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2008年06月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。
前回、「日本政局学構築プロジェクト」の
構想について書いたわけだけど、
思った以上の結構な反響がありました。

しかし、これはまず
自分のこれまでのエントリーを
読み直すところから
始めるわけなので、
まあ、ゆっくり
やらせたいただきたいと
思っています。

さて、政局だけれども、
福田さんは開き直りかもしれないけど、
今さらながら、
急に元気が出てきた。

欧州3カ国歴訪し、食料サミット出席、
アフリカ40カ国の首脳と次々会談したしね。

それと、アフリカ向けの
政府開発援助(ODA)を
今後5年間で2000億円規模に
倍増させるなんてね。

これなんて、まさに

「自民党政治の海外版」

とも言ってもいいような
アフリカへの
超バラマキ政策だよね。(苦笑)

これは、いいことだと思う。(苦笑)
こうでなくちゃ政治は
面白くないからね。(笑)

福田さんは、もう解散する気は
ないのかもしれないね。

総辞職もしないだろう。

おそらく任期いっぱいまで、
支持率がマイナス500%になっても
辞めないのかもしれない。(苦笑)

これは、一言で言うと、

「衆議院を解散しない権利」

という、首相だけが持っている
権利の行使なのである。(笑)

どういうことかというと、
一般的には、首相は

「衆院の解散権」

を持っていると
されているわけだ。

これは、首相だけが
衆院解散を決められると
いうことだけど、
それを裏返すと
首相だけが
「衆院を解散しないこと」も
決められるってことだからね。

常識的に考えると、
(選挙で)国民の審判を受けてない内閣は
民主主義的に問題だということで、
どこかで衆院を解散して、
国民の審判を仰がないといけないと
誰もが考えるものだ。

だから、マスコミも

「焦点は解散の時期」

という報道をずっとしてきたわけだ。

しかし、突き詰めて考えてみるとね、
内閣支持率が10%台で
選挙で負ける可能性が極めて高い時に
衆院を解散する必要はないのだ。

特に「衆参ねじれ国会」の下では、
参院で過半数を野党に握られているわけで、
しかもそれは、参院に解散がないので、
基本的にあと5年は続くというものだ。

この状況下では、
衆院で与党は
3分の2の議席を失ったら
もうなんの法案も通せなくなって
政府・与党は完全に
「死に体」となってしまう。

しかし、今の与党の衆院議席数は
いわば「奇跡的」に
もたらされたようなもので
再び同じ議席を獲得できる可能性は
ほとんどないと言わざるを得ない。

衆院で与党が過半数を獲得できれば、
それを「民主的正統性」として、
野党の参院での反対行動を
止められるんじゃないかと
言う人がいるかもしれない。

しかし、現実にはそれは
夢みたいな話だと思う。

例えば、今の国会と同じように、
汚職や政策の失敗が
次々と明らかになったら
いくら選挙に負けたとしても
やっぱり野党は
参院を止めてしまうだろう。

私は今以上に、
参院を止めると思うよ。

なぜなら、野党というものは
政権の座が遠のくと、
政策に対するリアリティを失い
ひたすら与党に抵抗することで
存在感を示そうとするものだからだ。
(それはかつて私が
与野党伯仲状態ほど
安全保障政策が前進した等の
日本政治の過去の事例を通じて
論じてきた通り)

そして、それに対して
衆院で3分の2の議席を失ったら
与党はなんの抵抗もできなくなるわけだ。

このように考えると、
福田首相が今、解散権を行使しても
なんのメリットもないわけだ。

福田首相が今できることは、
まさに首相だけが持つ権利である

「衆院を解散しない権利」

を行使することしかないと
いうことになるのだ。

いろんな人がごちゃごちゃ言っても、
これはもうシンプルな現実なわけです。(苦笑)

しかし、この「解散しない権利」をね、
なんのしがらみも考えず
これまでの日本政治の慣例も
一切無視して、
シンプルに行使できる人って、
実は政界にはほとんどいない。

おそらく、元々福田首相は
そういう発想も行動もできる人じゃ
ないように思う。

そうすると、誰かが福田首相に

「解散しない権利が貴方にはあるよ」

と、知恵を付ける人が
いたということがある。

もう、わかってきましたね。。。(笑)

そう、福田さんのバックで、
ある人が涼しい顔をして
ささやいている姿が浮かんでくる。


そう、小泉純一郎元首相が
ここで出てくるわけだ。(苦笑)

「参院で法案が否決された時、
首相が衆院を解散できないというルールは
どこにもない。
だから衆院解散する。」

小泉さんはこのように、
シンプルに与えられた権利を
行使できる人なわけです。

郵政民営化法案が参院で否決された時、
他の政治家のほとんどは、

「衆院解散なんてできっこない」

と思っていた。
なんでできないかというと、

「そういう慣例だから」

と。(苦笑)
でも、小泉さんはそう考えなかった。
だって、自分が解散権を行使するのを
妨げる法律はなにもないんだもん。(苦笑)

まあ、そういう風に考えてみるとね、

「解散しなきゃいいんだよ。任期いっぱいまで」

小泉さんが福田首相にそう言っていることは
容易に想像できる。

「福田首相開き直りの裏に、
小泉あり」

だということだ。

小泉さんは、ここのところ
いろんなところへ行ったり
いろんなことを言ったりして
いったい何を考えているのか
わかりづらいけれども、
よく観察してみると
明らかに福田首相の後ろに
いることがわかる。例えば、

「そろそろなんとか風(解散風)が吹いてきたねえ~」

とか言った時。
あれは、野党をけん制するというより
明らかに党内に対して
発せられたものだと思う。

なぜなら、上に書いたような
現在の情勢の下で
自民党議員の中で
解散をしたい人なんて
本音では誰もいないからだ。

ただ、あの小泉「なんとか風」発言の時、
党内に反福田的な動きってのは
出かかっていたように思う。

小泉さんは、その反福田的な人たちを
タイミングよく牽制したように思う。

ほんとは誰も解散したくないんだから。。。

その後、道路特定財源でも、
公務員改革でも
野党側が期待したような
自民党内の混乱は
起きなくなったわけでね。

また、小泉さんは

「いずれ、民主も協力しないといけなくなる」

とか言ってみたりしている。

これは、福田首相が解散権を行使せず、
このまま粘っていると
いずれ民主党側が苦しくなるよ、と
民主党を挑発しているわけだ。

要するに、小泉さんは
解散とか総辞職とか
政界再編のために
動いているというより、
むしろ、福田首相に
粘れるだけ粘らせて
民主党の自滅を誘うように
動いているように思われる。

それでは、なんで小泉さんは
福田首相を支える側に
着いたのだろうか。

それでは、後編へ。






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最終更新日  2008年06月04日 20時56分57秒



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