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2006年03月15日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は私に書いてほしいという
リクエストがいくつも来た

「皇室典範改正問題」

について書こうと思うのだけど、
実はあんまり気乗りしない。

多分、皆様の期待には
全く添えないものになると思うから。

一応私はこの「かみぽこ政治学」では
政局分析を最も売りにしているんで、
(本業の私が研究していることは
全く別ですが。。。=苦笑)
それを期待しているんだろうけど、
残念ながらこの「皇室典範改正問題」に
政局はありません。

この問題ってのはね、
まあ小泉内閣になってから
浮上した政治課題だった。
(それまで水面下では
ずっといろんな人が
考えてたんだろうけどね)

それで最初に小泉内閣が発足した際、

「こんな問題があります」

ってことで、
役人さんとかいろんな人たちが
小泉首相の所に来て
ブリーフィングをやってね、
そのなかにこの問題も
入ってたんだろうけど
小泉さんの指示ってのは
多分いつも通りの
至ってシンプルなものだったと思う。

「男が生まれないんだから女だろう。
よく議論してくれ。」

それだけだったと思うよ。(笑)
小泉首相ってそういう人だから。

まあ、あれから約5年。
「皇室典範改正」については
審議会の答申も提出されて、
いよいよ本格的な国会審議も
始まろうかという段階に来たわけだ。

確かにこの段階になると
いろんな政局的な思惑で動く人が
出てくるのは事実だろうね。

しかし、秋篠宮妃の紀子様が
ご懐妊がわかるやいなや、

「あっ、じゃあちょっと待とう。
男の子が産まれるかもしれないから。」

と、あっさりその動きが
ストップするくらいだから
小泉首相も周りの政治家も
たいして難しく
考えてなかったんだと思うよ。(苦笑)

ましてや、この問題を
中国の陰謀とかアメリカの陰謀とか
言ってる人がいるけど
馬鹿馬鹿しい限りだ。(苦笑)

何でも外国の陰謀にすりゃ
いいってもんじゃない。

私は確かに政局が好きだけれども
何にもないところから
勝手に話を作ったりしないからね。

そりゃ、最後の結論の部分はね、
みんながあっと思うような
楽しい方向にもって行くことは
よくありますよ。(笑)

ブログだしね。
頭の体操なんだから
おもしろおかしいことが
大事だからね。

でも、その結論については
必ずその根拠というかね、
誰でもちょっと調べれば
わかるような状況証拠を
必ずつけて説明しているつもり。

だからこそ私の政局分析は
これまでそれなりの説得力を
持ってこれたと思うしね。

でも、「皇室典範改正問題」は
政局として論じようとしても
その根拠になるようなもの
探してもなんにもないもん。(苦笑)

だから、うちのブログでは
残念ながらやれません。

そもそもこの問題は
政局には絶対にしてはいけない
大事な問題です。

まあ、しかし
秋篠宮家に男児が誕生すれば
それで全て終わりという
わけにもいかない。
本質的な問題は
何も解決しないまま
先送りされるだけだからね。

「皇室典範改正問題」

ってのは突き詰めると

「万世一系の天皇家で
一人もいない女系天皇を
認めるかどうか」

が問題であると理解している。

「女性天皇」ではなく、
「女系天皇」である。

「女性天皇」というのは、
文字通り「女性の天皇」であって、
中学校の歴史教科書にすでに
推古天皇とか持統天皇とか出てくるし、
過去存在していたことは
義務教育を受ける日本人なら
大体誰でも知っているよね。

ただ、「女系天皇」は過去いない。

「女系天皇」とは、
母方が天皇の血を引く天皇である。

簡単に言えば、
愛子様が天皇になるとすると、
「男系の女性天皇」である。
次に、愛子天皇に男児が誕生し
天皇に即位すると
「女系天皇」が誕生することになる。

繰り返すが、この女系天皇
2600年以上の歴史を持つ
万世一系の天皇家に
過去1人もいないんだそうだ。。。

まあ、これについてはね

「皇室の伝統を守れ」

という人がいるかと思えば、

「海外には女系の王室が
たくさんあるではないか」
「女系はダメというのは
時代錯誤」

という人がいて、

「海外の王室と
万世一系の天皇家を
一緒にするな」
「日本の皇室は世界で唯一
『エンペラー』を名乗っていて
他の王室とは格が違う」

などと言い返す人がいて、
まあいろいろなのだけれども
私はね、これについては
まあ勉強不足だろうし、
ここでは自分の考えは
明らかにしないでおきます。

歴史がどうの伝統がどうの
という話になってくると
思いつきで何かを言っても
しょうがないからね。

ただ、今日はね
私が英国にいながら
この問題について思ったことを
1つだけ述べてみたいと思う。

多分、この視点で書かれたものは
他にはないと思うので。
えー、まあ少数意見だと思うけど
あんまりイジメないでね。(苦笑)

アサダマちゃんエントリーの時は
どんなに私が言ったことが
至極まっとうな正論であっても
少数意見だからダメ、
と断罪してくださる
すばらしい方が
いらっしゃったから。。。

うひょひょ。。。

結論から先に言うとね、
私は女系天皇に対して
反対でも賛成でもないけど、ただ

「日本では女系天皇制を
維持していく社会的基盤がない」

と思うんだよね。

そう思う理由を簡単に言えば、

「日本には貴族階級がないから」

ということに尽きる。

どういうことかって言うとね、
例えば愛子天皇の旦那を
見つけようとした時のことを
考えてみればいい。

誰が天皇の旦那になるの?

