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2007年09月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、久しぶりにスポーツのことを
書いてみたいのだけれども、
日本ではいわゆる

「朝青龍問題」

が、話題になっていた
ようなんだけどね。

この問題もようやく少し
落ち着いたようなんで(苦笑)
そろそろちょっと
書いてみたいと思う。

こういうことは、
マスコミがカーッとなった後に
ちょっと冷めた頃に
書くのがちょうどいいんだよね。(苦笑)

うひょひょ。。。

この問題の経緯については
僕より皆さんが
よくご存知だろうし、

「横綱の品格」とか
「角界のしきたり」とか

そういうことになると、
歴史とか文化とか
難しい話になるし、
正直、なかなか書きづらい。

だから、今日はこの問題について
朝青龍を擁護も批判もしないけれども、
マスコミの報道をネットで見ていると
2つほど気になったことがあったので
少し書いてみたいと思う。

1つは、朝青龍が

「精神疾患」

だということなんだけどね。

僕は、医師の方々が
専門的に診断したことを
批判する医学的知識はないですが
1つ思うことは、
朝青龍と医師のやり取りは
なんか、うちの学校であったことに
似ているような気がするんだよね。

うちの学校には
日本からの留学生が
70人くらいいるのだけれど、
中には厳しい勉強や
寮生活の人間関係などに
悩み苦しむ人もいるわけだ。

学校側は、そういう学生のために
シニアチューターという
カウンセラーを置いていて、

「いつでも、どんな小さなことでもいいですから、
気軽に相談に来てください」

と、言っている。

それで、シニアチューターに
相談にいく日本からの留学生もいるわけだ。

シニアチューターの部屋に入ると
彼は満面の笑みを浮かべて
優しくゆっくりとした英語で
語りかけてくる。

学生のほうもその優しさに
つい日ごろの悩みによる緊張から
解放された感じになって
いろいろとしゃべってしまう。

中には、感極まって
泣き出してしまう人もいる。

それでもシニアチューターは
にこにこしながら
話を聞いてくれる。

学生は少し落ち着いた気分になって

「ああ、よかったなあ」

と、満足して、
大学の寮の部屋に帰る。

ところが。。。

学生は学部の先生から
呼び出される。

先生の部屋に言ってみると
先生は満面の笑みを浮かべて
迎えてくれる。

しかし、先生はにこやかに
学生に1枚の紙を渡す。

「ここにサインしてね」

なんのことかと
学生が紙を覗き込むと

「休学届」

と、書いてある。

「休学ってなんのことですか?
私は休学するつもりなんてありません。
修士論文も準備を進めてますし。。。」

学生がびっくりして聞くと、
先生は優しい口調で

「シニアチューターから
報告があった。貴方は、

『精神疾患であり、勉強を中断して
母国へ帰国することを強く勧めます』

ということだ。

だから、いったん休学して、
病気を治してから、
復帰すればいい。

我々も復帰まで
全面的に貴方をサポートするので
なにも心配することなく
日本に帰国していいよ」

なんてことを言う。。。

学生はびっくりして、

「私はただ、シニアチューターに
悩みを相談したかっただけです。

もちろん病気なんかじゃありません。
コースは最後まで続けますし、
修士論文も書き上げます。

休学なんてするつもりないし、
休学する必要もありません」

猛烈に反論した。

先生がそれでも、

「無理しなくていいよ。
さあ、ここにサインして」

と、にこにこしながら
優しく優しく
サインを促すのを
強引に拒否した。

もちろん、その後その学生は
普通に課題をこなして
修士課程を修了した。

また、シニアチューターに絡んで
こんな話もあった。

シニアチューターの
カウンセリングを受けると
こんな風に言われる。

「いつでも、どんなことでも
電話してきていいよ」

と。そして、シニアチューターの
携帯番号を渡されるわけだ。

ある、日本からの留学生も
シニアチューターに
勉強のプレッシャーを相談した時
このように言われた。

それである夜、
少し落ち込んだ時に
シニアチューターに
電話をしてしまった。

シニアチューターは
にこやかに優しく
話を聞いてくれたのだけれども、
その後、大学の寮に
一台の救急車が現れた。

「シニアチューターに頼まれたので
乗ってください」

と、救急隊員に言われ、
学生はちょっとためらいながらも
優しいシニアチューターを
信頼していたので、
救急車に乗った。連れて行かれた先は

「精神病院」。

「貴方が精神疾患であると
連絡を受けたのだけど」

と、精神科の医師に言われて
慌てて学生は事情を説明し、
なんとか寮に返してもらった。

うん。。。

いや、なにが言いたいかと
言いますとね、
うちの学校で日本人留学生が
ちょっと勉強や生活に悩んだ時
学校側に相談すると
「精神疾患」扱いされてしまうことが
よくあったなあというのを
朝青龍問題をネットで読んでいて
少し思い出したんだよね。

