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2006年09月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「英国留学回想録」です。
「春よ来い!早く来い!!」第3回。

「コースダイレクターに呼ばれて」。
(2001年2月中―下旬)

前回は、「首相公選制」を修士論文のテーマに決め、
所定の用紙を埋めて学部に提出しようというその時に、
コースダイレクターの
アラン・レイトン=スミス教授からe-mailが届いた、
というところまで書いた。

教授から届いたメールとは、

「かみぽこ、こんにちは。

勉強を楽しんでいるかな?

来週は

『修士論文の仮タイトルの提出期限』

だったけれども、
もう修士論文のテーマは決まったかな?

それと、
論文の指導教官は
誰に頼むかもう決めたかな?

一度私の研究室にいらっしゃい。」

というものだった。

コースダイレクター、
つまり私の属する
政治学研究科修士コースの
一番偉い人からのメールなのだが、
彼は好々爺然としているので、
偉いということを感じさせない。

それでこれまでも、
まるで実のおじいちゃんのように、
私はなんだかんだと甘えていた。

直接授業とかで関係がない
気楽さはあったかもしれないが。。。

だから、コースダイレクターという
偉いさんから呼び出しがあったのだが、
私は軽い気持ちで出かけていった。

この時はまだ、このおじいちゃんが実は
あの「鉄の女」マーガレット・サッチャー女史と
移民政策を巡って10年以上も大論争を繰り広げた
とっても怖い人だということを私は知らなかったから。(苦笑)

まあとにかく、
おじいちゃんの研究室に
行ってみたわけだ。

ドアを開けると、
おじいちゃんが二カッと笑いながら、

「やあ、かみぽこ。
久しぶりだね。

元気そうだな。
まあ、こっちに来て
座りなさい。」

と言った。
促されるままに
椅子に座ると、

「ところで、
修士論文のテーマは決めたかい?」

と、聞かれた。

日本の首相公選制について
書きたいと思っています
と答えると、
おじいちゃん、
二カッと笑って

「それはいいねえ。
そのテーマはちょうど
ソフィアが一生懸命
追いかけているねえ。

『イスラエル最後の首相公選』

をちょうど今、やってるからねえ。」

と言う。

ええ、だから
いいテーマだと思いました、
と言うと、

「それは一度
ソフィアに会って相談するといい。
私からメールを入れておこう。」


と言って、
パソコンの画面に向かって
がちゃがちゃと
メールを打ちはじめた。

(あ、いや、会わなくていいから。
あの人、怖いから会いたくない。。。)

とか内心思ったが、
おじいちゃんは二カッと笑って、

「よし、これでいい。
ソフィアに会ってきなさい。」

メールをあっという間に
ソフィアに流してしまった。(涙)

いや、そりゃあね、
指導教官はソフィアがいいとは
思ってましたよ。

でもね、学部の規則では

『指導教官の希望は出せるが、
希望通りになるとは限らない。』

だから、指導教官をお願いするために
先生に会っても意味はない、
というメールが
わざわざ学部事務所から来ていた。

多くの学生が先生たちの研究室を訪ねて、
混乱するのを避けるためだったのだろうね。

それで、怖いソフィアに会いたくないということもあって、
学部事務所が「先生に会うな」と言っていた
ということを、おじいちゃんに話したのだが、

「それは事務所が自分たちの都合を
言っているだけだ。

勉強の相談に来る学生を
嫌がる先生はいない。

ましてや君は、先生にとっても
いいアイディアを持っていくのだから。

何も心配することはない。」

おじいちゃんは二カッと笑う。

仕方がない。(涙)

こうして私は
修士論文のテーマ決めの相談のために、
鬼の(?)ソフィア・デラ=ロッサ博士に
会うことになった。

それでは、
続きはまた来週。





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最終更新日  2006年10月29日 07時40分54秒



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