう政策の違いのような気も致しました。(2005年09月05日 15時47分00秒)
kazutaka525さん
☆どうも。 >このエントリーを読んで初めてマニフェストを読んでみたいと思いました。もうちょっと細かい政策の部分まで興味がもてそうな気がします。 ☆うん。マニフェスト読んでも違いはわからないと思います。(笑)結局、マニフェスト以前の党そのものの成り立ちの違いからくるものだと思います。そういうものを無視して、一冊の小冊子をにらんでみたところでどっちがいいかなんてわからないということですね。 >僕は感情的には民主党的なんですが、現実的には自民党流のほうがいいのかなあ。ケースバイケースかな。感想だけですみません。 ----- ☆いや、こういう方は多いと思います。ブログに公開している僕の経歴から容易に想像できる通り、僕自身も元々はそうなのだろうと思いますね。(2005年09月05日 15時55分46秒)
tsuboさん
☆どうもこんにちは。 >自民党が郵政民営化で既得権益を打破しようとしているのはたまたまそう見えるだけであって、そもそもは国家の財政破綻を防ぐことが目的だった。郵政民営化が何を意味するかというと、「財政再建の過程で既得権益を打破しなければならないならそれは断行する、ただし、小泉首相がいる間だけ。」 >そういう理解であっていますでしょうか。 ☆そうですね。ただ、「小泉首相がいる間だけ」については、いまやそうではないのではないでしょうか。 郵政民営化は元々大蔵省の問題意識で、小泉純一郎はその代弁者だったというある種の定説が正しいとすれば、わかりやすい話になりますよね。 >民主党だって財政のことは考えているでしょうし、自民党も不公平(格差社会)の是正について少しは考えているでしょうけれど、優先順位をどちらにするかっていう政策の違いのような気も致しました。 ----- ☆そうですね。優先順位をどうするかってことは、kazutakaさんへのコメントでも書いたんですけど、両党の成り立ちの違いからくる党内の文化の違いかもしれません。 あと、結局いつも「かみぽこ政治学」で書いていることなのですけど、どうやって改革を実現していくのか、そういう部分を考慮することなしに一冊の冊子を読むだけでは判断できないってことですよね。全部世の中ひっくり返そうってのは、漸進的に変えていくより大きな政治力を必要とするわけですかあら。 結局そういう話がしたいのかお前はってことになっちゃうと思いますけど。(苦笑)(2005年09月05日 16時08分18秒)
自民と民主の議員さんたちの議論がかみ合わない理由がなんとなくわかりました。
どちらが優れた改革案なのか判断するのは難しいですが、ただ改革の「実行力」となると、自民に軍配が上がりますね。 民主の対案を出さずに反対という郵政民営化における態度は、僕にとってかなりのBADイメージでした。(2005年09月05日 16時13分03秒)
改革の違い、とても参考になりました。
選挙はいつも1票1票が大切ですが今回は 特に大切に感じられそれぞれの政策の違いなど 比較したり考えたりしています。 日本がさらに住みよい国になるように大切に 1票を投じようと思います。(2005年09月05日 16時37分09秒)
こんばんはー。
三十路を余裕で超えてますが、未だ一度も選挙に行ったことがありません。ですが今回は他人事でもなさそーで初の投票に行こうかと思いましたが、どの政党のサイトを見ていてもどう違うのかわからなく困ってました。が、ここにきてちょっとわかったような気がします。ぜひ、参考にさせていただきます(笑)。(2005年09月06日 01時08分26秒)
kiiiiiiiiiさん
☆どうも。 >自民と民主の議員さんたちの議論がかみ合わない理由がなんとなくわかりました。 > >どちらが優れた改革案なのか判断するのは難しいですが、ただ改革の「実行力」となると、自民に軍配が上がりますね。 >民主の対案を出さずに反対という郵政民営化における態度は、僕にとってかなりのBADイメージでした。 ----- ☆実行力だけ考えてても、ほとんど現状維持だけになってしまうので、いけないんですけどね。ただ、今の民主は実行力をどう身につけるかから目を背けすぎだと思うんですよね。(2005年09月06日 18時56分11秒)
千佳りんさん
☆どうもこんにちは。 >改革の違い、とても参考になりました。 >選挙はいつも1票1票が大切ですが今回は >特に大切に感じられそれぞれの政策の違いなど >比較したり考えたりしています。 >日本がさらに住みよい国になるように大切に >1票を投じようと思います。 ----- ☆はい。みんなでよい国になるよう、一生懸命考えていきましょう。(2005年09月06日 18時57分28秒)
李蔓さん
