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2007年10月05日
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さて、「福田人事について考える」後編です。

後編では、福田人事について
もう少し細かく、
ということだったんだけれども、
1人1人について
分析するのは
もういいでしょ?(苦笑)

いつもこのブログを
読んで下さってる方々は

「古賀さん?谷垣さん??
ああ、なるほどね。。。」

と、いろいろ考えるでしょう。(笑)

えっ?伊吹さん??(苦笑)

これは、難しく考えることは
ないんです。

小泉内閣以前の
常識的な自民党人事(?)では、

「幹事長は第二派閥から」

というのが原則だ。

そうすると、
津島派から幹事長と
いうことになるけど、
ニューリーダー(?)の
額賀さんは財務相に
就任したばかり。

次に大きな派閥は
古賀派ということになるけど、
古賀さんは幹事長経験者だし
福田さんはどういうわけか(苦笑)
総務会長就任を
古賀さんに要請し、
古賀さん本人から

「選挙をやりたい」

という申し出もあり、
古賀さんの幹事長もなし。

それで次に大きな派閥は
山崎派だけど
山崎拓さんは幹事長経験者で
ニューリーダーの甘利さんは
経産相に留任。

そして、次は伊吹派だから、
その会長の伊吹文明さんが
幹事長になったという
シンプルな話。

まあ、伊吹派とすれば、
安部人事の時に書いたように
伊吹さんが汗をかいて
中川昭一さんを温存という
戦略の継続は
福田内閣でも変わらず
まあよかったなと
いうことではないでしょうか。

そういえば、中川酒さんは
総裁選で麻生さんを
支持してましたっけ?

これは、伊吹派の中で
いろいろとってことは
ないと思う。

予定通りだと思う。

中川酒さんって
前から書いてるけど
あの酒乱ぶりは
すべて「確信犯」ですので。(苦笑)

伊吹さんにとっても、
幹事長就任というのは

「伊吹派の親分は、
ほんとに伊吹さんなの?」

という、素朴な疑問の部分が
消えた感じになって
まあハッピーでは
ないだろうか。(苦笑)

伊吹文明・中川昭一の伊吹派って
これから意外におもしろいかもね。(笑)

ということで、
そろそろ本題に入りたいけど、
今日は、「福田人事」を基に
いくつかの政策課題について
どうなるか考えてみたいと思う。

まずは、僕がこのエントリーに書いた
(2007年7月25日
「かみぽこ政治学」的に参院選の争点を検証する。(4)

「民主党が参院選に勝ったら、
消費税大増税になる」

ということだけどね。(苦笑)

これは、通説とは逆なのだけど(苦笑)
僕の主張はどういうことかというと、
まず、自民党が参院選に負けたら
日銀出身の塩崎さんや
その他の行革優先の政治家は
安倍さんが実質的な人事権を失うと
安倍内閣から去ることになるだろうと。

そして、その後
政府・与党には
財務省寄りの
財政再建優先の政治家が
入ってくるだろうと
いうことだったんだけどね。

実際に、安倍改造内閣では
与謝野馨さんが
官房長官に入った。
(2007年8月28日
安倍人事を考える(5):与謝野官房長官でなにが変わるか。

更に、福田人事では

伊吹文明幹事長、
谷垣禎一政調会長、

という、大蔵省出身の政治家が
自民党三役に名を連ね、
ちなみに選対委員長となった
古賀さんも広義の財務族。

閣内においては、
元々、法人税減税を志向する
傾向のある商工族議員で
消費税増税の
歯止めになるかと思われた
額賀財務相だったけれども、
フタを開けてみると
思いっきり財務省寄りの発言を
繰り返している。(苦笑)

どうやら、商工族というより
この1年間、津島派で
津島雄二税制調査会長から
しっかりと教育を受けていたようだ。(苦笑)

昨年の総裁選不出馬の失態から
復権するためには
教育を受ける必要が
あったのかもしれんね。(苦笑)

そして、安倍改造内閣の外相から
福田人事で官房長官に横滑りした
町村さんだけれども、
彼も元々は商工族のはずだが、
昨年は自民党税調小委員長として
財務省からしっかりご説明を
受けてきたはずだ。

そんな町村さんが
経済財政諮問会議の中心メンバーである
官房長官になるわけだからね。

更に、その官房長官だった
与謝野さんは閣外に去ったけど
次に就いた役職は
自民党税調小委員長。(苦笑)

そして、極めつけは
福田首相自身が
お父さんが大蔵省主計局長出身だし
縁戚に大蔵関係者がいるわけで。(苦笑)

これに対抗すると思われるのが
大田弘子経済財政担当相と
渡辺喜美金融相だけれども、
大田さんは竹中シンパだけれども
議員でもなく政治力なし、
渡辺よっすぃーさんの言う事は
永田町の誰も相手にしないことは
すでに明らか。(笑)
(2007年4月24日
公務員改革:渡辺喜美の政治的嗅覚とその限界。(前編)
公務員改革:渡辺喜美の政治的嗅覚とその限界。(後編)

