5695853 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2006年03月16日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
6.JYAにこてんぱんにやられる
(2000年8月)

さて、プレセッショナル・イングリッシュコースも
1日目:歓迎会
2日目:オリエンテーション
と終わり、
とほほな出来事が続いていたわけだが
3日目からいよいよ授業がスタートした。

朝、コースの事務所の前の掲示板を見ると、
クラス分けが発表されてあった。

コースは全部で7-8クラスあったと記憶しているが、
政治学・国際関係と社会学のコースに進む人たちで
1クラスがくまれていて、
私はその中に入っていた。

クラスメートには
昨日会った女性学を勉強するというT子さんがいた。

「あ、ごいっしょですか。
ああ、ほっとした。日本人がいて」

などと型通りの挨拶をした。(苦笑)

他には、
人種問題をやりたいという
20台後半のまやちゃん、

あと、JYA
(=Junior Year Abroad: 日本の大学生向けの1年間の留学プログラム)
の子が3人。

早稲田の一文から来ていたタクマ君、
早稲田の教育から来ていたR子ちゃん、
同志社女子のS子ちゃん。

日本人が私も入れて計6人。

他には、タイ人の女性、ミンとワン。
2人は国際政治経済学修士に入学予定。
(ミンについては「かみぽこ異人交遊録」で一度紹介してます。)

メキシコ人の女性、ナタリー。
30歳くらいの女性。社会学のPhDに入学予定。

イタリア人の女性、イレーネ。
20歳前半。ボローニャ大学の学生。
短期留学プログラムでうちの学校に来ていた。

そして、そして。。。。
あの女がいた。


ガブリエラ。

昨日の学校案内中、
頼りないガイドさんに機関銃のように質問を浴びせて
「あの女とだけは同じクラスになりたくないな。
まあ、こんなに人数がいるんだし、大丈夫だよね」
と思っていた、あの女。

思い切り同じクラスにいた。。。。

彼女は社会学修士に入学予定。
教育社会学が専門だった。

すでに「かみぽこ異人交遊録」で書いたように、
彼女は今、社会学のPhDである。
彼女とは3年が過ぎた今でも交流が続いている。

が、この時彼女の顔を見たとき、
わたしはまじに恐怖を感じたのであった。。。。

まとめると、日本人6人、タイ人2人、
イタリア人、メキシコ人、アルゼンチン人各1人の計11人、
うち男性は2人、という構成のクラスであった。

当たり前のことなのだけど、英国人はいない。
(でも、このシンプルな事実って意外と気づかない。)
日本人とアジア人とラテン系が中心。

本当は、コース全体では台湾・香港の中華系が大多数なのだけど、
このクラスにはいない。
なぜなら、中華系というのは
基本的に金になる学問しかやらないという傾向があって、
政治学や社会学はやらない。
ビジネスかエンジニアリングにほとんどの学生が行くのである。

いや、10月の本コースになると政治学にも中華系はいるのだけれど、
そういう人は学者になると決めている人か、官僚の派遣留学であって
プレセッショナルコースに来る必要のない優秀な人たちである。

だから、私のクラスには中華系はいなかった。

さて、いよいよ授業が始まる時間になった。

ガラッ

と扉を開けて、先生が入ってきた。

先生はリーディング・ライティングの先生と
スピーキングの先生2人いて、
最初に来たのはリーディング・ライティングの先生だった。

名前をリチャードという。

彼が自己紹介をした。
彼はうちの学校の政治・国際関係学部(私が入る予定の)の博士候補生で、
夏季のアルバイトでこの仕事をやっていること。
うちの学校に入る前の前職はインドで英語教師。
だから今、インドについて博士論文を書いているということ。

ニューカッスル出身で、サッカー大好きだということ。
ニューカッスル・ユナイテッドのアラン・シアラー
(ユーロ1996などで大活躍した元イングランド代表FW)
と子供の頃いっしょにプレーしたということをさんざん自慢していた。

ちなみに、顔をブラッド・ピット系。
ただ、ちょっとだけ頭が薄くなっていて、
腹が出ていて、背は私(170cm)より低く、短足。

非常に情熱的に授業をする人で、
R子ちゃんなどは、
「リチャードは太ってても、はげててもいい。かっこいい!」
と大絶賛していた。
私もそう思う。

後にリチャードは、私にとって忘れられない大恩人となる。

さて、最初の授業なのだが、
記憶も薄れてるのだけど、
なんかテーマを決めて2人で議論する
みたいなことをやったと思う。

そこで私は、またしても
思い切りへこむことになったのである。。。

私はタクマ君とペアを組むことになった。
このタクマ君、
いかにも利発的、そして
海外に慣れてるという感じの男の子であった。

彼と「日本の終身雇用制」について議論をした。

タクマ君「終身雇用制だと能力のない人間に
賃金を払い続けないといけません。
それでは生産性があがらない」

私「でもね。。。。あー、その。。。、
従業員が辞めて。。。。会社の外に出て行くとね、
その。。。なんだ、
技術もね。。。会社の外に。。。出て行くのね。。。」

タクマ君「技術は優秀な人を雇用すれば
また外部から獲得できるじゃないですか」

私「いや。。。あの、そのね。
本当にメーカーにとって。。。
なんだ、その。大事な技術というのはね、
秘密にすべきことであって。。。。その、なんだ。」

タクマくん「会社の余剰人員をリストラして、
競争力を高めれば、会社自身の魅力が上がり、
優秀な人材が外部からどんどん来るじゃないですか」

私「いや、あの、その、そんなもんじゃ。。。なくてね。。。
あの。。。。。。。。。。。。」

この私の「いや、あの、その。。。」
ってのは、要するに英語がさっぱり出てこなかったということ。

早稲田大学の3年生、JYAのタクマ君に
こてんぱんにやられてしまったのであります。

とほほほ。

いや、これはへこんだねえ。(苦笑)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年04月19日 06時51分41秒



© Rakuten Group, Inc.