>こんばんはー。 ☆どうもはじめまして。 >三十路を余裕で超えてますが、未だ一度も選挙に行ったことがありません。ですが今回は他人事でもなさそーで初の投票に行こうかと思いましたが、どの政党のサイトを見ていてもどう違うのかわからなく困ってました。が、ここにきてちょっとわかったような気がします。ぜひ、参考にさせていただきます(笑)。 ----- ☆はい。ぜひ選挙に行ってくださいね。 このブログ、よく「わかりやすい」って言ってもらえるんですけど、わかりやすく書いているつもりはないんですよね。レベルは下げてません。(笑)レベルを下げるのは読んでいただく方に失礼ですし。私はちょっとだけ他の方より丁寧に書いているだけなんですよね。 政治って難しいと思われる人が多いと思うんですけど、それはね、政治家や評論家、ジャーナリスト、学者が丁寧に説明をしていないからなんですね。それと、大事なポイントが何かを説明してない。要は発信者側の怠慢なんですよね。 本当は政治っておもしろいものなんですよ。うちのエントリーをいくつか読んでいただければ、そのおもしろさはおわかりいただけると思います。ぜひ、これから政治にも興味を持っていただければと思います。 (2005年09月06日 19時05分22秒)
こんにちは。
明快な説明でポイントを押さえたものだと思いました。 が、一箇所だけ気になったことがあったので書きます。このエントリーでの中心的なテーマではないのでいいのかとも思ったんですけど、もしわたしの解釈がずれていたら指摘してくださいね。 >採算さえ取れれば高速道路は作っていいわけで、 >天下りやゼネコンの既得権益も残っていいわけだ。 この記述についてなんですけど、 これだけ読むと、 「採算さえとれれば <たとえ必要のない高速道路でも> 作っていい」というふうにとれてしまうような気がするんです。 でも実際には、高速道路が必要かそうでないかということを、つまりその道路がないとほんとうに困るのかそうでないのかということを如何に見極めるかということが重要なのであって、「(必要不必要を論じることなしに)高速道路を作ってもよい」というまとめ方をするのは、「道路はこれ以上作らなくてもいいのに、ゼネコンが生き残るために作らねばならない」という前提を暗黙理に含意しているような気がするのですが、そう思っているのはわたしだけなんでしょうか。 いままで数多くの「不必要な」道路が作られてきたわけですから、「道路を作ること」すなわち悪、みたいな考えが根付いてしまったのは仕方がないことだと思いますが、自民党はそれを反省しつつ今回このような政策を提示しているのだと思うので、「既得権限が残ってもいい」というのが、「不必要な道路を作ってまで既得権限を維持することはしない」ということなのだとしたら、ちょっと誤解を招く書き方なのではないかと思いました。 的はずれな質問かもしれませんが、ちょっと疑問に思ったので書かせていただきました。 他の方にはわかっていることなのかもしれませんが、勉強不足ですみません。 (2005年09月06日 22時03分09秒)
Boroniaさん
☆どうも。 >>採算さえ取れれば高速道路は作っていいわけで、 >>天下りやゼネコンの既得権益も残っていいわけだ。 > >この記述についてなんですけど、 >これだけ読むと、 > >「採算さえとれれば ><たとえ必要のない高速道路でも> >作っていい」というふうにとれてしまうような気がするんです。 ☆これはちょっと違うんですよね。自民党は「不必要な道路なんかない」って考えてるんですよ。「現状の社会制度維持」とはこういう意味。だから「採算さえとれれば(必要な高速道路だから)当然作っていい」と考えるのです。 一方、民主党なら「必要な道路でも既得権維持になるなら作らない」という判断になるでしょうね。(2005年09月06日 23時14分59秒)
かみぽこちゃんさん
お返事ありがとうございます。 >自民党は「不必要な道路なんかない」って考えてるんですよ。 ちょっとこの意味がよくわからないのです。すべての道路建設案が、採算がとれるならすべて必要とみなされ、建設の認可が下りるということなのでしょうか。実際のプロセスがよくわからないまま質問していて申し訳ないんですけど、わたしの認識では、「必要だけれど採算がとれないからつくれない」ということはあったとしても、「予算がたとえあったとしても、無駄な道路とみなされれば(つまり同じ場所にすでに道路や他の交通機関があってそれで十分とみなされるのに、あるいは、明らかに一部議員の利益誘導のためにのみ作られるのだと判断されれば)「必要なもの」としては認識されないのではないのかということだったんですが。 >一方、民主党なら「必要な道路でも既得権維持になるなら作らない」という判断になるでしょうね。 こちらの説明はよくわかりました。つまりいくら道路がなく不便な場所だったとしても、そこに道路を作ることが既得権を維持することになるなら作るわけには行かないということですね。 そうすると、いくら不便な場所に住んでいても、民主党の立場だと、「まずは不公平の是正」であって、少数の不便な場所に住んでいる人の不都合は後回しでよい、ということになるのでしょうか。 (続きます) (2005年09月07日 00時45分14秒)
