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2006年11月20日
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さて、「かみぽこ政治学」です。
「政局抜きで小泉政治を総括する」(苦笑)

「小泉流民主主義とはなにか」

ということで、
いってみたいと思います。

なんてったってね、
民主主義ですよ!
民主主義!!

前回同様、政局は抜きということで
高尚に行きますからね、今日は。(苦笑)

えっ?

前回も結局は、

「小泉さんのチャンチャンバラバラの話」

になっちゃったんじゃないかって?

確かに。。。(苦笑)

まあそれはそれとして、
今回こそは最後まで真面目に
やりたいと思っておりますんで
1つよろしくお願いしたいと。

うひょひょ。。。

ということで、

「小泉流民主主義」

の話に移りたいんだけれども
最初にこの話から
始めてみたいんだよね。

「小泉さんの敵だった人たちが。。。」

いきなりチャンチャンバラバラの
話ですかと言うなかれ。(爆笑)

いやいや、これから挙げる政治家の
小泉内閣5年間の間の
行動の変遷を振り返ってみることは
「小泉流民主主義」を考える上で
重要なことなのだ。
それではまずはこの人。

「麻生太郎」

なんで麻生さん?
と思う人がいるかもしれない。

しかし、「かみぽこ政治学」を
ずっと前からご愛顧いただいている方は
よくご存知だと思うけどね、
麻生さんは総務相に起用される前の
自民党政調会長時代には
緊縮財政と不良債権の大胆な処理という
小泉内閣の経済政策を
厳しく批判していたし、
郵政民営化には賛成とは
いえなかったと思う。

しかし、2003年9月
麻生さんが総務相に起用された後
このエントリーに書いた通りに
(2003年9月28日
小泉人事の妙:麻生総務相
次第に、麻生さんの口から
小泉さんに対する批判は消えて、
郵政民営化の実現のために
粘り強く国会で答弁する
麻生さんの姿が
見られるようになった。

麻生さんは昨年の
衆院解散総選挙後の内閣改造で
外務大臣に就任したわけだけど、
まあ得意技(?)の
オッチョコチョイ発言は
脇に置くとしても(苦笑)
実務的にはなかなか手堅かったと
私は高く評価している。

特にこれらのエントリーに書いたけど
(2006年5月9日
竹島問題:日本外交に日が昇った。     
2006年7月26日
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(前編)
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(中編)
対北朝鮮国連安保理決議の交渉過程を考える。(後編)
竹島周辺の日本の海洋調査を巡る
日韓の交渉過程や
北朝鮮のミサイル発射実験を巡る
国連安保理決議の交渉過程での
手際のよさは光ったと思うよ。

しかし、私がなにより
麻生外相を評価するのは
こういう表に見える部分以上にね

「麻生外相になってから、
外務省から情報が外に漏れたりとか
役人が勝手に政治家の指示なしに、
相手国と話をつけてしまったりとか、
てんでんばらばらな動きを
することがなくなった」

ってことなんだよね。

これ、当たり前のことと思うなかれ。
ムネオちゃんや佐藤優さんが
動き回ってた時代や、
田中真紀子さんが
外相やってた時代のこと、
思い出してみるといいよ。

「外務省の土下座外交」については
このエントリーで書いたよね。
(2004年10月24日
外務省とは何なのか。(前編)
外務省とは何なのか。(後編)

私は外務官僚が赴任した国の
権力の中枢に食い込んでいく
という意味において
「土下座外交」には
一定の評価を与えてるんだけど
それはあくまで
日常の事務レベルでの話であってね、
首脳レベルで
チャンチャンバラバラな
話になったときに
官僚が後ろで
コソコソチョロチョロ
勝手に動いてもらっては困るわけだ。(苦笑)

そして、今まではこの
官僚のコソコソチョロチョロが
普通のことだったんだよね。

ところが、麻生さんが外相になってから
上記の竹島や国連への対応で
外務省内から不協和音が
全く聞こえてこなかった。

この竹島や国連では
安倍官房長官が前面に出た
官邸のリーダーシップが
目立っていたけれども、
その背後には麻生外相率いる
外務省の統制された動きが
あったわけだ。

これは、麻生さんが
総務相だった時にも
言えることなんだよね。

郵政民営化法案の審議過程では
竹中平蔵郵政担当相が
目立っていたし、
抵抗勢力の政治家との
バトルに注目が集まっていたけど
その陰で、郵政事業を管轄する
巨大官庁・総務省から
改革の足を引っ張るような動きが
ほとんど出てこなかったことは
実は特筆に価すると思う。

これも麻生総務相の力だと
思うんだよね。

麻生さんが外相・総務相として
なぜにこれほど官僚掌握術に
優れていたのかについては
私なりの考えはあるのだけど
それは別の機会に書きたい。(苦笑)