僕は以前、「英国留学回想録」で
こんなことを書いたことがある。
翻訳天国。

『その上、何よりも問題だったのは、
英語だと物をちゃんと考えられないことだった。
英語の本を読んでいて、
そのまま英語で考えようとしても、
なんか12歳くらいに
思考力が落ちるように感じるのだ。
例えば、この上の文章など英語で考えると、

「ぼく、12さいくらいになっちゃう。
えいごで、おもうと。」

こんな感じになるのだ。

しかし、私が通っているのは
小学校ではなく、大学院である。
こんな思考力では話にならない。』

これは、7年前くらいの
僕の実感なんだけどね。

もちろん、今は
そんなことはないと
思うのだけれどもね。(苦笑)

そして、今回例として挙げた
日本人留学生は
まあ、12歳ってことは
ないのだろうけど、(苦笑)
ただ、英語を話す時は
日本語を話す時ほど
自分の意思を
きちんと相手に伝えるのは
難しいことだったろう。

ましてや、精神的に
落ち込み気味なんて時は
普段より英語が
口から出てきにくいものだ。

もっと、根本的なことを言えば、
留学生というのは
勉強に関する英単語は
よく知っていても、
日常会話、それも
自分の精神状態を伝える英単語など
よく知らなかったりするものだ。

それで、たどたどしく
説明していると、
それを英国人から

「精神疾患」

だと、見なされてしまうことが
意外に多いということなのだ。

特に、英国人というのは

「基本的に外国語を話す必要がない人たち」

なのでね。
(それは、例えば日本の空港のように
「日本語・英語・中国語・韓国語併記の標識」
があるのと違って、
ロンドン・ヒースロー空港には
「英語の標識」しかないことなどで
端的にわかることだけれども。。。)

外国人があー、あー、うー、うー、
と、頭の中で単語を探しながら
外国語をしゃべる感覚が
英国人にはイメージがわかない
みたいなんだよね。

だから、あー、あー、うー、うー、
というのを、単純に
「精神疾患」に結びつけてしまうのだ。

話が長くなったのだけど、
それで朝青龍のことなんだけどね。(苦笑)

インターネットのニュースによれば
引きこもり状態になった
朝青龍を診察したのは、

「日本人の医師」

だよね。
それも、モンゴル語の通訳をつけずに
診察したということだよね。

これは、どうなんだろうね?

確かに、朝青龍は日本語を
ほぼ完璧に使いこなせる。

しかし、朝青龍はあくまで
日本人ではなく、
モンゴル人なのだ。

朝青龍が精神的に落ち込んだ状態で
普段通りに日本語が使えるかどうか
わからないと思うし、
頭の中でモンゴル語を
日本語に変換する作業も
普段よりしんどいと
感じるかもしれないし
そもそも、自分の精神状態を説明する
日本語の単語を知っているのかと
いう問題もある。

3人の医師たちは
どこまで朝青龍の状態を
確認できたのだろうか。

引きこもり状態の朝青龍が
どんな状態かがわかりづらく、
もしかして仮病なんじゃないかとか
言われているわけだけどね。

それについては、
僕はそうだともそうでないとも、
なにもコメントしないけどね。

ただ、僕が思うのは
相撲の世界では
外国人力士に、言葉の件で
一切配慮をすることなく、
ぜんぶ日本語を使うことを
強制するわけだし、
それに外国人力士の側が
黙って従ってきたからね。

相撲の世界の人たちは
外国人とコミュニケーションすることの
難しさというものを
実はよくわかってないように思う。

外国人があー、あー、うー、うー、
と、頭の中で単語を探しながら
日本語をしゃべるということの
イメージがわかないのだと思うのだ。

だから、僕が朝青龍問題で
まず思うのは、
「精神疾患」と診断された
朝青龍のほんとの状態を
いったいどこまで
相撲協会が確認できているのか
はなはだ疑問だということだ。

それでは、後編へ。





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最終更新日  2007年09月10日 00時27分35秒



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