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2007年09月29日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。

しかし、このところ
あまりにも動きが急すぎて
さすがに疲れました。(苦笑)

いやね、誰かが仕掛けたとか
切った張ったの
丁々発止の駆け引きがあって、
動きが急だというのであれば
疲れやしないのだけどね。(苦笑)

でも、今回の流れってのは
どう考えても、
まっとうな流れでは
ないからね。(苦笑)

辞めるべきだった時に
辞めなかった人が
突然、最悪のタイミングで辞めた。

周りの人間は
辞めるべきだった時も
辞めるべきでなかった時も
どちらもこの人を
真剣に止めようとしなかった。

さて、次はどうしようかとなった時、
次を目指していたはずの人たちは
どこかへ逃げてしまった。

1人、辞めた人と深く関わっていたため
逃げ遅れた人を除いて。(苦笑)

そして、どこかへ逃げた人たちが
戻ってきて担いだのは、
もう終わったと
思われていた人だった。。。(苦笑)

最後に、病室から出てきた辞めた人は

「辞めた本当の理由は健康だったけど
言わないほうがいいと思ったから
言わなかった。

でも、言わないことが批判されたから
言うことにした」

という、

「やるべきときにやらず、
やらないでいい時にやってしまう」

というKYぶりを繰り返した
この1年間を象徴するような
発言で締めくくってくれたと。。。(涙)

ということで、
動きが急だというのは
自民党がへたを打ち続けたと
いうことであってね、
これは疲れますよね。(苦笑)

さて、本題に入りますが
福田内閣が誕生し、
党役員人事と組閣が
行われたわけだ。

発表された「福田人事」を
見てみると、
17閣僚中13閣僚が再任、
初入閣は渡海紀三朗さん1人だけ
党役員も二階さんは再任、
伊吹さんは文科相からの
横滑りだから、
新しく入ったのは
谷垣さん1人だけ。

ああ、ごめんなさい、
古賀さんは「党四役」なんだっけ?(苦笑)

要するに、「福田人事」とは
ものすごく単純化して言えば、

「首相が安倍さんから福田さんに代わり
麻生さんと谷垣さんが入れ替わり
古賀さんが入ってきた。」

ということだと思う。

あとは、一部役職の
シャッフルがあったとしても
基本的には同じメンバーなわけだから
閣僚1人1人についての
ポイントは前回と同じ。
(2007年8月28日
安倍人事を考える(1):麻生・谷垣・町村、それぞれの選択(前編)
安倍人事を考える(2):麻生・谷垣・町村、それぞれの選択(後編)
安倍人事を考える(3):石原政調会長は「親ばか」と「隠れチーム安倍」を使えるか。
安倍人事を考える(4):二階・鳩山起用で民主党への逆襲は始まるのか?
安倍人事を考える(5):与謝野官房長官でなにが変わるか。
安倍人事を考える(6):そして、体にダイナマイトを巻きつけて親分たちを人質に。

これ読んでくれればいいです。
以上、おしまい!

。。。というわけでは
ないんだよね。(苦笑)

「安倍内閣となにも変わらない」

と、単純には言えないんだよね。
内閣の中心である、
内閣総理大臣が代わったら、
閣僚の顔ぶれがほとんど同じでも
ぜんぜん違う政治力学が
流れるものだからだ。

元々、安倍改造内閣というのは

「体にダイナマイトを巻きつけて
派閥の親分たちを人質に取った内閣」

だったわけだけれどもね。(笑)

これは、参院選での
記録的惨敗にもかかわらず
もう、なにがなんでも辞めないという
「狂気」の雰囲気を
安倍さんが流してしまったもんだから、

「このまま狂った安倍を放置しとくと
ほんとに自民党は政権から転落してしまう」

と、自民党議員はマジで恐れた。
その結果、派閥の領袖やニューリーダーは
安倍さんからの入閣要請を
断れなかったわけだ。
(これが、安倍さんの戦略だったのかどうかは
今となってはわかんないけど。。。=苦笑)

そして、安倍さんの
ある種の「狂気の政治」は
組閣後も続いてね。そう、

「テロ特措法は国際公約」

と、思い切り言っちゃったこと。(苦笑)

このダイナマイト発言(?)まで、
高村防衛相は、

「テロ特措法延長のためなら、
どんなことでもする」

と、小沢民主党に擦り寄っていた。
ところが、このダイナマイト発言後、

しいいいいい~んんん。。。

と、高村防衛相は
黙ってしまった。(苦笑)

それだけではない。
このダイナマイト発言は

「もう選挙は終わったんだから、
野党もなんでも出してほしい。
話し合ってやっていこう」

というようなことを
言いまくっていた
舛添厚労相も
静かになった。

更に言えば、
遠藤農相の問題が起こった時
麻生幹事長と与謝野官房長官が
首相に相談せず
農相の辞任を決めたらしい
なんてことがあったけれども、
そんなだらしないこと(?)になっても
首相の退陣を求める動きは
自民党内には皆無だった。

むしろ自民党議員たちは
必死に問題を沈静化しようと
動き回った。

その後も、様々な閣僚や副大臣の
「政治と金」の問題が
どんどん発覚しても
自民党はバラバラになって、
倒閣運動が起こるでもなく、
それどころか、
党内のまとまりは
強めていったように見える。