そうするとやはり、民主党のいう「不公平の是正」というのは、理念的にはとてもよくわかるのですが、実際にそれがかりに民主党が政権を取って実行されることになったとして、「結局なにがよくなるんだろう」というのが正直な感想です。というかそもそも理念だけで実行できるのかということが最大の疑問ですが、それはすでにいままでに何人かの方がコメントなさっているのでこれ以上書きません。 どちらがよいのか、ということにかんしてはここで言うつもりはないのですが。 お手数をおかけしますが、事実(あるいは解釈の)誤認がありましたらご指摘ください。 長々と失礼しました。 (2005年09月07日 00時46分58秒)
Boroniaさん
>そうすると、いくら不便な場所に住んでいても、民主党の立場だと、「まずは不公平の是正」であって、少数の不便な場所に住んでいる人の不都合は後回しでよい、ということになるのでしょうか。 ☆ここに民主党の矛盾があると、みんな感じてるんじゃないかと思いますよ。(2005年09月07日 03時40分16秒)
Boroniaさん
>>自民党は「不必要な道路なんかない」って考えてるんですよ。 > >ちょっとこの意味がよくわからないのです。すべての道路建設案が、採算がとれるならすべて必要とみなされ、建設の認可が下りるということなのでしょうか。実際のプロセスがよくわからないまま質問していて申し訳ないんですけど、わたしの認識では、「必要だけれど採算がとれないからつくれない」ということはあったとしても、「予算がたとえあったとしても、無駄な道路とみなされれば(つまり同じ場所にすでに道路や他の交通機関があってそれで十分とみなされるのに、あるいは、明らかに一部議員の利益誘導のためにのみ作られるのだと判断されれば)「必要なもの」としては認識されないのではないのかということだったんですが。 ☆だって、そもそも高速道路網の建設って、運輸省が作って閣議決定したものですよ。「不必要」という議論はそもそもないのです。小泉さんと古賀さんでいろいろあったわけですが、突き詰めると「必要・不必要」の議論はなかったのです。不採算だからやめるかどうかの議論だけでね。 高速道路ってのは現状熊しか通ってないような道でも、そこにあるだけで工場誘致につなげられたりするので、不必要ということはないのですね。(北川正恭前三重県知事とかこういうことを言ってましたね) 高速道路は、一般道を議員さんが予算とって作ったというものとは根本的に性格が違うということですね。(2005年09月07日 03時50分00秒)
Boroniaさん
☆もちろん「不必要なんて議論、そもそもない」というのは、あくまで自民党と役所の考え方であって、民主党からすれば、そんな役所が作って閣議決定したものなんか蹴っ飛ばしてしまえってことになるってことですね。(2005年09月07日 03時53分41秒)
かみぽこちゃんさん
お返事ありがとうございます。 たぶん道路公団の話は、 両党の改革の違いを説明するための一つの例として出しただけだと思うので、あまり道路の話に集中してしまうのもこのエントリーの趣旨を逸脱してしまうので申し訳ないのですが、 >>>自民党は「不必要な道路なんかない」って考えてるんですよ。 >☆だって、そもそも高速道路網の建設って、運輸省が作って閣議決定したものですよ。 えーっと、すべての高速道路がそうだというわけではないですよね。いきなり(なんの要望もないのに)運輸省が決めたということでもないでしょうし、また地方税と国の補助金でつくる高速道路もあると思うんです。 >「不必要」という議論はそもそもないのです。小泉さんと古賀さんでいろいろあったわけですが、突き詰めると「必要・不必要」の議論はなかったのです。不採算だからやめるかどうかの議論だけでね。 ここではわかりやすくするために一般化してこのように書いたのかもしれませんが、はじめから「不必要かという議論はない」というのは違うのではないかということです。つまり、運輸省が作成したその後に議論がなかったとしても、そもそもなぜ運輸省が作成したのかといえば、「必要だ」という議論があったからでしょう(全国に高速道路と新幹線を通そう、という事前の国会での決定があって、そしてそれは(特定の地域への利益誘導を含んでいたとしても)国会が必要とみなしたから運輸省が作ったのですよね)。しかしその結果、現在のような腐敗が起きてしまった。 (2005年09月07日 08時23分15秒)
