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2006年09月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「英国留学回想録」です。
「勉強の苦悩と喜びと」第2回。

「博士候補生と一緒の授業で」。
(2001年1月中旬)

最初に、いつものように
留学生の日常について書いていこう。

前回は「経済3人組」との出会いについて
書いたわけだ。

しかし芸術会館のカフェには
そんなまともな人たちばかり
来るわけじゃない。(苦笑)

今日はこんな人たちのことを書く。

いつものように芸術会館のカフェにいると、
A子ちゃんがやってきた。(笑)

「ねえ、なんかさあ。
最近、白人と手をつないで歩いてる女の子、
多いよねー。」


つーか、お前もそうじゃん。

「B子ちゃんもC子ちゃんもD子ちゃんもね。

でもねー、あれって遊ばれてるだけじゃない?
どうせジャパセン(日本人専門という意味)の男だもんね。

ああ、いやだいやだ。」

そういうお前はどうなのさ。

「彼氏はジャパセンじゃないもん。
わたしは愛されているから。」

ああ、そう。。。。

A子ちゃんは去っていった。
次に来たのはB子ちゃん。

「ねえねえ、かみぽこさん。
A子ちゃんとC子ちゃんとD子ちゃんと、
最近、白人と手をつないで歩いてるよねー。

あれってジャパセンの男だよねー。

遊ばれてるのわかってないのかなー。」

つーか、君も白人とつきあってんじゃん。

「あ、私の彼氏はー、
ジャパセンじゃないしー。
とっても愛してくれるしー。」

ああ、そう。
B子ちゃんは去っていった。。。

次にC子ちゃん、現わる。

「ねえねえ、かみぽこさーん。
見た見た??

A子ちゃんとB子ちゃんとD子ちゃん、
ジャパセンに捕まっちゃったよ!
かわいそうにねー。

遊ばれちゃうね。」

つーか、君は遊ばれないの?

「あたしの彼氏のジャパセンじゃないもん。

大丈夫だよ。
あたしの彼って、
会った瞬間にあたしのハンドバック、
さっと持ってくれるんだよ。
愛されてるって感じるのよね。」

ああ、そう。
続いてD子ちゃん、登場。

もう、ええわ。。。。

さて、本題に入りましょう。(苦笑)

前回はソフィア・デラ=ロッサ博士の
「統計学」の授業で、
新しい学期に入ったというのに、
相も変わらず恥を悪戦苦闘の姿を書いたが、
今日は冬学期2つ目の授業、
ピート・ベンサム博士の

「質的研究」

について書きたい。

「質的研究」とは端的には、
ソフィアの「統計学」の対になる
研究方法ということが言えるだろう。

つまり統計学のような
数字を使って分析する研究方法を
「量的研究」と言うのに対し、
「質的研究」とは、
歴史的な資料を分析したり、
現場に入ってインタビューしたりして
生のデータを取ったりする研究方法である。

私が属した「政治学研究科修士課程」では、
秋学期に「比較政治論」をやって、
冬学期に「統計学」と「質的研究」をやることで、
政治学における研究の方法論を
一通りカバーするように
コースが設計されているのである。

この授業は博士課程(PhD)の
1年目の必修科目でもあった。

これはずっと先に書くことでもあるのだが、
博士課程も1年目は授業があり、
私は修士のときと博士1年目に
同じ授業を受講したのである。

担当のピート・ベンサム博士は
これまでにも何度かこのHP・メルマガに
博士課程の責任者として
何度か登場している人である。
(例えば「ドン・キーンの使い方」など)

そして、最初の授業のときに
教室に行ってみると、
そこにいたのは、
プレセッショナル・コースのコースメートだった
韓国環境省から派遣のキムさん、
中国人へのレイシズムの問題での台湾人・ベルナルドなど
すでにこのHP・メルマガに登場済みである、
当時博士課程1年目だった人たちがいたわけだ。

時間が前後してややこしくなって
申し訳ないが。。。(苦笑)

授業は1コマ2時間。
最初の1時間が「量的研究」についての討論、
次の1時間が博士課程の学生によるプレゼンテーションだった。

この後半の1時間については、
正直楽だった。

だって博士課程の連中が20分くらい
自分の研究について発表して、
あとは博士課程の学生が喧々諤々
あーでもないこーでもないと
議論して、終わり。

博士課程の研究テーマなんか、
私なんかにゃ細かすぎて
聞いててもさっぱりわからなかったし、
博士課程に行く気なんてなかったから
どーでもよくてただぼーっと座っていた。

時々、ケンとか私のコースメートが
堂々と博士の学生に対して批判しているのを見て、
すごいなあ、と思うくらいだった。。。。

問題は、前半の1時間だった。

ただでさえ、これまで「修士課程」の授業に
さっぱりついていけなかった私だ。

それが「博士過程」の学生と議論なんて、ねえ。(笑)

まあ、さっき書いたキムさんやベルナルドなど、
アジア系の学生だってねえ、
英語はメチャクチャだったりするわけだけど、
あーとか、うーとか言いながらも
しっかり押しは強いわけだ。

その上、欧米系の学生がいるわけだ。

カナダ出身の二人、
マイケル・キーナードと
ジェイソン・ウィルキンソン。

それにイタリア人女性の
ロザンナさん。

。。。などなど。
合計10人くらいいたのだが、
特にこの3人は今後「回想録」に登場すると思うので、
できれば名前を覚えていてほしい。

それでこの欧米系の学生は、
とんでもないくらい

ぺーらぺら、ぺらぺらぺらぺらぺらぺら
ぺらら、ぺらぺら、ぺらぺらぺらぺら

としゃべるわけだ。
(このニュアンス、伝わりましたかね?=苦笑)

もう、猛獣小屋に入れられた
子ウサギのようなもんざんす、
私なんて。とほほほ。。。

ひたすら下を向いて座っているしかなかった。
たまに、激しく口泡飛ばして発言する
ロザンナさんの豊満な胸元が気になる以外は
本当にひたすら下を向いて座っていた。。。

本当に冬学期に入っても
私はなんの進歩もなかったわけだ。

この時期は前章で書いた、
「エッセイに命を懸けていた」時期だから、
とにかく授業での台風はひたすら過ぎるのを待つ。
エッセイさえ書ければいい、
というのが、正直な気持ちだった。

まあしかし、
ただ台風が過ぎるのを待てるということもない。

ぺーらぺら、ぺらぺらぺらぺらぺらぺら
ぺらら、ぺらぺら、ぺらぺらぺらぺら

と、猛獣どもが
前日になると夢に現れてうなされた。

なぜかロザンナさんの豊満な胸だけは
夢に出てくることはなかった。。。(苦笑)

そして、授業当日になると胃が

キリキリキリキリ。。。。

と痛んだ。

1年後、私が同じ授業に出席して、
今度は博士課程の学生の側に
座ることになるなんて
その時は全く想像もできなかった。

それでは、また。





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最終更新日  2006年10月07日 06時07分01秒



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