5696715 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2005年09月22日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、まりりんの結婚式も無事終わり、
近くのパブに移動しての披露宴となった。

式は午後1時くらいに終わっていたのだが、
そこからブリティッシュスタイルというか、

「はい、それでは披露宴の会場に移動して、
はい、披露宴を始めて。。。」

というような、日本的な
テキパキとした段取りはなく、
なかなか始まらないまま
だらだらだらだらと
時が経っていった。。。

お店のウェイターやウェートレスも
だらだらとお皿を並べていて、
ようやく始まったのが午後3時くらいだった。

私自身は、こういうのんびりした
段取りのないブリティッシュスタイルは
大好きであって、
普段周りの日本人にも
あんまり文句を言わずにおおらかに構えて
このスタイルにどっぷりつかりなさいと
言ってきたわけで、
それはそれでいい感じであった。

披露宴は、
スッチー君の親族や友達が次々に
いかにもブリティッシュスタイルな
(こればっかり?=苦笑)
ボケたユーモアのスピーチをして
笑いが絶えなかった。

ワインを少々いただいて
いい気分になっていると、
スッチー君が私とH君のいる席に来た。

「披露宴でも1曲歌ってくれるか?」

(なになに、もう1回歌わしてくれるの?
うひょひょ)

と瞬間的に内心思ったが、(苦笑)
「生命」以外練習してなかったので、
歌う曲がない。。。

「どないしょ?」
とH君に聞いたら、

「かみぽこさんが歌える曲、
何でもいいですよ。」
とサラッと一言。

おお~、さすが頼もしい。(笑)

私はちょっと考えて

「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)で
いこうか?」

と言った。
日本の曲で、多くの人が知っている
可能性があるといえば
これしかないからだ。

「いいですね」
H君はギターを取り出した。

「ちょっと始まりを歌ってもらえます?」

「こうか?
う~え~をむ~いて~♪
あ~るこ~おお~♪」

チャラン♪ チャラン♪ チャララン♪

「うん、コードわかりました。
じゃあ、やりましょうか」

H君がクールに言う。(笑)

ということで、
会場の中心に立って、
「SUKIYAKI」を
歌うことになった。

最初にちょっと私がスピーチした。

「え~、みなさんの爆笑スピーチ
ありがとうございました。(笑)

まりりんとスッチーには
みなさんのような
明るい家庭を築いてもらわないと
いけません。

だから、明るい曲を歌います。
最も有名な日本の曲です。

『SUKIYAKI』」

H君の伴奏に乗って、
ちょっとジャスみたいに
崩して歌わしてもらった。(苦笑)

再び場内の拍手喝采。(笑)

これはね。
意外にいい選曲だった。

披露宴が終わった後、
おじいちゃんやおばあちゃんが
寄ってきたんだよね。

「これは60年代だよ」
「私らの年代の曲だね」

うれしそうにそう言った。

そうか。40年前というと、
このおじいちゃんやおばあちゃんは
20-30代の頃だね。

リアル・タイムで聴いた
青春の曲なんだね。

それにしても「SUKIYAKI」って
日本の曲だというのに、
こんな英国の田舎の
おじいちゃんやおばあちゃんが
「私らの年代の曲」
って思ってるってことが
単純にすごいと思ったね。

そして披露宴も無事終了したのだが、
それで全てが終わったわけではなかった。

パブの広い庭に場所を移して、
まだまだ宴はのんびりと続く。。。(苦笑)

そして、H君のギターの絶妙な演奏が
受けに受けたこともあって、
引っ張りだこになってしまったのだ。

H君はビートルズを何曲も
連続で演奏。。。(笑)

私?私は適当に誰かと話して
逃げてたけど。。。(苦笑)

それでも途中で
ギターが回ってきたので仕方なく

「長い夜」とか「この世で君が一番好き」

とかやって、
みんな歌詞もわからないのに
適当に受けてくれた。(苦笑)

「この世で君が一番好き」は
まりりんさんが最後に
「生命」とどちらを選ぼうか
迷った曲だったそうだ。

そういう話を聞いたので、
じゃあってことで
まりりんさんの前で歌った。

午後8時頃。。。。

辺りも暗くなってきて、
ようやく再びパブに移動しようか
という雰囲気になってきて、
ここで我々は帰ることにした。

まりりんさんとスッチー君に、
ロンドンでまた食事でもしようと
約束して、帰途についた。
ここからが、

「かみぽこカー史上最大の作戦」

の始まりである。(苦笑)

森の中の道を進む。。。

灯りなど全くない田舎道なわけで、
全然周囲は見えないし、
対向車が来ると
そのライトが目に直撃して
一瞬何も見えなくなったりする。

その上、この道に慣れた地元の人が
運転していると思われる車が
後ろから猛スピードで来て、
煽ってくる。。。

「そんなの無視したらいいですよ」

とH君は言うものの
車間距離ゼロくらいまで近寄ってきて、
イライラしてるのがバックミラーに
映ってるのよね。(苦笑)