まあ、要するに
見事なまでに内閣・党四役に
財務省寄りの政治家が集まったわけで
参院選敗北から
安倍内閣総辞職の流れで
経済運営に関して
安倍内閣時代には排除されていた
財務省の政治力が大きくなったことは
間違いないだろうね。

しかし、ここでおそらく
皆さんが疑問に思うだろうことは
いくら内閣・自民党を
財務省が支配したとしても、
しょせん参院で過半数を占めるのは
野党なのであって、
税制改革の法案は
通りっこないではないかと
いうことだね。

確かに、「短期的」にはその通り。

民主党は「消費税率上げ反対」と
明言しているし、
「参院選の公約の実現」を
第一の方針にしているわけだから。

民主党は消費税で
自民党と妥協の余地はない。

だから、消費税論議はストップだと
思いがちなのだけれども、
ところがどっこい、
この民主党の強硬なスタンスこそが
実は、自民党内の消費税論議の
自由度を高めてしまうのだ。

これは、このエントリーに書いた
小沢さんが「左」にでーんと座ってて
真ん中に寄ってくる気配もなく、
自民党が「右」にいるという
イメージを持ってもらいたいのだけどね。
(2007年9月13日
「狂気の首相」遂に自爆す。(中編)

「テロ特」や「年金」など
様々な政策課題に関しては、
政権党として自民党は
現実的に対処しなければいけないので
自民党は法案を通すために
どんどん「左」に
寄っていくことになる。

それを無理に引き戻そうとすると
安倍さんのように
「自爆」することになる。

これに対して、「消費税」は
少し事情が異なる。

参院選での民主党の勝利で
当面、消費税が
現実的な政策課題に
なることはない。

現実的な政策課題でないということは、
自民党は民主党と話し合うために
「左」に寄る必要はないということだ。

つまり、自民党は
政策の現実化を考えるが必要なく
自由に党内で「正論」を
議論することができる。

しかも、民主党が思いっ切り
「左」に寄っているから
「右」の自民党との距離感が大きい。

「左」「右」の距離感が大きい分、
自民党が議論できる
自由度も大きくなるわけだ。

古賀、谷垣、伊吹、町村、額賀、与謝野。。。

彼らがなんの制限もなく
消費税増税の議論をすれば

「18-20%の増税が必要」

なんていう話が
出てこないとも限らない。(苦笑)

いや、自由に議論しても
法案化ができなかったら
意味なしなんて
言うなかれ。

自由に議論しておくことが重要なのだ。

例えば、自民党内で
「18-20%」という話を
まとめておけば、
実際に、法案化の段階になって
民主党と協議した際、
それがたたき台になって、最終的に

「10%くらいの増税」

で、まとまるかもしれない。

それに対して、
もし早い段階で
民主党が議論に加われば、
増税したくない民主党の意向が入って
最初のたたき台が「10%くらい」になって
最終的には

「7-8%くらい」

の小幅な増税に収まるのだ。

だから、僕は
与野党の話し合いの余地が
少なくなってしまった
今の状況は

「将来的な消費税大増税をもたらす」

と言っているのだ。

これは、格好の例がある。

今、政府与党が出そうとしている

「テロ対策新法案」

の期限について、
当初、政府は

「2年間の期限」

で、まとめようとしたが、

「平和の党・公明党」(?=苦笑)

が、より厳格な
シビリアン・コントロールを求めて

「1年間の期限」

を主張したと。

最終的には自民党の主張が通って
「2年間の期限」になったけれども、
これは法案の原案作成の段階で
公明党が加わったことで、
法案の内容的に
一定の歯止めが
かかりそうになったと
いうことを示している。

だから、消費税の議論は
本当は民主党が加わったほうが
増税に一定の歯止めがかかると
思うんだけどね。

このように、これからの
国会での攻防を観る時は
1つ1つの政策課題について
「右」の自民党と
「左」の民主党の
距離感がどれくらいあるかと
どちらがより強い
交渉力を持つことになるかが
ポイントになるということです。

それでは、最後に、
福田首相と対峙する

「小沢一郎」

という政治家について
書いてみたいと思う。

これは、このエントリーの
(2005年8月10日
郵政民営化:小泉政治が日本の政治文化に与えた影響。
2005年8月13日
郵政民営化:小泉「刺客」「踏み絵」戦略は民主的である。
続編として書きます。

なんで小泉さんと
関係あるのかだけれども、
ともかく、一般的な

「小沢一郎像」

と、異なると思うので、
1つよろしくお願いしたいと。(苦笑)

それでは、またね。

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最終更新日  2007年10月24日 11時10分49秒



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