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2005年12月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
突然ですが、私、

日本に帰っていました。(笑)

いや、いつの時期に帰っていたのかは
一応秘密なのだけれども、
今年のどこかの時期に
確かに日本に帰ってました。

うひょひょ。。。

あんまりいい加減なことを言うと、
また怒られてしまうので、(苦笑)
真面目に言えば、
私自身は別に全てオープンにやってるので、
(やりすぎて時に抗議されるくらいで。。。=苦笑)
日本に帰ったときはこれまでなら

「帰ってきました!
うひょひょ。。。」

って、ブログ上でどーんっ!と出して

「今日はとんかつ食った!」
「今日は焼き肉食った!!」

って、毎日大騒ぎするのだが、
今回はね、帰国した目的が
自分の博士論文に関して
政治家と官僚・官僚OBへ
インタビューすることだったから、
うちのアクセス数からしたら
あんまり大騒ぎしたら
いろんな人たちに迷惑かけるかもしれんし、
そういうことはいかんと思って、
静かにしていた。

まあ、インタビューから数ヶ月たって、
そろそろ少しくらい書き残してもいいかなと思ったのでね。

いつの時期にインタビューをやっていたかは、
繰り返すけどご想像に任せるが、
合計21人インタビューすることができた。

その中には、政治に興味のある方なら
誰でも知っている著名な方も含まれているし、

「世界中からインタビューの依頼が来ていたが
全部断ってきた。今回は特別に受けます。」

という方もいた。
どうしてその人が今回特別に
私のインタビューを受けてくれたかは
後で書くとして
まあ、21人で合計22時間くらいの
インタビュー記録は、
たとえ論文にしなくても
それだけで相当に貴重な記録だと
思ってはいる。

最初に書かなければならないことは、
どうして私がこんなにいろんな人に
会えたかということなのだけど、
それはすべて人からの紹介だった。

自力でアポイントを取ろうとした時は、
全て無視されて失敗した。
ところが、その同じ人に
紹介を受けて再度アプローチした時には
あっさりインタビューを受けてもらえた。

世の中そんなもんだよな、と思った。。。(苦笑)

しかし、逆に言えば「そんな世の中」で、
紹介、紹介また紹介を受けることによって、
21人ものキーパーソンの話が聞けたというのは、
極めて幸運だったと思う。

まあ、単なる幸運であって、
そこには私の努力は何もないのだけれども。
別に私が何かを仕掛けたわけではないから。

最初このインタビューは
衆院選候補者公募合格以来の
お付き合いである国会議員の事務所から
いろんな議員さんに
電話していただくことから
スタートした。

この付き合いについては
「留学回想録」に書いているので
ここでは書かないけど、
まあ、元々ある付き合いであって、
このインタビューのために
どうこうしたものではない。

しかし、ここで紹介してもらった
ある社会党出身の議員さんには
ちょっと驚かされた。

この議員さんは、
私自身がぜひとも会いたかったと
いうわけではなかったのだが、
90年代のいわゆる改革のための
与党プロジェクトチームに
メンバーに名前があったので、
会えるなら会ってみよう
程度の気持ちだった。

ところが、いざ会ってみると
この議員さん自身が
私が研究対象とする分野に
予想以上に詳しく、
別の言葉で言えば
改革を進めていく過程に
私が思っていた以上に
深く関与していたということが
わかって驚いた。

そして、それ以上に驚いたのは、
インタビューの後にこの議員さんが
いろんな「自民党」の大物議員と
大物官僚OBを次々と紹介してくれたことだ。

中でも大物官僚OBの方の一人。
先ほど書いた、

「「世界中からインタビューの依頼が来ていたが
全部断ってきた。今回は特別に受けます。」

の人なのだけれども、
これって正確には
「今回は」と「特別に」の間に

「○○さん(紹介してくれた議員さんのこと)の紹介だから」

という言葉が入ってたんだよね。
その理由を詳しく聞くと、

「昔、予算折衝で一緒に徹夜で
ゴリゴリやったから。
○○議員さんの頼みは
断れないですから。」

ということだった。

90年代っていうのは、
官僚が激しくバッシングを受けた時で、
事務次官を目指していたような方が、
何人も役所を退官せざるを得なくなった。

そういう方は、
その時代にあったことを

「墓場まで持っていく」

と言って、インタビューなど
一切お断りって方が多い。

お会いできた官僚OBの方は、
そんな方の1人だったのだけど、
元々は大物官僚にありがちな
豪快な方というか、
実際に会ってみると、
こっちが質問しないでも
ほとんど1人で2時間くらい
大演説をしてくれた。。。(笑)