>もちろん「不必要なんて議論、そもそもない」というのは、あくまで自民党と役所の考え方であって、民主党からすれば、そんな役所が作って閣議決定したものなんか蹴っ飛ばしてしまえってことになるってことですね。 これも、「もし国民の意思がまったく反映されていないのなら」という前提があっての主張ということですね。 そしてかりにそうだとして、民主党の考えというのは、高速道路が有料で、その金が一部の人の利益になるということが許せないということなのだと思いますが(それはわたしだって当然許せないとは思います)、代替案としては、「高速道路をつくらない」か、「高速道路を無料にして税金で作る」のどちらかになるのだと思いますが、前者は、既得権限をなくしたとしても、不便な人が便利になるわけではない、つまり、一部の不当な金持ちがいなくなるだけで、その他の一般の人の間での不公平(たとえば都市部と地方などの地域格差)はあまり是正されないのではないのかということですよね。 一方後者の立場だと、ただでさえ財源がないのにどうやって税金で無料の道路を作るのか、という問題が起きるので、どちらも根本的な解決にはならない。 という理解になったのですがよいでしょうか。 なんか自分の勉強というか疑問を解決するためにコメント欄をたくさん使ってしまいました(苦笑)。すみません。 (2005年09月07日 08時24分22秒)
Boroniaさん
>かみぽこちゃんさん > >お返事ありがとうございます。 > >たぶん道路公団の話は、 >両党の改革の違いを説明するための一つの例として出しただけだと思うので、 ☆だから、やめましょう。私が書いたことの趣旨がずれるのは困ります。 高速道路計画の経緯、ご存じないんでしょう?それなのに私のコメントの一部を取ってコメントされても意味がない。(2005年09月07日 08時29分44秒)
かみぽこちゃんさん
すみません。さらに続きを書いていたんですけど、その途中でお返事が来てしまったので少しだけ書きますが、 >高速道路計画の経緯、ご存じないんでしょう?それなのに私のコメントの一部を取ってコメントされても意味がない。 これを読んでいる他の方は経緯をしっかりご存じなんでしょうか。わたしはその背景がわからないのにこの部分を読んでもきちんと理解できないと思ったので質問したのです。 「レベルを下げていない」というのは、「そのぐらいの背景を勉強してから、エントリーに直接関係することだけコメントして欲しい」ということだったんでしょうか。 (2005年09月07日 08時36分41秒)
Boroniaさん
☆この部分。 >えーっと、すべての高速道路がそうだというわけではないですよね。いきなり(なんの要望もないのに)運輸省が決めたということでもないでしょうし、また地方税と国の補助金でつくる高速道路もあると思うんです。 > >>「不必要」という議論はそもそもないのです。小泉さんと古賀さんでいろいろあったわけですが、突き詰めると「必要・不必要」の議論はなかったのです。不採算だからやめるかどうかの議論だけでね。 > >ここではわかりやすくするために一般化してこのように書いたのかもしれませんが、はじめから「不必要かという議論はない」というのは違うのではないかということです。つまり、運輸省が作成したその後に議論がなかったとしても、そもそもなぜ運輸省が作成したのかといえば、「必要だ」という議論があったからでしょう(全国に高速道路と新幹線を通そう、という事前の国会での決定があって、そしてそれは(特定の地域への利益誘導を含んでいたとしても)国会が必要とみなしたから運輸省が作ったのですよね)。しかしその結果、現在のような腐敗が起きてしまった。 ----- ☆つまり、役所が決定する前にいろいろあってってことを言いたいのだろうけど、これって貴方の思いつきにすきないでしょう?質問にはできるだけ答えたいけど、僕のエントリーやコメントの一部だけ取って思いつきで書いたものに答える時間は無駄ですよということ。この後僕が答えたら、また思いつきのコメントを重ねるでしょうし。そういうやり取りは意味がない。 ちなみに「役所が決定→閣議決定」の自民党の政治家の考え方に与える重い意味。これこそが僕がこのエントリーで言いたかったことですよ。決まるまでの過程なんか「閣議決定した後」は関係ないのです。決定しちゃったら「不必要な道路はない」。これが自民党の政治ですよ。(2005年09月07日 14時19分10秒)
Boroniaさん
>ちなみに「役所が決定→閣議決定」の自民党の政治家の考え方に与える重い意味。これこそが僕がこのエントリーで言いたかったことですよ。決まるまでの過程なんか「閣議決定した後」は関係ないのです。決定しちゃったら「不必要な道路はない」。これが自民党の政治ですよ。 ----- ☆この部分こそが、自民党政治が含む最も重大な問題の1つなんですよ。この部分に対する理解がないから、自民党の「改革」がなんなのか、正確に理解できないし、改革の議論が自民党と他でかみ合わないのですよ。(2005年09月07日 14時24分21秒)
えーい、説明が難しい。(苦笑)
