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2006年05月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、今日は「英国留学回想録」です。
「もがき苦しむ。。。」の第二回は、

「しゃべればいいってもんじゃない??」

です。

前回までに書いたことは、
大学院修士課程のコースは2週間が終わって、
私は大学院での勉強というものについて、
考え違いをしていたことに気づいたということだ。

私は最初、
大学院で政治学の「知識」を
教育してもらえるものだと思っていた。
ところが、いざ大学院で授業を受けてみると、
「知識」は自明のこととして、
その「知識」をどう自分は批判するか、
そして自分自身の主張はなにか、
を議論することをやっていた。

私は授業の準備を一生懸命やってたものの、
「知識」を覚えることをやっていたため、
授業では手も足も出なかった。。。

まあこれは、今大学院で勉強されている方々や、
これから大学院留学を考えておられる方々には、
当たり前のことすぎて、
恥ずかしいことを言っているのかもしれないが。

さて今日は、
自分自身の勉強についてはちょっと脇に置いて、
この第二週が終わった頃、
私の周囲の人たちは、
どんな風に大学院での勉強を感じていたか、
書いてみようと思う。

まずは、社会学のまやちゃん。
えーっと、彼女は久しぶりの登場。
プレセッショナルコースのコースメートだった。

ある時、

「どう?コースの方は??」

と聞いてみると、

「あー、もうだめです。
ついていけません。

英語はなかなか聞き取れないし、
みんなしっかり意見を言えるし、
内容はレベル高いし、
もー、大変です。

あー、自分がいかにできないか、
よくわかりました。

あー、どーしましょー。。。。」

彼女のようなタイプを、

「ひたすら徹底的自虐型」

とでも呼ぼう。
日本人留学生の、
特に女性に多いタイプである。

実はこの自虐は、
本心ではないことが多い。

多少勉強がしんどいなと思ってはいるのだろうが、
自分がもう修士は取れないと思っているわけではなく、
実はしっかり堅実に考えて勉強している。

いかにも日本人的な謙遜と言おうか。

実際、後の話になるがエッセイの結果も悪くないのだ。
まやちゃんは結局1年間自虐し続けたが、
途中からもう私は聞かないことにした。(苦笑)

どう彼女が自虐しようとも、
彼女はちゃんと勉強しているのだから。

この自虐型というのは、
外国人にはほとんど見られない。
外国人は、いつも自信たっぷりだ。

しかし、この自信は脆くも崩れやすい。
崩れると、猛烈に言い訳を言い始める。

こういう人たちに比べれば、
たとえ自虐がひどくても、
真面目に努力するまやちゃんのほうが
いいのは間違いない。

次に登場するのは、
あの「芝生の上をハイヒールで歩く女」Y子さん
と国際関係論のU美子である。

この2人は、

「民族差別・授業傍観型」

とでも言おうか。
まあ、この2人のご発言をどうぞ。
まずU美子。

「なんかねー、セミナーねー、
台湾人のチェンと韓国人のイムがうるさいのよ。

もう一度しゃべりだしたら止まらないって感じ。
なんか偉そうよね。

それよりデンマーク人のピーター。
彼は結構言いこと言うわね。
発言も控えめだし。」

それでさ、その。。。。
彼らの発言の内容はどうなのさ。内容は。
まあ、いいか。。。。

それで、続いてはY子さん。。。

「もうヤッダー。
かみぽこさん、聞いてくださーい。
コースに英国人がいないんですよお。

なんかあ、ラテン系ばっかりでえ。
それはそれでセクシーだから、いいんだけどお。

私はブリティッシュね・ら・い、

だからあー、困りますよね。
なんか中国人やインド人も多いんですよお。

どうしたらいいんですかあ?」

しらないよ。。。。(苦笑)

どうしたらって、
そりゃ大学院は留学生ばっかりで英国人は少ないことは
最初からわかっていることじゃ。。。

このタイプについては特に論評しない。
つーか、論評しようがない。(苦笑)
基本的にお幸せな方々だったと思う。

まあ、日本からの留学生の
極めて少数派です。

最後に、

「斜に構え論説型」。

うん、このタイプはね、結構いる。
企業派遣やお役人さんの留学にいるね。

まずは財務官僚・H君。

「いやあ、コースですか。楽勝ですよ。
過去問がありますから、過去問が。

これを覚えておけば、試験も楽勝。

コースメートですか?
大したことないですよ。
口だけですから。

それじゃ、さようなら」

軽やかにBMWのオープンカーに乗って去っていく。。。。

以前にも書いたが、
H君の言うところによると、
うちの学校の経済学修士の試験の過去問が、
毎年財務官僚の間で受け継がれていたのだとか。

真偽のほどは知らない。
彼はそう言っていたから。

発言を聞くたびに、本当に暗記で修士を乗り切れるのか、
非常に不思議に思っていたのは覚えているが。。。。

もう1人のお役人さん、N子さん。

この方は国際関係論に入っていたのだが、
こんなことを言っていた。

「授業での発言をずっと聞いてるんだけどね、

『アジアの留学生って知的体力ないわよね』。

発言の内容が浅いのよね。
よくしゃべるんだけどね。
言いたいことがまとまってないし、

『しゃべればいいってもんじゃないのよね』。

アタシ?

アタシは英語ができないから
黙ってるんだけど、
まあ英語だけの問題よね。

日本人は書かせれば強いって言われてるもんねえ。」

しゃべればいいってもんじゃない。。。。

まあ、そうかもしれないし、
そうでないかもしれない。

しかし、彼らの発言の是非はともかくとして、
いずれにせよ彼らの発言というのは、
授業にうまく入って発言することができないことを
言い訳しているということである。

まあ、この「斜に構え論説型」
だけでなく、「民族差別・授業傍観型」も
「ひたすら徹底的自虐型」も、
要するに授業になかなかうまく入っていけなかった
という点では共通している。

ただ、その状況の受け止め方、解釈の仕方が違うだけだ。

私はどうだったかって?

うん。一緒になって悪口言ってましたよ。

「しゃべればいいってもんじゃないよね」

そうだよそうだよ。

「中国人って偉そうよね。」

そうだよな、あいつら気に食わないよな。

こんな感じだったよね。
あの頃は、心がすさんでいたよなあ。
嫌な思い出です。






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最終更新日  2006年06月30日 02時13分34秒



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