男の天皇の皇后を
民間から迎えるのとは
わけが違う。

皇后を迎える場合はね、
ええとこのお嬢さんを迎えて
結婚後に教育したんで
まあ間に合う。

極端に言えば、
お人形さんのように
天皇の隣に座ってればいいんだから、
それでもなんとかなるわけだ。
(あくまで、極端に言えばですよ。=苦笑)

しかし、女性天皇の旦那となると
時には天皇をエスコートするような
場面もあるだろうし、
あるいは本来天皇が行うはずの公務
(国家元首が行うに相当する)
を、天皇に代行して
行わねばならないことも
多分あるはずだ。

これは簡単ではないよ。
その重圧の厳しさは
想像を超えるものであるはずで、
またそれだけではなく、
一般庶民ならば当たり前の
プライベートというものが
全くない環境に
身を投じないといけないのだ。

そんなもの引き受ける男が
今の日本にいるのか?

探せばどこかにいるはずと
言うかもしれないが
それは甘いんじゃないかな?

ここで英国の例を
出したいと思うのだけど
英国王室というのは、
現在皆様ご存知の

クイーン・エリザベス2世

が君臨しているのだが、
彼女が退位すると
今のところ
チャールズ皇太子が
即位することになっている。
そうすると、彼は

女系国王

ということになるわけだ。

英国では王位継承順位に
男女の別はないので、
これまでも女系国王は
いくらでもいたわけで
英国に限らずこれは
欧州の王国では
別に普通のことである。

だから、日本でも女系天皇で
別にいいじゃないかというのが
女系天皇容認派の
主張の根拠の1つでもあろうが、
そんなに単純な話にはならない。

英国など欧州の王国では
女系でも王室を維持できる
基盤があるのだが、
それが日本にはないからだ。
その基盤とは

「貴族階級」

の存在である。

英国など欧州の王室には
それを取り巻く貴族達がいるわけだ。
そして特に英国では、貴族には

「ノブレス・オブリジェ」

という考え方があって、
これは要するに、

「階級が高くて
庶民よりもいい生活をしている人は
国のために働かにゃならん」

ということである。

彼らは子供の頃からこの考え方を
家でもパブリックスクールでも
徹底的に教育されて育つ。

その教育の結果として
例えば貴族はいざ戦争となったら
真っ先に軍人として戦場に出かけ
第一線でがんばったりするのだ。
(近頃はそういう考え方も
甘くなっているという
話はあるけれどもね。。。)

そして、厳しい教育を受けて
「ノブレス・オブリージュ」
の考え方を身に着けた貴族は
女王の旦那になって
王室に入るという覚悟も
いざとなったら
持つことができるのである。

言い換えれば、ある意味
貴族階級というのは王室を守り、
いざとなったら
王室の血統を維持するための
種馬の男性を供給するために
その存在があると
言ってもいいのである。

だから、英国王室では
女王が即位した時でも
その旦那のなり手になる
貴族の層が厚いので
王室の血統が絶えるという
危機に陥る心配がない。

翻って日本はどうか。

日本は戦後、華族制度を廃止した。
国のために働くということ、
いざとなったら皇室のために
人生を捧げるということを
教育をする家も学校も
どこにもないのである。

女性天皇の旦那になるという
覚悟を持つような
教育を受けている男性が
日本社会にはいないと
いうことなのだ。

要するに、日本の場合、
仮に、女性天皇を容認し
女系による皇位継承を
容認したとしても
皇室の血統維持の問題は
解決しない可能性が高いと
私は思う。

女性天皇が誕生するたびに
旦那のなり手がいなくて
一生独身ということが続くなら、
皇室の血筋は絶えてしまう
危険性が高いからだ。

「日本には貴族階級が存在しないので
女系天皇制を維持していくことはできない。」

その意味では、
旧竹田宮の御曹司が
旧宮家の復活を主張しているのは
おもしろいかもしれないね。

ただ、彼は女系天皇反対で
旧宮家の復活を主張しているようだが
私は彼の主張とは違っていて、
もしも女系天皇を容認しなければならないならば
同時に宮家を増やす必要があるかなと
考えているのだ。

女系天皇制を維持するためには
女性天皇の旦那になれる男性を
教育していかないといけないわけだが
そうは言っても、まさかこの21世紀に
華族制度の復活でもあるまい。

ただ、宮家を増やすことならば
かろうじて国民も容認できるかも
しれないと思うからだ。

まあ、「皇室典範改正問題」に関して
私が思うのはこんなところかなあ。

それでは、またね。





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最終更新日  2006年03月15日 08時46分57秒



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