結局、なんで改革の議論がかみ合わないかというと、自民党の改革を「不必要なものがあるのに、それを正せない」と批判するからなんですよね。 自民党(小泉さんも含めて)は、実は「不必要なものがあると思ってない」のです。議論の前提が全く違ってるわけ。 例えば年金制度改革でも、世論や野党は「給付と負担をあわせただけで、めちゃくちゃな改革をした」と批判する。批判する側は、自民党はそれを内心、後ろめたく思いながら「改革ができた」と強弁していると思っている。 しかし、実は「給付と負担が合えば、改革はできた」と自民党は心から思っていたってことなんですよ。だから、自民党と批判する側で議論が全くかみ合わなかったわけです。 つまり、小泉構造改革について、小泉さんはうまくいかないのに強弁を繰り返しているのではなく、心から「自分はうまくやってきた」と思っているんですよ。この理解をしてから小泉改革を評価しないと、評価を誤ることになると思いますね。(2005年09月07日 14時40分31秒)
あー、なんとなく分かったような気になりました。(たぶん)
つまり高速道路建設とかでも『作ると約束したモノは作れ!』と自民党内があれだけ騒いだのは、つまりはそういう内部決定ルーチンを覆すな、という反抗だったわけですね。(自分達の選挙民・支持組織への裏切り行為にもなるし) 小泉は「閣議が決定→役所決定」に置き換えてしまったので反発が絶えなかった。しかし選挙で結果を出してきた(出せる)奴が一番強いという最強のカードを党内で持つが故に、現在の最大派閥を構成するに到っている、と。(看板は森派だけど) とすると選挙は自公の圧勝で終わったとして、次の後継者が彼の路線をそのまま継承できるかどうかが『自民党による(現行制度維持の為の)改革』の成否にかかってくるわけですね。 でも自民党の目指す現行制度維持って、国体とか省庁とか財政がどうとかいうよりは、自民党が与党側にあり続ける『体制』の為には何でもする、以外の何者でもない気が。(それはそれで政党の持つ最大の自己保存機能として正しいのかも知れませんが。笑)(2005年09月07日 14時56分46秒)
名無之直人さん
>あー、なんとなく分かったような気になりました。(たぶん) ☆説明下手ですんません。。。(苦笑) >つまり高速道路建設とかでも『作ると約束したモノは作れ!』と自民党内があれだけ騒いだのは、つまりはそういう内部決定ルーチンを覆すな、という反抗だったわけですね。(自分達の選挙民・支持組織への裏切り行為にもなるし) ☆その通りです。 >小泉は「閣議が決定→役所決定」に置き換えてしまったので反発が絶えなかった。しかし選挙で結果を出してきた(出せる)奴が一番強いという最強のカードを党内で持つが故に、現在の最大派閥を構成するに到っている、と。(看板は森派だけど) ☆そう。小泉さんの自民党の政治家そのものでしかないわけですね。自民党政治の枠内で、これまで誰もやらなかった権力の最大化をやったということです。 >とすると選挙は自公の圧勝で終わったとして、次の後継者が彼の路線をそのまま継承できるかどうかが『自民党による(現行制度維持の為の)改革』の成否にかかってくるわけですね。 ☆選挙に勝ったら継承せざるを得ないでしょうね。選挙に勝つためのリーダーの必要性もこれまで以上に高まる。安倍普三さんのような人がますます好まれるでしょうねえ。 >でも自民党の目指す現行制度維持って、国体とか省庁とか財政がどうとかいうよりは、自民党が与党側にあり続ける『体制』の為には何でもする、以外の何者でもない気が。(それはそれで政党の持つ最大の自己保存機能として正しいのかも知れませんが。笑) ----- ☆あははは。そうかもしれませんね。(2005年09月07日 15時36分33秒)
かみぽこちゃんさん
ご説明ありがとうございました。 >僕のエントリーやコメントの一部だけ取って思いつきで書いたものに答える時間は無駄ですよということ。この後僕が答えたら、また思いつきのコメントを重ねるでしょうし。そういうやり取りは意味がない。 思いつきというか、わたしは事実だと思っていたので書いたのですが、事実誤認だったということですね。この部分はわかりました。 どうもわたしの疑問はいつも、エントリーの本筋とはずれてしまうことが多いような気がするので、 今後はコメントの流れを止めてしまわないよう、メール等で個人的に質問することにします。 ご丁寧な回答、ありがとうございました。 (2005年09月07日 17時00分09秒)
Boroniaさん
>かみぽこちゃんさん >思いつきというか、わたしは事実だと思っていたので書いたのですが、事実誤認だったということですね。この部分はわかりました。 ☆いえ、こちらこそ言葉足らずですみませんでした。事実誤認ということではないのです。ただ、先入観からくる思い込みだろうと感じられたことです。そういうところから話を進めると、話が宙を浮いてわけがわからなくなってしまうのは、この掲示板のいつものことというか何度も経験していることなのでね。通りすがりの人の書き込みならそれでも辛抱して議論にお付き合いしないといけないかもしれませんが、Boroniaさんだからそれはわかっていただけるだろうと。 あと、事実誤認というわけではないと書きましたが、決定前の予算獲得競争があるのは一般論として当然です。ただ、僕が強調したかったのは、自民党の政治においては、一度決定されるとその決定は政治的に重いということなのです。僕はその「決定後の重さ」を言っていたのに、Boroniaさんは決定前のことを言っていた。そこがかみ合わなかったということですね。(2005年09月07日 17時25分54秒)
