かみぽこぽこ。

さて、「かみぽこ政治学」です。
民主党の新しい代表が
小沢一郎さんに決まったようですね。

ということで、今日は
この話題で行きたいのですが
久しぶりにうちの学校の
経済学博士候補生
黄昏ぶらざ～V3・O田ちゃんに
登場していただき、

「新・黄昏ぶらざ～ず大いに語る」

でいってみたいと思います！（苦笑）

「新・黄昏ぶらざ～ず大いに語る（１０）：
小沢代表より心配なのは。。。」

でございます！

かみぽこ（以下K）「さて、今日の
『新・黄昏ぶらざ～ず大いに語る』は、
芸術会館大学の郊外の
歴史的古城『薔薇の城』のある
薔薇の城町の日本食レストラン

『親方』

からお送りしています。」
（今日は写真がないです。
すみません。。。＝苦笑）

O田（以下O）「しかし、なんなんですかねえ。
『親方』っていう店の名前の付け方は。。。」

K「ああ、ここの店長、
サンフランシスコ出身の黒人の方なんだけど
相撲が好きみたいよ。」（笑）

O「そういう安易な名前の付け方は
どうなんでしょうねえ。。。

しかし、かみぽこさん
なんでそんなこと知ってるんですか？」

K「ああ、この店ね、
開店の時にファンさんが
アドバイザーだったからね。

それで俺は、ファンさんのお宅で
この店長夫妻と食事したことがあるんだ。
店長の奥さんは関西出身の日本人だよ。

それから、うちの学校の日本人会の
若い奴がここでバイトしてるだろ。
その縁で昨年の年度末のパーティで
この店の若い板前見習いKさんに料理を
手伝ってもらったしね。

あと、この店の看板の『親方』の文字。

これ、うちの学生だった奴が
書いたんだよ。
ほら、昨年度の『ひとつの世界祭』で
露店で毛筆で外人の名前を
漢字で書いて大もうけした奴
いただろ？」

O「いましたねえ。
しかし、かみぽこさん、
さすがですねえ。

いまやこの地域の日本人の
顔役ですねえ。」

K「そんなことはないさ。
単にここにいるのが
長くなっただけだよな。

ただ、いろいろ知り合いができると
あっちを立てれば
こっちが立たんみたいで
困るわな。」

O「ああ、そうですね。
この近所の日本食だけ考えても
マダムヤンさんの寿司弁当が
学校のコンビニに入ったのと。。。」

K「そう。俺の家の近所の
なぜか日本食を出してしまうパブ。

ここも結構顔出してるしなあ。。。」（苦笑）

O「まあ、日本食を食べられる店が増えるのは
いいことです。」

（メニューが運ばれてくる。）

K「うひょひょ。。。O田ちゃん！
いろいろあるよ。

かつどんに、てんぷらに、肉じゃがに、
寿司に。。。。なんでもあるよ！！」

O「なんか、これもこのコーナーの
お約束事になっちゃってますよねえ。」（苦笑）

（ウェイトレスさんが注文をとりに来る。）

K「えーと、肉じゃがと餃子と、
とんかつとてんぷら盛り合わせ、
それと焼きそばに、
ごはん２つと味噌汁２つで。。。

うん？？

O田ちゃん、なんか注文しないの？？？」

O「いや、全部かみぽこさんが
注文しちゃったんで。。。（苦笑）

ところでかみぽこさん。
そろそろ本題に入りますけど」

K「あ、ああ、そうか。
で、今日は何を話すんだっけ？」（苦笑）

O「民主党の代表選です。
小沢さんが代表になりましたね。」

K「そうだな。ようやくこれで、
小沢さんの真価が問われることになったな。」

O「真価、ですか？」

K「そう、真価。
俺が『突き詰めると、小沢神話って何なのか？』で
書いたようにね、政界には
小沢一郎さんという政治家に対する
『神話』が根強く残っているわけだ。

『豪腕』と呼ばれる政治手腕があること。

何人もの首相を裏で動かしてきたとか
政界再編を何度も画策してきたとか
業界や団体を牛耳り動員することで
彼が仕切った選挙では圧倒的な強さを
誇ってきたとかね。

また、政策立案と実行力に対する
『神話』もあるよね。

自民党時代や細川政権時の
選挙制度改革など
行革への取り組みや、
「日本改造計画」という著書で
ネオ・リベラルの立場からの
包括的な政策構想を打ち出すなどね。」

O「しかし、それはあくまで
『神話』なんですよね。」

K「そうよ。小沢さんは
『豪腕』だと言われているけど
突き詰めるとその『豪腕』を
政治責任が伴うポジションに就いて
使ったことがこれまでほとんどないわけだ。」

O「小沢さんの閣僚歴は
わずかに自治大臣1期のみ。。。」

K「それ以外は、政権与党であった時でも
ずっと裏方に回っていたわけだ。
小沢さんが実権を握っていると
言われていながら、
実際には政治改革や税制改革で
政治責任を取ったのは
海部首相や宮沢首相や細川首相で
あったわけだね。」

O「つまり、小沢さんは
そのキャリアにおいて
政治的に傷つく場面が
ほとんどなかったと。

それゆえに、『小沢神話』というものが
消えることなく残っていると。」

K「そう。小沢さんってのは
これまでも確かにいろいろと
厳しい批判を浴びることが
多かったけれども、
政治責任を取る場面は
ほとんどなかったから
実は傷ついてはいない。

意外に政治家や国民の間に
ある種の新鮮味というか
期待感が保たれているんだね。

『小沢さんは何かやってくれるんじゃないか』

というね。

それは、小泉さんが首相になった時と
同じような新鮮味であり期待感だよ。」

O「それはある意味、それはかみぽこさんが
以前書いた政治家の重要な条件の１つの。。。」

K「そう、小泉さん同様に
非常に『危機回避能力』に優れている
政治家かもしれないわけだ。
これも『小沢神話』かもしれないけど。。。」（苦笑）

（料理が運ばれてきた。。。）

K「うひょひょ。。。
O田ちゃん。これ、本当にうまそうだよ。
ホンモノの日本食だよ。
いっただっきまーす！」

それでは、後編へ。（苦笑）