つまり、安倍改造内閣は、

「なにが起こっても俺は辞めん」

という、安倍首相の「狂気」が
内閣に不思議な求心力を
もたらしていたわけだ。

その首相が福田さんに
交代するわけだから
なによりもまず、

「『狂気の首相』がいなくなったこと」

が、考えなきゃいけない
ポイントだということになる。

僕は、これまで
大物をずらっと並べた人事は

「船頭多くして船、山を登る」

になるよと言ってきた。

それでも、例外的に
安倍人事は機能すると言ったのは、

「自民党の絶体絶命のピンチ」

という、かつてない特殊な状況下で

「狂気の首相」

が、内閣の中心にいたからだ。

その「狂気の首相」が消えるわけだから
内閣は、大物大臣1人1人が
みんな「船頭」になって、
バラバラに動き出すということになる。
それは簡単に言えば、

「各閣僚がそれぞれの担当分野について
自らの経験と見識に基づいて
内閣の方針に関係なく
バラバラに民主党と協議を始めようする」

という動きが起こるということ。

これは、既に「狂気の」安倍内閣でさえ
起こりかけたことなのだ。

上に書いたように、
高村防衛相や舛添厚労相の

「野党と合意するならなんでもやる」

というような発言が
出始めていたことがそれだ。

これは、安倍さんが「国際公約」という
「狂気」を出すことで沈静化したが、
あの安倍内閣でさえ、
首相が少しでも手綱を緩めたら
閣僚は勝手に動こうとしたわけだ。

これが、「狂気」のない、
いや、むしろ
「常識人の安定感」を買われた
福田さんが首相になったわけだから
閣僚は恐怖を感じることなく
自由に動き始めると思うのだ。

ここで、問題になってくることがある。

例えば、小泉内閣の頃、
皆さんは小泉さんが

「官僚に引きずられるな!」

と、閣僚を叱責するシーンが
何度もあったのを
覚えているだろう。

小泉さんは構造改革に関して
改革の細部は閣僚に任せながらも
改革の「原理原則」は
絶対に譲らない姿勢を見せた。
つまり、小泉さんは

「ここまでは妥協していい。
ここからは妥協してはいけない」

という閣僚への指示が明快で
また、小泉さんの指示を逸脱する
妥協は一切許さなかった。

逆に閣僚たちは、
小泉さんの明快な指示によって
迷いなく仕事ができた。

これが、小泉構造改革を前に進めたのだ。

そのへんは、
竹中平蔵さんの回想録でも
読んでもらえれば
いいと思いますが。(笑)

つまり、政策を立案する過程で
いわゆる「調整」というものが
必要になってきた時こそ、
リーダーが「原理原則」をしっかりと決めて
ブレないことが重要なのだと思う。

それでは、福田首相はどうだろうか。

総裁選のエントリーには
福田首相本人について何も書かなくても
総裁選をめぐる自民党内の政局が
ぜんぶ語れてしまうという(苦笑)
福田首相の

「無」

ぶりを書いたのだけどね。

この福田首相の「無」は
政局だけじゃなくて
政策に関しても目に付く。

「よく話し合って」

ということを
福田首相は強調するけど、
結局、構造改革を継承するのか
そうでないなら
どこまで何をやるのか、
テロ特措法はどうするのか、
年金は、ということで
今日に至るまで、
福田首相の「原理原則」は
どこにあるのか
よくわからない。

今、日本の世論はこの福田さんの
「よく話し合って」という姿勢を
好感しているようだけれども、
果たして、これはうまくいくのだろうか?

安倍辞任のエントリーに書いたけど、
「衆参ねじれ現象」では
どうも参院を抑える野党が
かなり強い
ネゴシエーション・パワーを
持つようだ。

そして、野党の中心は、
あの小沢民主党なのだ。(苦笑)

安倍辞任を誘発したことで、
小沢さんは、
「衆参ねじれ現象」における
自らの力の強さを
しっかり認識しただろう。

この臨時国会では、おそらく、
ほとんど自民党に妥協せず
「国政調査権」を使って
自民党政権の問題点を
明らかにすることと
参院選の公約の法案化を
行おうとするだろうね。

そうなると、福田内閣の閣僚たちは
法案を通そうとして
どんどん民主党に
寄っていくことになる。

その時、福田首相が「無原則」で
民主党との妥協点について
閣僚に明快な指示を与えなければ
もう、ほとんど民主党案を
丸呑みするところまで
妥協を強いられる可能性がある。

そういえば、自民党が
総裁選をやっている間に
民主党は各省庁を呼び出して
ヒアリングをやっていたね。

これは、予算についての
ヒアリングということだったけど、
逆に、各省庁側からすれば、
様々な法案に関して
民主党の意向を探るという
意味もあっただろう。

そうなると、福田首相がこのまま
「話し合い」ばかり言って、
法案の「原理原則」を示さなければ
そもそも役所から上がってくる原案が
既に、民主党に思い切り妥協したものに
なってしまうかもしれないね。

要するに、福田人事で
まずもって言える事は、
「狂気の首相」による
体にダイナマイト巻きつけて
派閥の親分を人質に取った内閣から
「狂気の首相」が抜けたことで、
内閣に向いていた求心力が
なんと小沢民主党に
どんどん向いてしまって、
統率が取れなくなってしまう
懸念があるということ。

それを防ぐには、
福田首相が「原理原則」を
閣僚にしっかり示す
必要があるということ。

要は、温厚な人なら
「調整」ができるという
ものではないといこと。

繰り返すけど、むしろ

「調整が必要な局面だからこそ
リーダーが原理原則をしっかり示す
強い指導力が必要」

ということなのだ。

それでは、福田人事について
もうちょっと細かい点については
後編で見ていきたいと思います。

それでは、またね。





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最終更新日  2007年09月30日 01時37分28秒



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