☆つまり、改革を阻むものとして「政治家の予算獲得競争」があると一般的に言われますが、それが問題なしとはしませんが、それよりもむしろ「一度決まった計画を変更することが政治的にきわめて難しい」ことのほうがより重要なのだと思います。(2005年09月07日 17時31分06秒)
考えの違いはなんとなく理解が出来ました。郵政民営化を民主党が支持しない理由が解りません。国にも民にもいい事ずくめだと思っていたので・・ 否決またわ可決の場合、国民にとってどんなメリットやデメリットがあるんでしょうか?民営化されたら、今より平等でなくなるとゆう事なんですか?自民党、民主党にとっても損得があるんですか?改革の違い以外に・・ 質問が子供じみていてすみません。最近悩んでいるのでスッキリしたいです。(2005年09月10日 05時00分05秒)
くまさん
☆郵政民営化を全部語ろうとすると、それは明治維新の後に近代国家を建設しようとしたところから語らなければならないので、それはちょっとやめときます。(苦笑) 民主党がなんで反対するのかは、シンプルでして、民主党にとって重要な支持団体の1つが労組でして、そこには27万人と言われる郵政関連の公務員が属しているからです。民営化されると彼らの雇用が維持できない可能性がある。少なくとも公務員ではなくなるわけですから、一般の企業のようにリストラされる可能性が出てくるわけで、そういう労組に不利なことが決まることで選挙に影響が出るのを民主党は恐れるわけです。 民主党というのは、旧社民党や旧民社党出身のベテランを除いて、心情的には民営化賛成の議員も多いのです。僕のエントリーに書いたように、民主党は自民党より、より大きな改革を志向しているのですから。 ただ、改革的な考えを持つ民主党の若手・中堅の議員も、残念ながら選挙にはまだ弱いのです。改革的な考えを持つ若手ほど、知名度が低く選挙では労組に頼らなければならないという、矛盾した状況がありますね。 だから、僕は何度か書いたことがありますが、民主党の本音は、「郵政民営化は小泉さんがいる間に通して欲しい」ということだと。自分たちも心情的に民営化賛成だけど、自分たちではできそうもないから、小泉さんにやってほしいと。 だから、先の国会で民主党は郵政民営化に対案も出さず、ひたすら傍観者を決め込んでいたのですね。 (2005年09月10日 12時14分41秒)
くまさん
☆自民党についても、特定郵便局長会という、まあ地域の郵便局の局長さんの会が選挙での支援団体なんです。特定郵便局長会の問題点は、ネットででも調べてみてください。どこかに詳しく載ってると思いますから。 ただ、自民党の場合は小泉さんが総裁になってから、特定郵便局長会に頼らないで選挙ができる形にシフトしてしまってますから、彼らが反対するから自民党は郵政民営化ができないということは、ほぼなくなってます。反対派議員も今回追い出しちゃったわけですし。 まあしかし、民主党も自民党も結局選挙が怖いってのが、郵政民営化が揉める原因なんだってことは言えると思います。(2005年09月10日 12時21分52秒)
くまさん
☆あともう1つ、あれですよね。。。 >国にも民にもいい事ずくめだと思っていたので・・否決またわ可決の場合、国民にとってどんなメリットやデメリットがあるんでしょうか? ☆先に書いたように、郵政民営化を1から語ると大変なことになるので、(笑)簡単に1つだけ言います。 可決の場合は「国や民にいいことづくめ」という、くまさんの理解そのままでいいと思いますよ。 問題は否決の場合。郵貯のお金が国債購入に流れる。また財投債購入を通じて特殊法人などに流れる。結果として無駄な公共事業等が続く。天下り役人の退職金に流れる。。。果ては今回反対派とされている政治家に金が流れる。(苦笑)等々、現在日本の問題とされている点が全てそのまま残るということです。 郵政民営化ってのはその日本の問題とされているお金の流れを根本からシャットアウトするという意味です。だから、改革の本丸であり、改革の第一歩なのです。 法案そのものに問題があると言われますが、まず民営化の第一歩を踏み出すことには大きな意義があるでしょう。ここで法案そのものが廃案になったら、なかなか2度とこんな大きな改革に取り組む政治的エネルギーは出てこないでしょうしね。 (2005年09月10日 12時31分47秒)
はじめまして。
