5696690 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2006年05月24日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
えー、現在博士論文「第4章」の執筆に
四苦八苦中のかみぽこですが、(苦笑)
その間に、ニールから
英語チェックの終わった
「第3章」が戻されてきた。

話を一応整理すると、
「第3章」というのは、
ドラフトを書き終わって
英語教師のニールに
英語チェック(プルーフリーディング)を
依頼したわけだ。
「博士論文第3章、できた。」

「第4章」というのは、
ニールにプルーフリーディングを
依頼している間に取り掛かり始めた
博士論文の新しい章。

それがなかなか前に進まなくてね、
「試験前症候群」にも陥って、
うんうんうなっているもの。。。(?=苦笑)

「あと1週間で。。。」のエントリーで書いたように
なんとか先週中には書き終わりたかったのだけど
まだ終わってない。。。(苦笑)

そうこうしている間に、
ニールのプルーフリーディングが
返ってきたわけだ。

プルーフリードに
3週間かかるというのは
時間がかかりすぎのようだけど、
元々16000ワードの長さだしね。
(通常のマスターのエッセイ3-4本分、
修士論文1本以上の長さね。=笑)

それに、今ニールは他にも
プルーフリーディングの
仕事をかかえていてね、
以前、うちの学校にいて、
今は日本で働いている
社会学のPhDだったM子ちゃん
(日本人会でがんばってくれた
たけしけた君の彼女)
の博士論文の「最終版」の
プルーフリードもやっているらしい。

M子ちゃんは私より1年後に
博士課程を始めたんだけどね、(苦笑)
すでに「最終版」の
英語チェックということで
私のより優先順位が先ということでね。

それで私の分が返却されてくるまで
3週間かかったのだけど、
それは了解済みということで。

まあ、字数が長い、
ニールが多忙であるという以外にね
プルーフリードに時間がかかる
理由が別にもあるのだけどね。

それは、私がニールに頼んでいる
チェックの内容による。

英語の文法をチェックするだけでなく
文章そのものについても、
意味がわかるかだけではなく、
学術論文に相応しい文体に
変更していいとお願いしてある。

それが私にとって、
いい勉強にもなるしね。

ニールはブリティッシュで
トラディショナルな
文体の英語がお好みである。

だが、私の英語はしょせん
初級レベルというかね、
簡単な短かい文章が
並んでいるんだよね。

ところが、それが
ニールの直しが入ると、
3つか4つの文章が
1つにつながって
さらに、受け身表現の文章が
多くなってくる。

いわゆるブリティッシュな文体だね。(苦笑)

学術論文をご存知の方だと
わかると思うけれども、
アメリカの論文ってのは、
受け身表現の文章が少なく、
1つ1つの文章が短い傾向にある。

これに対して、
英国の論文ってのは
なんだか文章が長くつながっていて、
しかも受け身表現が多い
という違いがあるんだよね。

これは例えばどういうことかというと、

「小泉内閣が聖域なき構造改革を断行した。
例えば郵政民営化が実現した。」

というのが、アメリカ的表現だとすると

「例えば郵政民営化の実現などの、
聖域なき構造改革が
小泉内閣によって断行された。」

というのが、ブリティッシュな表現となる。
簡単に言うとね。(苦笑)

また別の例で言えば、
以前、「推薦状の各国比較」で
エントリーを書いたけど
(えー、どこに行ったか
わからなくなったので
リンクはつけません。=苦笑)
アメリカの推薦状はシンプルに

「私はこの人を推薦する!」

と書くのだけど、
英国の推薦状では

「私はこの人を推薦することをためらわない」

という書き方をする。
これが、品がいい表現なんだってさ。(苦笑)

ちなみに、インドの推薦状についても書いたけど

「この人は20年に1人の天才である」
「この人は100年に1人の天才である」
「この人は500年に1人の天才である」
「この人は1000年。。。」
「2000年」「5000年」。。。。

という風な書き方をするらしいので、
英国の大学ではインドから願書が来た際には

「何年に1人の天才か」

で判断するのだそうだ。
うちの学校の先生に聞きました、はい。(苦笑)