話が長くなってしまったけれど
要するに、ここで言いたかったことは

「麻生太郎さんは、
当初小泉政治に批判的な立場だったが、
後に総務相・外相と主要閣僚に起用され、
小泉外交と郵政民営化において
抜群の官僚掌握術で貢献した」

さて、最初小泉政治に批判的だったのに、
小泉さんから閣僚起用されたのをきっかけに
小泉内閣に貢献するようになった政治家は
麻生さんだけではない。例えば、

「石破茂さん」。

「かみぽこ政治学」で
彼を取り上げることは
なかったんだけどね。(苦笑)

石破さんは2002年9月の
内閣改造で防衛庁長官に就任し、
小泉内閣の重要課題となった
有事関連法案の成立や
自衛隊のイラク派遣の実行に
多大なる貢献をしたし、
あの、いつも悲壮感漂う顔と

「英・ミリタリーバランス紙によりますと、
北朝鮮が現在保有しているミサイルは
ノドン○機、テポドン△機。。。」

と、メモなしでスラスラ国会答弁する
軍事オタクぶりでも
お茶の間の人気を博した。(?=苦笑)

ところが、みんな忘れてるんだけど
石破さんって防衛庁長官になる前の
テロ特措法が立案される過程では
自民党国防部会の有力メンバーとして
官邸主導で法案作りが進むことに
文句たらたらだったんだよね。(苦笑)

さて、次はこの人。

「中川昭一さん」。

今、旬の人だけれどもね(爆笑)
この方、経済産業相・農相と
小泉内閣で閣僚を歴任し、
靖国問題などで小泉さんが中国と

「局地戦」

を展開するたびに、
伝家の宝刀・酒乱発言(?=苦笑)を乱発し、
絶妙の援護射撃を行うことで
みなさまよくよくご存知のお方。(苦笑)

ところがね、この方も元々は
小泉内閣が推進していた
諸外国とのFTA交渉に
農業自由化反対の立場から
抵抗勢力であった
農水族の大物だったんだよね。

その中川(酒)さんを小泉さんは
FTA交渉担当の経済産業相に
起用したわけだ。

そしたら中川(酒)大臣は
農水族の大物としての影響力を
いかんなく発揮して
農水族議員と農協を抑え込んで
FTA交渉をどんどん進める側に
変わっちゃったんだよね。(笑)

そして最後はもちろん
みなさまお待ちかねのこの人、

「武部勤さん」。(苦笑)

説明無用ですよね。自ら

「小泉首相のイエスマン」

と言い切ってしまっていたこのお方。

自民党幹事長として
「刺客・踏み絵戦略」を
徹底的にやってしまって
郵政解散総選挙の
最大の功労者となったこのお方。

ところが、これも
みんな忘れちゃってるだろうけど
この武部さんこそ
小泉さんが総理総裁となった
2001年4月の自民党総裁選で
最も激しく小泉批判を展開していた人
だったんだよね。(笑)

ところが小泉さんの
最初の組閣の時に
武部さん本人もびっくらこの
農水相起用となってしまって。。。(苦笑)

あとは説明不要。
小泉さんのイエスマン、つーか
小泉さんの鉄砲玉道を一直線。。。(失笑)

要するに、小泉内閣5年間では
この4人に代表されるように
最初小泉さんの敵だったはずの人が
小泉さんに閣僚起用されたのを機に
小泉政治を猛烈に推進する側に
回る例がたくさんあるんだよね。

なんなんだろうね、これは。。。(苦笑)

まあ、閣僚に起用されると
内閣の一員としての責任があるので
個人の主義主張や政策志向より
内閣の方針が優先されると
いうことはあるね。これは、

「敵は閣内に、味方は党に」

という、小泉さん以前からある
自民党人事の鉄則の1つとして
これまで何度も紹介してきた
ことでもあるしね。

また、政治学のえらいさんたちが
これまで話してきたように、
政治家というのは、
出世するために政策を作るんであって
政策のために政治家やってんじゃないと
いうことも言えるよね。

政治家にとって
閣僚で実績を挙げるのが
出世のための基本。

自分の主義主張のために
閣僚の座を投げ出すとか、
そういうのはないんだよね。

まあ、政治家のみなさんに言わせれば

「国民のためになる政策も
出世してこそ実現できる」

ということなんだろうけど。。。(苦笑)

いずれにせよ、自分にとって
面倒な敵だと思われる政治家を
排除するのではなく
閣内に取り込んで
味方に変えてしまうというのは
小泉さんの得意技だったということだけどね。

まあもちろん、敵のまま終わった人も
たくさんいるわけで(苦笑)
このへんの話からになるけど、
次回(来週になるかな?)は
今日の話をつかみとして、

「小泉流民主主義となにか」

という話に大きく展開してみたい。

もうほとんど
チャンチャンバラバラの
話になってるって?(笑)

いや、この後はまじめにいくから、
ほんとに。。。(苦笑)

それでは、またね。

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最終更新日  2006年11月21日 09時02分09秒



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