小泉自民党と民主党の路線の違いについて、もっと端的に言うと、 ……「ソフトランディング」の小泉自民党 ……「ハードランディング」の民主党 ですね。この言葉が金融機関の不良債権処理をめぐって俎上にのぼって以来、 私は小泉・竹中路線と民主党の主張にも、この言葉を当てはめてウォッチしてきました。 前回の総選挙で、北川氏の「マニフェスト選挙」の説明を聞いて、私はこれが、 ナシオン主権でもなくプープル主権でもない、第3の主権原理と見取りました。 イギリス政治学では、国民主権原理・代表制原理との関係でどう捉えられているのでしょうか? ナシオン主権/プープル主権の分類は、これ自体フランス政治学によるものですが。 国民(有権者)と議員との関係を、ナシオン主権の概念では「自由委任」とし、 プープル主権の概念では「命令委任」としています(少なくとも、そう捉えたほうが親和性が高い)。 しかし、「マニフェスト選挙」ではこの関係が全く異なります。私はこう見取りました。 貸借関係です。貸主(政党)は物件(マニフェスト)を提示する。それに承諾した借主(有権者)が 貸主と貸借契約を結ぶ(その政党へ投票する)。契約満了期日(選挙)になると、 借主は、それまでの契約関係に充足すれば貸借契約の更新をする。不満であれば、他の物件 (他の政党のマニフェスト)を比較検討し、新たな貸主(別の政党)との貸借契約を結ぶ。 つまり、何かを委託する「委任」という主従関係ではなく、 両者がより対等で緊張感のある契約関係です。どんなもんでしょうか。(2005年09月10日 17時44分26秒)
じゅあん蜂さん
☆どうもはじめまして。 >貸借関係です。貸主(政党)は物件(マニフェスト)を提示する。それに承諾した借主(有権者)が >貸主と貸借契約を結ぶ(その政党へ投票する)。契約満了期日(選挙)になると、 >借主は、それまでの契約関係に充足すれば貸借契約の更新をする。不満であれば、他の物件 >(他の政党のマニフェスト)を比較検討し、新たな貸主(別の政党)との貸借契約を結ぶ。 > >つまり、何かを委託する「委任」という主従関係ではなく、 >両者がより対等で緊張感のある契約関係です。どんなもんでしょうか。 ----- ☆これは難しいですよね。なぜなら、まず英国はそもそも「国民主権」ではなく、「女王主権」なので。(苦笑)国民主権を前提に議会と国民の関係を考えるとおっしゃる通りなのですが、女王主権で議会に政治を委任していると考えるとわけがわからなくなってしまいます。 ただ、この「議会と国民の関係におけるマニフェスト選挙」を考えると、日本ではそれを実行するには問題がありますね。それは、日本が二大政党制ではなく、複数政党による連立で政権が運営されることです。個別の政党がマニフェストを有権者に提示して選挙を行っても、連立政権の政策協議で必ずそれは破られる。政権維持には妥協が必要だからです。 公明党などはそれでも「マニフェストの何%実現」とアピールするのでしょうが、政権に入りながら実現できるものとできないもんがあることが、マニフェスト選挙の想定する契約関係の観点からどうなのか、私は疑問に思います。 ちなみにマニフェストってのはほぼ英国だけでやっているもので、他の欧州諸国ではやってません。マニフェストをやればばら色ではない。日本の政治にはどういうやり方がいいのか、もっと議論が必要ですよね。(2005年09月10日 18時39分20秒)
本当にスッキリしました。ありがとうございます。質問内容が結構恥ずかしかったので、勇気を出して良かったです。民主党が反対する本当の理由には、がっかりしてしまいました。パソコンも政治も初心者なので、もっと勉強しようと思いました。これからもお世話になります。よろしくお願いします。(2005年09月10日 18時51分21秒)
くまさん
>本当にスッキリしました。ありがとうございます。質問内容が結構恥ずかしかったので、勇気を出して良かったです。民主党が反対する本当の理由には、がっかりしてしまいました。パソコンも政治も初心者なので、もっと勉強しようと思いました。これからもお世話になります。よろしくお願いします。 ----- ☆こちらこそよろしくお願いします。僕も生身の人間というか、時々脱線したコメントをするときがありますが、(苦笑)できるだけちゃんとお答えしたいと思ってますので、なんでもどうぞご遠慮なく。 あと、民主党の反対する理由に失望かと思いますが、これは永遠に民主党がダメという理由ではありません。私が今の民主党に言いたいことは、とにかく力をつけなさいよと。1人1人の議員が実績を積んで知名度を上げて、労組に頼らなくても選挙ができるようになるまでがんばりなさいよということなのです。 かつて民主党はトニー・ブレアに「民主党が日本の文化に根付くまでがんばれ。そうすれば政権が取れる」とエールを送られたことがあります。まだまだ時間がかかるということなのですが、民主党に今政権を取る力はなくても、民主党に未来がないわけではないので、地道な努力を1人1人の議員・スタッフが続けてほしいと私は思っています。(2005年09月10日 19時16分03秒)