話がちょっとずれたけど、
博士課程のまだ最初の頃ね、
指導教官のドン・キーンが
実は私より若いくせに
しかも労働者階級出身のくせに
やたら受け身表現を好む
トラディショナルな人間だと
いうことがわかって、(苦笑)
そのことをニールに話したら、
ニールもトラディショナルな
人間だったらしく、
それ以来、遠慮なく嬉々として
私の文章をお品がいいものに
直してしまうようになった。。。(苦笑)

余計に時間がかかって
余計に金を払わんといかんのにね。。。(苦笑)

ついでだからもう1つ話を脱線させるとね
ちなみに私の英語の「話し言葉」なんだけど、
最近、

「イヤー、アブソリュートリー(Year! Absolutely)」
「デフェネトリー(definitely)」
「ファンタスティク!(fantastic!)」

とかを、いつのまにか
やたらに使ってしまって
困っている。。。

どうしてかというと、
これってTVのサッカー番組の観過ぎで
選手や監督のインタビューを聴きすぎてて、
そこで使われる表現を
ついついまねしちゃうんだよね。

サッカー選手の英語
→労働者階級の英語。。。

やばい。。。
お品よく生きたいと思っているのに。。。(苦笑)

話がだいぶ脱線してしまいました。

ニールのプルーフリーディングで
もう1つ、そして実はこれが
一番重要かもしれないのが、

「英国人が読んで、
意味不明な(unclear)な箇所を
指摘してくれること」

である。

特に私の論文というのは、
理論と方法論の部分を除くと
日本語の資料を大量に使う。

つまり、多くの部分で
日本語を英語に翻訳して
書くことになる。

日本語っていうのは、
やっぱり英語に比べると
あいまいな表現も多いし、
複雑な表現も多いんだよね。

それをそのまま英語にすると
英国人であるニールからすると

「???」

ということになるものがある。

ところが、これなかなか
どの表現がアウトなのか
自分ではわからないんだよね。(苦笑)

だから、ニールに指摘されて
これは英国人に伝わらないんだと
初めて気づくことが多い。

大体「アンクリアー」と言われたものは
シンプルな英語に直すと

「言いたいことがよくわかった」

ということが多いよね。(苦笑)

例えばというと、

「大蔵省は金融制度改革に
以前から強い問題意識を持っていた」

と英語で書くとするでしょ。(苦笑)
日本人だったらね、
この文章で

「ああ、大蔵省って金融制度改革について
以前から調べたりしてたんだな。」

とわかる。
ところが、英国人だとね、

「問題意識ってなに?」
「問題意識を持ってるから、
どうだっていうのか??」

とくるわけだ。(苦笑)
だから、

「アンクリアー(unclear)」

と言われちゃうんで、結局

「大蔵省は以前から
金融制度改革について
調べていた。」

というシンプルな英語に
直すことになる。(苦笑)

大体、英語というのは
シンプルな言語なのです。

そして、英国人というのも
いたってシンプルな頭の構造を
している人たちと
言えるかもしれないね。(笑)

これは、言い過ぎか。。。(苦笑)

ロジカルな頭の構造、
と言い直しておきます。(苦笑)

ということで、
博士論文第3章のドラフトが完成し、
指導教官2人に提出することにした。

じゃんるかにはメールに文章を
添付して送った。

そして、ドンにはプリントアウトしたものを
彼の研究室に持っていくことにした。。。

が。。。

「すまん。かーちゃんと昨夜
夫婦げんかして
もう卵は飛んできた
包丁は飛んできたで
大騒ぎなんだ。

今日はもう仕事にならない。
家に帰る!」

そんなメールが入ってきた。

ああ、そう。。。

じゃあ、
夫婦げんかが落ち着いたら
連絡ちょうだい。(苦笑)

ドンは常にファミリー優先である。
こういうところも
ブリティッシュ・スタイル?(苦笑)

うひょひょ。。。

それでは、またね。

-------------------------------------------
「かみぽこの研究生活」バックナンバーはこちら。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年05月25日 01時23分25秒



© Rakuten Group, Inc.