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2006年05月07日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、英国留学回想録ですが、
今日から新しい章

「大学院修士課程のスタート」

です。第一回は

「入寮1日目」。
(2000年9月末)

何度もHOME OFFICEに通った結果、
なんとか1年間の学生ビザの延長ができた。
そしてプレセッショナル・イングリッシュコースも無事終わり、
私は晴れて芸術会館大学、政治・国際関係学部
政治学研究科修士課程に入学することができた。

しかし、これまで1年以上の長い時間をかけて、
英国留学回想録ということで、
自分の留学を志した日から
大学院入学決定までを振り返ってみると
その時は、大学院に入れることを
あまり疑うこともなく明るくやっていたのだが、
後から振り返るとぞっとするような事態に
何度も陥っていたことがわかる。

私はその時その時を勘と幸運だけで乗り切ったが、
これから留学を志す方は、
どうかこのようなことのないように、
しっかり準備していただきたいと思う。

ということで、
いよいよ英国留学回想録も
「大学院修士課程編」
に入るわけだが、それは
大学院生用の寮への引越しから始まった。

これまでに何度か書いていると思うが、
プレセッショナルコースの間、
学生はメインキャンパスから離れたところにある
小さなサブキャンパスで授業を受け、
そこのボロボロな寮に寝泊りする。

その寮は、トイレ、バスも共用で、
部屋でインターネットも使えない。

そんな不自由な生活から、
バス・トイレ付き、インターネット使い放題、
おそらく英国一とも言われる快適な
大学院生用の「ただの沼なのに湖のそば寮」
に移れるのだ。

引越しはプレセッショナルコースの全日程が修了した
9月下旬の土曜日に行われた。
学校がマイクロバスを何台か用意してくれて、
それに荷物を載せて移動。

寮に到着する。
一階で鍵を受け取って
寮の部屋に向かって階段を昇る。
私の部屋は3階のフラット55番のルーム3だ。

きれいな寮だ。
元商社の鉄鋼部門の人間としては、
階段の手すりのパイプとかそのメッキを見ると、
日本的にはいいかげんな建築であることはわかったが、
それでも英国にしては考えられないくらいきれいだと思った。

部屋に入る。
広い部屋に大きなベッド。
一流ホテルの一室かと思った。

前の寮がひどすぎたということもあったが。。。。

部屋を出て、キッチンへ行ってみる。
大きくてきれいなキッチンだった。
大きな冷蔵庫も2つある。

キッチンの窓から外を見ると、
大きな平原が広がっていた。
畑なのかただの野原なのかわからなかったが、
眺めはよさそうだ。

このキッチンはフラット55番の8部屋で共用である。
あと7人のフラットメートはどんな人たちなのか。
ちょっと期待もあり、ちょっと不安もあった。

しばらくキッチンにいると、
1人入ってきた。

目の大きな、金髪の女性だ。
これがフラットメートの1人である、
ギリシャ人・マリアちゃんとの出会いである。

彼女のことは、HP版「かみぽこぽこ」に
「マリアちゃんのペペロンチーノ」ということで、
彼女の速攻に料理を作って、速攻に食べて、
速攻に勉強に戻るカッコいい姿を紹介したことがある。

彼女と少し話をした。

ギリシャのどこから来たの?
と聞くと、

「アーセンス」

と言う。
アーセンス?
知らんな、そんな街。
アーセンスってどこ??

彼女は少し困った顔をして

「ギリシャの首都。。。」

と言った。

ああ、アテネのことね。
私はあわてて
アーセンスは日本語でアテネと言うと説明した。

私はアテネの英語読みも知らなかったということだ。
ああ、恥ずかしい。赤面してしまった。

そんなこんなで寮を引っ越して
最初の1日が終わったのだが、
その翌日あたりから、
私の今日に至るまでの留学生活の運命を決めた
ある出来事が起こるのである。






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最終更新日  2006年06月03日 19時02分00秒



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