(ううううう、こわいいい)

と、実は気が小さい私には
大変な時間であった。

ようやく後ろの車が左折して、
ホッとしたと思ったら、
だんだんだんだん周囲の森が
深くなっている。。。

「道を間違えたみたいですね。」

H君がクールに言う。

私は、あわわわっと慌てて
車をUターンさせて引き返した。(苦笑)

なんとか正しい道に戻ったが、
その間、約30分時間をロスした。
森の中から抜けて、
広い一般道に入ったが、
やはり灯りはなく
ストーンヘンジは全く見えない。

「ストーンヘンジまんじゅう」

とか冗談も言ってられなかった。(苦笑)

それでも午後10時前には
なんとか高速道路のM3に入り、
30分くらいすれば
サービスエリアで休憩できると思った。

それで30分くらい休憩して、
午前0時頃、まだ地下鉄がある時間に
H君をロンドンに送れるかなと
いう感じだった。

ところが。。。

すごい渋滞してるのだ。
日曜の夜だし、
工事はしてないだろうし、
どうやら事故らしい。

とほほ。。。(涙)

のろのろと進んでいると、
少しずつ睡魔に襲われ始めた。
さすがの私も
疲れが出てきたのか。

と、ふと横を見るとH君が、

爆睡している。。。(苦笑)

まあ仕方ないよな。
12時間かけて日本から飛んできて、
時差ぼけを感じる間もなく
4時間も車に乗って
ギターの大パフォーマンスだもんな。

お疲れさん。(笑)

サービスエリアにようやく入れたのは
午後11時30分。

どっと疲れが出たが、
実はまだ帰り道の
3分の1にもなっていない。
さすがに気が遠くなってきた。。。

30分ほど休んで出発。
既に午前0時を回っていた。

「もう地下鉄、ないな」
H君にそう聞くと、

「ああ、いいですよ。
明日午後4時に
ニース行きの飛行機に
チェックインですから」
と、あんまり気にしてない様子。

まあ、国際関係論を学んだビジネスマンというより
本業はジョン・レノン教徒のロッカーだから、
地下鉄がないくらい、気にならんよな。(苦笑)

午前1時。
H君のホテルの近く、
ユーストン駅前に
ようやく到着した。。。。

「どうもありがとうございました」
「こちらこそ。お疲れさんだったね。
明日から仕事頑張って」
「かみぽこさん、日本に帰国したら
連絡下さい」
「ああ、一杯やろう」
「お気をつけて」

そんな会話をして
H君と別れた。

思えば歳が10歳違う
元体育会系で商社の国内営業だった私と
元ミュージシャンのH君。

本来であれば
全く接点のないだろう私たちが
日本からすれば地の果てのような
英国の小さな田舎町の
古ぼけた教会での結婚式で
ギターの弾き語りをするなんて、
人生とは不思議なもんである。

さて、まだまだ続くよ
「かみぽこカー史上最大の作戦」(苦笑)

ロンドンからUターンして
高速道路M40に入って
おらが街へ向かう。

しかし、もはや睡魔に勝つことは
不可能になってきた。。。

2秒くらい意識が切れて、
隣の車線にはみ出すことが続いた。
日曜の夜中で他の車が
全くいなかったのが
幸いだったが。

最初のサービスエリアに
なんとかたどり着いて
まずコーヒーを飲んで、
続けてレッドブルという
栄養ドリンクを飲む。

それでも回復できないので、
車の中で仮眠することにした。

はっ。。。。

気がついて時計を見る。
午前4時になっていた。
ちょっと30分くらい仮眠のつもりが
2時間以上寝ていた。

それでも多少すっきりした感じがしたので、
運転を再開した。

ところが、今度はものすごい霧が出てきていて、
視界が真っ白になってしまった。
3メートル先くらいしか見えない。

これはまじでやばい。。。

三途の川の中を渡るってこういうことかと
少しわかったような気分になった。(苦笑)
しかし、

「まりりんの結婚式の日に
死ぬわけにはいかない」

という、妙な使命感があった。
こういうときに私の集中力が高まるのは
皆さんご存知の通り。(苦笑)

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
どりゃあああああああああああああああっ

という、毎度お約束のフレーズとともに、
午前5時、ようやく我が家に到着した。

披露宴の会場を出て実に8時間後。。。

ああ、疲れた。
まあ、なんとか生きて帰れました。

皆様、これからもかみぽこを
よろしくお願い致します。(苦笑)

それでは、また。

kamipokocar
かみぽこカー

ギター
かみぽこギター





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年09月22日 07時02分06秒



© Rakuten Group, Inc.