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2007年07月20日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、
私の勝手な解釈により紹介することで、
人生と恋愛を考える(?)このコーナー。

ということで、今日はこの曲。

「良生ちゃんとポプラ並木」

まずはいつものように曲の世界から。
------------------------------------------------------------
春は細道 ポプラ並木を
良生ちゃんと学校帰り
良生ちゃんは足が長く
僕はいつでも小走りだ
春のやさしい日差しを浴びて
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

夏はかげろう ポプラ並木で
みんな集まり チャンバラごっこ
良生ちゃんは正義の味方
僕は悪役 切られ役
夏の日差しにかげろう揺れて
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

秋は夕暮れ ポプラ並木の
長い影はアベック・コース
良生ちゃんは女連れで
僕は一人でいじけるばかり
秋は木枯らし凍えるように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

冬は初雪 ポプラ並木を
しばれた身体 丸めるように
良生ちゃんはスケート選手
僕は補欠のまた補欠
冬は一面銀世界
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

あれからすでに 十年過ぎて
良生ちゃんは結婚をして
風の便りに聞いた話じゃ
男の子が生まれたそうだ
いつも僕らを見守るように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

いつも僕らを見守るように
ポプラ並木は 背伸び 背伸び

(JASRAC許諾第J070214365号)
-----------------------------------------------------------

うん。。。

この曲は、まさに

「フォークソングの名曲中の名曲」

と呼んでも、
言い過ぎではないと
思うんだけどね。

良生は「よしたか」と呼ぶんだけど、
実在の人物で、
千春さんの子供時代の
友達であるだけでなく、
良生さんにギターを教えてもらって
歌を唄い始めたというほどの
重要人物である。

また、千春さんと良生さんは
現在でも交流があるらしく、
昨年のコンサートツアーでは
こんなような千春さんのトークも
あったようだ。

「良生の親戚が楽屋を訪ねてきたんだ。
それで言うんだよな。

『千春さん、糖尿が悪いとお聞きしたんですが』(場内くすくすと笑い)

ええ、糖尿、なんですよ。。。

『そうですか。。。それで、
今日はこけしを持ってきました』(場内、爆笑)

なんの関係がある?
糖尿とこけしに、
なんの関係があるんだ??」(場内、大爆笑続く。。。)

僕はこの曲を聴いたり
ギターで唄ったりすると
いろいろ思うことが
あるんだよね。

それは、千春さんが
この曲で言いたかったこととは
多分違っている、
まさに勝手な解釈だと
思うのだけれどもね。

まず、この曲の中で描かれた
千春さんなんだけど
良生ちゃんという
背が高くて足が長くて
スポーツができて
勉強も(多分)できて、
女の子に人気でという

「できすぎくん」(笑)

の、いわば引き立て役として
描かれている。

千春さんは子供の頃
身体が悪くて
入院したこともあるらしく
勉強も運動もできなかったらしい。

「親の期待はぜんぶ弟に行った」

と、千春さん本人が
言うくらいだったらしい。

そんな千春さんの
子供の頃の曲なんだけどね、
でも、現在では

「松山千春」

を知らない人など
日本にはいないわけでね。

いろんな、意味で。。。(苦笑)

僕は千春さんだけでなく
いろんな方を見て思うのだけど
子供の頃に身体が弱かったとか
あまり運動ができなかったとか
勉強ができなかったとか
そういう人のほうが
大成してるような気がする。

それは、大器晩成だといえば
そうなのかもしれないけど、
やはり、子供の頃に
運動も勉強もよくできなかった人って
人よりもたくさんがんばらないと
いけなかったわけだから
努力するってことが
体の芯から身についているように
思うんだよね。

僕は、千春さんがすごいなと思うのは
若い頃の大ヒットの数々以上に、

「30年間、ほとんど休業がない」

という、その勤勉さだと
思うんだよね。(苦笑)

いや、思わず苦笑にしたけど、
まじめな話。。。

というのはね、
千春さんは他の大物歌手のように、
ちょっと1年間休養したりとか、

「5年ぶりのアルバムリリース!」

みたいに、新曲発表の間隔を空けたりとか
そういうのがほとんどないんです。

30年間、コンサートツアーを
やらなかった年はない。

30年間、ほぼ毎年
シングルとアルバムを
発売している。

この勤勉さというのは、
他の大物歌手では
ありえないよ。(苦笑)

これって、千春さんは
できるまでに人一倍かかった
子供の頃に身につけた
もんじゃないかなあって
この曲を聴くと思うわけです。

だから、子供の頃に
ちょっと出来が悪いって
決して悪いことじゃないと。

もしかしたら、将来、
大変な大物になるかも
しれないのだから。。。(苦笑)

僕の子供の頃を振り返ってみると
まあ、良生ちゃんであり
千春ちゃんであったって感じかな。

学校の先生の息子で
背が高くて童顔で
(まあ、今でも相当な童顔で
10歳若く見られますが。。。=苦笑)
勉強はできたけれども、
運動ができなくてね、
女の子にモテなかった。(苦笑)

いや、モテなかったのかは
厳密には微妙なんだけどね。(苦笑)

女の子に一般的な人気はなかったけど、
なんか「強女」(?)「凶女」(?)
という感じの女の子が
いつも近くにいたような気がする。。。

今でも、そういう傾向はあるんですが。。。(涙)

まあ、いずれにせよ(苦笑)
子供の頃って
勉強ができても
運動ができないと
ぜんぜん人気が出ないわけで

「先生の息子でがり勉」

みたいに言われるのが、
結構、くやしくてね。

それで、必死に運動しましたよ。
6年生の頃になって
ようやくそれが花開いて、
スポーツテストの50M走で
学校一のタイムを出して
大ブレーク!(苦笑)

その後は、大学まで
ほんちゃんの体育会でやるくらいに
なっちゃったんだけどね。(苦笑)

「稲本潤一はご近所様♪」

って、えらそうなことを
言いまくってるくらいにねえ。(苦笑)

でも、親の言うこと少しは聞いて
勉強してればよかったのにねえ。

そうすれば、今頃は

「財務省主計局」

にでもいて、
えらそうにしてたかも
しれないのにねえ。(苦笑)

はは、はははは、
とほほほ。。。(涙)

でも、少し気になるのは、
この曲には、千春さんの
良生ちゃんに対する

「コンプレックス」

みたいなものが
感じられないことだよね。

それは、この曲ができた時には
千春さんはもう売れっ子だったから
忘れちゃったのか、
コンプレックスがあったけど
隠して可愛い曲にしたのか。。。

あるいは、大物になるような人は
そういうコンプレックスなんて
感じないくらいの
大きな器がある人なのだろうか。

どうなんだろうね?(笑)

それでは、またね

アルバム「歩き続ける時」収録  1978年10月21日発売
アルバム「再生」収録      2006年5月31日発売
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最終更新日  2007年10月29日 12時30分27秒



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