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2009年08月12日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
そして、「解散権」である。

そもそもだけど、昨年9月に
首相に就任した直後に
「解散権」を行使するのが
麻生首相にとって
ほぼ唯一といっていい
チャンスだった。
(2008年11月27日
麻生首相、なんでこーなるの?

それまでの「ねじれ国会」を
振り返ってみると
与野党が衝突して
参院が止まると、
政府・与党の支持率が
野党よりも大きく下落していた。

だから、麻生内閣も
与野党激突によって
必ず支持率を下落させると
考えられたので、
就任直後が唯一の
解散可能なタイミングと
考えたからだ。

このタイミングを逃した以上、
後は「負けを覚悟」の
「解散権」行使しかなく、
麻生内閣の求心力低下もあって
与党内から「解散」に
異論反論が噴出する。

この異論反論を抑えたいならば、

「電光石火」

で、有無を言わさず
解散するしかない。

ところが驚いたことに、
麻生首相は

「解散予告」

という、正式に解散するまでに
間が開くという
異例な形である上に、
反麻生勢力が解散に
異議を唱える余地を
与えてしまった。

「鳩山故人献金」追及に
最後の望みをかけたからと
いう話もあるけどね(苦笑)。

それはともかくとして、
案の定、この微妙な先送りで、
反麻生勢力のみならず、
与謝野馨財務相や石破茂農相など
閣僚からも批判が噴出してしまった。

まあ、それで自民党内は
スッタモンダした揚句、
解散当日の「両院議員懇談会」で

「一致団結」

をなんとか演出したわけだけど、
これもまた、解散しちゃったら
もうどうしようもないから
そうなったみたいな感じでね。

最後に書くけど
この「一致団結」が
よろしくないのだ(苦笑)。

まあこれも、「解散権」が
妙に効いてしまった感じだ。

それはともかくとして、
「解散権」の本来の威力とは、
かつて、小泉内閣時の
郵政民営化法案の審議で
小泉首相(当時)が
「解散権」をちらつかせて
衆院での造反を抑えて
法案を可決させたように
(その一方で、解散のない参院では
造反を抑えることができなかったが)
法案審議や政局で
党内を掌握することに
使われるものである。

要は、「解散権」というのは
党内がスッタモンダと
揉めているところを
散々国民に見せた後に
なんとかかんとか
それを鎮圧するために
バタバタと
使われるべきものではない。

「解散権」の威力というものは
その威力が強力なだけに
ゴタゴタの鎮圧に使うのは
あまりにもったいなかったと
いうことだね。

それと、このエントリーの
冒頭に戻るけれども
その「一致団結」のために、
麻生首相が「謝罪」したのも
あまりよろしくない。

読者の皆さんの中には
小泉さんが地滑り的勝利を収めた
2001年の自民党総裁選の時、
橋本龍太郎元首相が
出馬にあたって、
派閥に対して
「消費税率上げ」という
過去の失政を詫びたことを
覚えている方がいるだろう。

それは、派閥の中では

「けじめをつけた!」「禊が終わった!」

と、拍手喝采を浴びたが、
選挙の結果は散々だった。

私は、麻生首相の「謝罪」から
決して小泉元首相の郵政解散総選挙時の
大演説を思い出すことはなく、
むしろ、あの橋本元首相の「謝罪」を
思い出したんだよね。

それは自民党内向けには
大変結構な謝罪だったかも
しれないけれども、
国民に向けては
なにも語らなかったと
いう意味においてね。

そして、それは
2001年の総裁選でも
2005年の総選挙でも
激しく国民に訴えかけた
小泉元首相とは
正反対だということだ。

さて、ここまで麻生首相を
酷評し続けてきたわけだけど
それでは、衆院選では
自民党にはもう望みがないのかを
考えてみたい。

1つには、いろんなところで
指摘されているように
民主党の政策的な迷走に
助けられることが
あるかもしれない。

ただ、これについては
自民逆転への決定打には
ならないだろうと思う。

なにより、逆転に至るまでには
時間が足りないだろう。

それと、自民党が民主党の政策を
批判すればするほど、
なんか「野党」みたいに見えるだけで
自民党のイメージが上がるわけでは
ないということだ。

これは、さっきの「謝罪」の話に
通じるのだけれどもね。

そして、なによりも
都議選で明らかになったように
国民は政治の変化を
強く望んでいる。

民主党が頼りなくても、
自民党ではなにも変わらないと
いう気持ちを
多くの国民が抱いている。

これをひっくり返すのは
なかなかに難しいだろう。

それよりも、私は
自民党が2005年の郵政解散総選挙など、
歴史的に分裂選挙に強いことに
注目したいんだよね。

もう、自民党の候補者1人1人は
麻生首相など無視して、
「選挙の顔」に頼らず、
なりふり構わず
生き残りのために
ドブ板につぐドブ板で
選挙をやるべきだと思う。

そうすれば、自民党が持つ
底力が発揮されて
「奇跡的」に
自民党が健闘する可能性は
あるのではないだろうか。

私が興味深かったのは、
解散直前の「両院議員総会」よりも、
反麻生派が「独自のマニフェスト」を
作る動きだった。

現在、自民党も民主党も
マニフェストを提示して
(民主党のはまだ正式ではないのか?=苦笑)
無党派層や地方自治体の
支持を得るために
両党の政策が似てくるのが
おもしろいけれども、
それでも両党の違いが
最も大きいのは

「公務員改革」「官僚支配打破」

の部分だろうと思う。

言うまでもない。
民主党がマニフェストで
「官僚支配打破」を
打ち出しているのに対して、
自民党のマニフェストには
なにも書いていない。

それは、既に書いたように
麻生首相の個人的な考え方が
色濃く反映していると同時に
政権を維持している側と
それを奪おうとする側の違いが
最も顕著に表れる部分だからだ。

そして、「独自のマニフェスト」を
作ろうとする勢力が
最も変えようと思っている部分が
「公務員改革」だということもある。

この「独自のマニフェスト」で
特に、正式なマニフェストでは
民主党と自民党の違いが
最も大きい「官僚支配打破」の部分で
民主党に近い政策を打ち出せれば、
野党の政策を奪う
自民党本来の強さ・したたかさを
発揮できる可能性があった。

しかし、「独自のマニフェスト」の動きも
いつのまにか消え失せてしまった。。。

繰り返すが、私は
自民党の候補者たちは
もう首相など無視して
自分の生き残りだけ考えて
なりふり構わず
戦うべきだと思う。

それが、「本来」の自民党の強さを
発揮させることになるからだ。

妙な、「一致団結」を演出したことは
かえってよくないのかもしれない。

ただ、ここにきてようやく
自民党の候補者たちに
なりふり構わぬところが
でてきた感じはあるけどね。

都議選で当選した
民主党候補者たちが

「マニフェストを作り、有権者に丁寧に訴えてきた」

を勝因としていたのは
印象的だった。

実はいま、民主党のほうが
熱心に有権者に対応しているのではないか。

「選挙の顔」に右往左往するよりも、
一分一秒でも早く地元に帰って
ドブ板選挙をやるほうが
生き残りの可能性があることに、
自民党議員たちは早く気づくべきであり
ようやくそういう動きに
なってきたなら、
自民党が巻き返せる
可能性は残されている。

それでは、またね

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最終更新日  2009年08月12日 07時57分17秒



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