次に印象的だったのは、
すでに引退した元社会党の大物に
会ったとき。
この方も会うまでは、
どこまで詳しく話が聞けるのか
相当に疑問だった。ところが、

「ああ、あの△△と□□(有名な大物官僚)は
大学の後輩だからね」

と、さらりと言った。
それから、いろんな話が
出てくる出てくる。。。

これにも正直、面食らった。

一般的にね、社会党ってのは万年野党で
政策過程から疎外されてたって言われてるし、
だから90年代の特に自社さ政権の時には、
官僚と関係が薄い社会党の議員が
プロジェクトチームとかに起用されたと
言われるけど、それは違ってるなと思った。

55年体制ってのは、
例えば英国のような
労働党と保守党で支持する階級が
はっきり分かれてるってこととは違ってて、
同じ東京大学卒業のエリートが
右と左に分かれてうまくやってたって
ことなんだなと実感した。

まあ、あとこのインタビューでお世話になったのは、
たまたま今年の春、うちの学校に客員教授で来ていた
日本の大学の先生。

私はこの方を、キャンパスで偶然見かけたんだよね。
以前はよくTVに出てる方だったので、
顔を知っていたのだけども、

「よく似た中国人がいるなあ。。。」

と思っていた。
ところが、2回も見かけたので
これは本人だと思って
うちの学部のウェブサイトを見ると、
どうもほんとに客員で来ているらしいと。

それで、私はメールを送ってみたわけだ。

「なにか、生活とかお困りになってることは
ございませんか?」

と、いつもの調子でね。(苦笑)

偉い先生だから、
返事など期待してなかったのだが、
意外にも、すぐ返事が来た。

「部屋のインターネットの接続、
どうやったらいいんでしょうか?」

ああ、そうですかってことで
すぐに先生の研究室に行ってみた。
そしたら、LANの線に
電話線をつなげていた。(笑)
そりゃ、インターネットつながらないわけだ。

そこで、先生と一緒に学校の売店で
LANケーブルを買ってネットに接続して、
その後、2-3回酒を飲んだりした。

そのうち、先生のほうから、

「君の研究を見てあげる」

と、言ってくださったので、
先生の研究室で指導を受けた。その時、

「日本でインタビューをやるのなら、
何人か紹介しましょう。」

ということで、
自民党の大物議員や
現職官僚の方を紹介してくれた。

自分の学生でもない私のために、
そこまでしてもらって
本当にありがたかった。

紹介してもらった官僚の方は、
大学講師として出向した経験のある方で、
アカデミックなことに理解があり、
現職官僚の方を多数紹介してくれた。

自民党の大物議員の方は、
実は私がこれまで「かみぽこ政治学」で
何度も書いてきた人だったけれども、(苦笑)
政治的にはともかく、
人間的には非常に立派な方で
正直感服した。

やっぱり一流の人ってのは
立ち振る舞いがしっかりしてるなと。

普通ね、こういうインタビューを受けてくれる
官僚や政治家っていうのは、大体

「あれはね、全部僕がやったんだよ」

と言う人が多い。(苦笑)
もう、ほんとのこと言ってね、

「全日本『俺が全部やった』選手権大会」

なわけだ。(笑)
だから、誰がほんとにキーマンだったかを
分析するのがこれから大変な作業なわけだが、(苦笑)
この大物議員さんは違っていた。

わからないことはわからないと言うし、
自分がやったとは言わない。

いや、立派な方だった。
この大物議員さんの今後に幸あれ、
と心から願います。(苦笑)

ということで、
私の努力はほとんどないのだけれど、
幸運に次ぐ幸運によって、
インタビューができたということです。

まあ、長々と書いてきたけど、
あの議員とかこの官僚とか、
個人を特定しないように書くのって
ほんとに難しいね。。。(苦笑)

推測できるところもあるのだろうけど、
まあ、そのへんはどうぞお許しを。

いずれにせよ、間違いなく貴重な資料となる
インタビューができて、
ご協力いただいた方々には
本当に感謝しています。

それでは、またね。





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最終更新日  2005年12月09日 17時31分07秒



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