かみぽこぽこ。

さて、「英国留学回想録」です。
今日から新しい章に入ります。

「春よ来い！早く来い！！」。

なんちゅう題名だって感じですが。(苦笑)
これは当時の私にとって
切実な叫びだったのだ。

いやいや、
誤解せんでくださいよ。

「春」って言ったって、
女が欲しいとかそういうことじゃ
ないからね。(笑)

読んでいただければわかります。

第一回は、

「倫敦大食い珍道中」。
（2001年2月中旬）

いきなりなんだ、
真面目にやれとお叱りを受けそうだが、
仕方がない。。。（苦笑）

本当にこういうこと、
やっちゃったんだから。

えーと、まずこの回想録は
時間が行ったり来たりしているので、
ちょっと混乱気味である。
話を進める前にそのへんを
少し整理したい。

2つ前の「エッセイに命を懸ける」という章は、
12月くらいから2月中旬の
エッセイ提出日までの間について書いたわけだ。

前章の「勉強の苦悩と喜びと」は、
一旦冬学期が始まる1月上旬に時計の針を戻して、
そこからやっぱり2月中旬までの間の、
授業での私の相変わらずなとほほな状況を描いた。

要するに、年を明けて冬学期に入ってからの私は、
昼間、授業でとほほな思いをしながら、　
夜はそれにめげずにエッセイを必死に書く、
という毎日を送っていたわけだ。

それでこの章では、
エッセイを提出し終えた瞬間から
後のことを書いてみたいと思う。

この2月16日提出のエッセイ3本は、
私にとって生まれて初めて書いた
エッセイであった。

なにしろこれまでやったことがないのに、
その結果によっては路頭に迷うかもしれんというのは、
相当な重圧であったのは間違いなかった。

その重圧から、エッセイ提出で解放されたのだ。
そりゃ結果に対する不安はあったけれども、
そんなことより、取りあえず締切に間に合って
提出できたという安堵感のほうが
圧倒的に大きかったのである。

まあ、エッセイを提出し終えても、
授業が続くことは変わらないのだが、
気持ち的にはずいぶんな変化があったので、
ここからは新しい章としたいと思う。

ということで、

「倫敦大食い珍道中」

なのだが、(苦笑)
まあ要は初めてのエッセイから解放された
ということがどういうことなのかいは
ということを描写してみたいと思います。

はい。。。。

エッセイを学部事務所に提出した
2月16日の午後。

以前書いたとおり、
前日は両隣の部屋が
大騒ぎの中徹夜したために、
私はなかば放心状態になっていて
芸術会館のカフェに座って
ぼ～っと黄昏ていた。。。

すると、同じく今日がエッセイ提出日だった
官僚N子さんがやってきた。

「エッセイ出した？
あら～、疲れちゃってるわねえ。
目の下クマできてるよ。」

そういうN子さん。
なんでエッセイ提出直後に
そんなに元気なわけ？

「そりゃ、あたしはスーパーだからさ。」

なるほど。確かに。。。(苦笑)

「かみぽこさん。なんかやつれてるよ。
ちゃんと食べてる？」

いや、あんまり。。。
でも、やせたかなあ。
かっこよくなった？

「いや、不健康なだけ。」

ずいぶんはっきり言うな。。。(苦笑)

「日本食でも食べてきたら？
ロンドン、しばらく行ってないんでしょ？」

そういえば、12月頭に秋学期が終ってから
1回もロンドン行ってないなあ。。。
行ってこようかな？

ということで翌2月17日、
早速ロンドン大食いツアー決行！(笑)

朝、学校の寮を出ておらが街駅から
列車に乗ってしっかり12時にちょうどに
ロンドン・ユーストン駅に着く。

地下鉄ノーザン・ラインに乗り換えて、
レスタースクエア駅で降りる。

うひゃひゃ、にほんしょく～♪
に・ほ・ん・し・ょ・く・う～♪

ということで、とりあえず
回転寿司からスタート！

寿司を握ってるのは
アリ・ダエイそっくりの中東系の人と
インド系の人。(苦笑)

でも、味は悪くない。
日本じゃないと思えば何の問題もない。

ここは、でかいえびが入った
手巻き寿司がおいしい。
寿司だけじゃなく、
からあげとかとんかつも
流れてるのがうれしい。

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
どりゃああああああああああああああああっ

一挙に20皿くらい食いまくる。(苦笑)

午後1時半頃店を出る。
そのままバーキン(バーガーキング)に入って
コーヒーだけ注文して
しばし休憩。

午後2時半、次の店へ行動開始。

「ラーメン・R」。

回転寿司と同じ通りにある。
味噌ラーメンとライスを迷わず注文する。

ラーメン・ライス！
ラーメン・ライスだべ！！
花の倫敦でラーメン・ライスだべさ！！！

うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。（←切れてた。。。＝失笑）

再び、

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
どりゃああああああああああああああああっ

っとたいらげる。

店を出ると、今度はカフェ・ネロという
安いコーヒーチェーン店に入って休憩。

午後4時。
今度は中華街にある日本食レストランへ向かう。

カツ・カレーを注文。

ちょっとカツが薄いし、
カレーもレトルトっぽいけど、
そんな贅沢は言ってられない。

カレーが食えるだけで、
それだけで、いい。。。。

三度、

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ
どりゃああああああああああああああああっ

っとかきこむ。。。。

ぜーぜー、はーはー、
ぜーぜー、はーはー、

さすがに腹がいっぱいになった。
もう帰ろう。。。。

と思って、地下鉄のピカデリー・サーカス駅に向かった。
と、その時、
日本食のコンビニ発見。

ほんとなんでもあるよな、
花の倫敦。
うひょひょ♪

ということで、そのコンビニで

「からあげ弁当」と「おにぎり」3個

買って帰りの列車で食べた。(苦笑)

ああ、食った食った。
満足満足。。。

翌日、すっきりとした気分で
芸術会館のカフェに行く。

官僚N子さんがやってきた。

「どうしたの？
急に顔、丸くなっちゃって。。。。」

と言ったきり、絶句。。。。(苦笑)

はい、1日で体重3キロ増えました。
でも、まあいいよね。

またお叱りを受けそうですね。

留学生は普通お前のような
下品な気分転換はしないって。(苦笑)

それはそうかもしれない。

でもね、それくらい解放感があったんですよ。
エッセイを書き終わったって。

今日はその解放感を描写してみましたということで、
１つお許しを。

それでは、また。