かみぽこぽこ。

さて、先週今週とサッカーでは、
W杯予選など国際Aマッチが行われたということで、
久しぶりにいってみましょう。

「ふっとぼ～る　いず　かみんぐ　ほ～む」

ふっとぼ～る　いず　かみん　ほ～む♪
いっつ　か～みん　ほ～む♪
いっつ　か～みん　ほ～む♪
いっつ　か～みん♪

うううううううううう（涙）

いきなりですが、
我がイングランド代表様様が
北アイルランドに１－０で
負けてしまいました。

うううううううううう（涙）

あまりのことに今日はあの、

「でいびっど・かみぽこ」さんが

家に引きこもってしまいましたので
代理で普通のかみぽこが
書きたいと思います。（苦笑）

マイケル・オーウェン（ニューカッスル）
ウェイン・ルーニー（マンチェスター･ユナイテッド）
スティーブン・ジェラード（リバプール）
ディビッド・ベッカム（レアル･マドリード）
フランク･ランパード（チェルシー）
ショーン・ライト＝フィリップス（チェルシー）

これ、イングランドの攻撃陣の先発。
豪華なラインナップだねえ。

これで途中から
ジョー・コール（チェルシー）とか
出てくるわけだから
いやあ、豪華だ。（苦笑）

でも、豪華なんだけど
なんかあかんのだよねえ。。。

この夏以降、
●１－４デンマーク（親善試合）
○１－０ウェールズ（W杯予選）
●０－１北アイルランド（W杯予選）。

調子が出ませんな。。。

なんでなんだろうね。
春頃までの怒涛の攻撃が
すっかり見られなくなってしまった。

この北アイルランド戦もね、
相手がすっかり引いてしまったのは
あるんだけど、
イングランドがボールキープしてもね、
持ちすぎというかね、
キープしたままパスする相手を探して
モタモタするシーンばっかだった。

どっかの代表みたいだね。（苦笑）

しかし、これまでは
いくら相手が引いていようと、
すばやいショートパスと
ダイナミックなサイドチェンジで
相手を圧倒してきたではないか。

チームとしてはほぼメンバーが固まり
成熟の段階にあるし、
昨年度はリバプールやチェルシーが
チャンピオンズリーグで活躍して、
代表メンバーも厳しい戦いの中で
いい経験を積み重ねて
いよいよ名実ともに
W杯優勝を狙うチームに。。。

だったはずだと思うんだけどなあ。（苦笑）

あまりの惨敗に怒りを通り越して
ぼ～っと黄昏ながら
いろいろ考えてしまいましたよ。

考えた挙句ね、
１つ思いついたんだけど、
このモタモタの原因って、
メンバーがみんな「偉いさん」に
なってしまったってことだろうねと。

イングランド代表ってのは
2002年W杯の頃は
攻撃はベッカムのクロスにFKと
オーウェンのスピードだけで、
他はフォア･ザ･チームに
徹するチームプレーヤが揃った
チームだった。

それが、徐々に若手が出てきて、
攻撃の幅が広がり、
EURO2004ではまだまだ
若さからの脆さも顔を出していたけど、
2006年W杯予選に入ってからは、
磐石な強さを見せ始めていた。

そして、昨年の
チャンピオンズリーグでの
イングランド勢の活躍を通して
ジェラードやランパードや
ジョー･コールが
すっかりこの1年でサッカー界の
ビッグネームに台頭してきたわけだ。

ところが、選手個人個人が
一流プレーヤーに成長したことが、
今のところ代表としては
マイナスに出ている印象だ。

プレーに

「俺が、俺が、俺が決めてやる！」

みたいな部分が
強く出すぎているような
気がするからだ。

今までであれば
ショートパスをつなぐところを
少しドリブルしたりして
ボールを持ちすぎになって
パスが流れるように
つながらなくなっているような
気がする。

また、以前であれば
ボールはベッカムを経由して
攻撃に移ることが多く、
後のメンバーはベッカムに連動して
動くというチームプレーに徹していた。

そのある意味単純だけど、
チームとしてのやることが
決まっていた部分があって、
チーム全体の動きに統一感があったけど、
今は右から左から攻めているけど
どこかバラバラな感を隠せない。

見てるほうもね、
ランパードがボールを持ったら

「ミドルを打て！」

と思ったり、
ジョー･コールがボールを持ったら

「ドリブルで中に切れ込め！」

と期待したり
してしまうんだよね。

サポーターさえも思わず
選手個人の力で相手を圧倒することを
願ってしまうほど、
選手個人の個性が強くなりすぎて
チームとしては崩れてしまってるんだろうね。

よくレアル･マドリーとか
野球の巨人でもいいけど、（苦笑）
大物を揃えるとチームとして
まとまるのが大変という話があるけど、
イングランド代表はメンバーは
同じなんだけど、そのメンバーが
みんないつのまにか
「偉いさん」になってしまったから、
チームとしてまとまるのが
前より大変になってるんだろうね。

エリクソン監督やベッカム主将は
その辺のチームの変化って
気づいてるんだろうかね。

メンバーが同じだから
気づきにくいってことも
あるだろうからねえ。

例えメンバーが同じでも、
監督が試合に当たって
メンバーに与える指示も
違ったものにならないといけないし、

主将のリーダーシップの取り方も
前とは変えていかないと
いけないんだと思う。

もっとも、
「個の力」が強くなったイングランドは
チームとしてまとまりさえすれば
以前より更に強力なチームになる
可能性が高い。

今はその産みの苦しみって
ところなんだろうとは思う。