家の母が民主党に投票したみたいなんですが、理由を聞いたところ、「政権は自民党になるのは分かっているから。政権が変わったら面白いじゃない。自民党は米国の言いなりだし。憲法も変わるかもしれない。野党が政権を取ったら世の中が変わるかもよ。野党をふやさないと国会で自民党に色々言えないしね。」と言っていました。よく意味が分かりません。言ってることは間違ってないんでしょうか?この考えでは、国民の立場はよくならないのでは?変な質問ですみません。(2005年09月11日 23時39分51秒)
くまさん
☆いや、お母さんのおっしゃること、ポイントは得てますよ。 >「政権が変わったら面白いじゃない。」 ☆確かに。 >「自民党は米国の言いなりだし。」 ☆その通りですよね。 >「憲法も変わるかもしれない。」 ☆まあ、それは自民でもいっしょですが、民主も憲法改正は賛成の人が多いしね。 >「野党が政権を取ったら世の中が変わるかもよ。野党をふやさないと国会で自民党に色々言えないしね。」 ☆ほんとにそうだと思いますよ。その現実はこれから次第に明らかになると思いますが。 >言ってることは間違ってないんでしょうか?この考えでは、国民の立場はよくならないのでは? ☆言ってることは間違いではありません。ただ、今回の選挙でそう考える人は少なかったようですが。このお母さんなどの自然な庶民の目線ってね、専門家がゴタゴタ難しいことをいうより本質をついてることが結構あるんですよ。 政治ってのは自分の周りにある日常と実はそんなに変わらなかったりします。難しいと思うより、自分自身の感性で政治を考えてみてください。 (2005年09月12日 00時24分01秒)
本当にその通りですね。今回はと考えた私と、トータルで考えた母との考えの違いですね。なんとなく分かっていたんですが、かみぽこちゃんさんに納得させてもらいたかったんです。周りの意見は極端に偏っているので・・いつも言い争いになります。(2005年09月12日 17時01分00秒)
くまさん
>本当にその通りですね。今回はと考えた私と、トータルで考えた母との考えの違いですね。なんとなく分かっていたんですが、かみぽこちゃんさんに納得させてもらいたかったんです。周りの意見は極端に偏っているので・・いつも言い争いになります。 ----- ☆あはは。そういうのありますよね。うちの一族郎党にも共産主義みたいなこという人とか、右翼そのものの人とかいろいろいますよ。(笑)僕?ぼくは一番真ん中で普通です。(苦笑)そんなもんです。 (2005年09月12日 17時46分32秒)
☆どうも。
いや、「悪文は死ね」ってトラックバックが着てるから、僕の文章のことかと思って、ううううう、こわいいいい。。。。とか思いながら、そ〜っとそちらのHPをクリックしてしまいましたよ。(苦笑) 実は気が小さいんですから、私。。。 「政治をわかりやすく解説していて」っとご紹介いただき、ありがとうございます。(2005年11月17日 06時26分32秒)
まさみさん
>民主労も嫌いだけど >今の自民党もおかしい国民が無視されr手入る ----- ☆うん。まあそれは人それぞれ、いろいろお考えがあると思います。(2006年02月23日 07時33分19秒) ■トラックバック(5)
あ、選挙カーは最近そんなにうるさくないですが、 テレビの討論はどの時間帯でもやってそうで嫌んなってます。 公平に仕切れる司会が少なすぎるのか、日本には…。 せめて、聞きやすくだけして欲しい。 何人同時に話しているやら。そうでなければ、 誰かが一方的にずー...(2005年09月10日 01時01分41秒)
衆院解散から今日までいろいろとネットをのぞいてきたんですが、今回の選挙がいまま...(2005年09月15日 14時47分21秒)
だそうで。
それよりも、旧反対派殿の激しい転向ぶり、「やっぱりみんながそぉいうから僕もぉ〜」ノリっぽい空気を感じるのにドン引きしてます。政治ってそういうもんですか。つうか、あの社会に流れる通底音みたいなのがそうなのかな?和をもって尊いので排除が恐い、み...(2005年10月12日 19時23分03秒)
早稲田とかの評論文を読んでていつも思っていた、こいつらは何のためにこんな悪文を書くのかと。小説とかと違って何かを批評する評論文なんだから伝えたい事は一義なはず。それなのに意味のわからない単語やら素晴らしく不思議な論理展開で読んでる物を迷路に迷い込ませる...(2005年11月17日 06時18分33秒)
http://ameblo.jp/zainichikaere/entry-10157823922.html http://ameblo.jp/zainichikaere/entry-10157826569.html http://ameblo.jp/zainichikaere/entry-10157827465.html http://ameblo.jp/zainichikaere/entry-10157829549.html http://ameblo.jp/zainichikaere...(2008年10月29日 21時27分31秒)
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