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2010年05月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。

さて、鳩山由紀夫首相が、
普天間基地移設問題について
辺野古への移設を
事実上決定した。

結局、いろいろあった挙句
「現行案」に戻ったと
いうことだけどね。

私は、民主党が
政権を獲得する前から
現行案に近い線に
落ち着くと思っていたので
今回の決定について
特に驚くことはない。

私は、かねてから
日本の安全保障政策は
中道左派政党が
政権に加わった時に
前進してきたことを指摘し、
民主党政権はいずれ
安全保障について
「現実的」に対応するようになり、
さらに、それ以上のところに
前進させる可能性があると
書いてきたからね
民主党政権だと安全保障政策が進展するというパラドックス

(意外なことに、これはブログでは
正式に書いてないんですね。
掲示板ではなんども書きましたが。。。

ということで、「ダイヤモンド」を貼り付けます)。

まあ、今回の「現実案」への回帰は
その結果そのものよりも、
その検討のプロセスが
実態はともかくとして、
首相や閣僚の
不規則な発言など
少なくとも政権外部への
見せ方が悪かったために
これから強く批判されることは
言うまでもない。

鳩山首相の退陣を
要求する声が
高まるだろうね。

まあ、クリントン国務長官が

「勇気ある決断」

と言っていたようにね、
私はこのブログの初期から
政治家には

「やらないという指導力」

も大事だと言ってきたので、
そういう意味でも
今回の「現行案回帰」は
さほど腹は立たない(苦笑)。

まあ、それはともかくとして、
私は掲示板において
普天間基地移設問題は
どういう解決が
いいと思うかとか聞かれて

「このままダラダラ続けているのがいい」

と答えていたように、
鳩山首相が置かれた
現状というのは
長い目で見ると、
必ずしも不利ではないように
思えるんだよね。

なぜそう思うかを
考える前に、
頭を整理するために、
いくつかのことを
考えてみたい。最初は、

「首相の言葉の重さ」

についてですね。

マスコミや識者は
鳩山首相が
「首相の言葉の重さ」を
理解していないと批判する。

しかし、これを裏返して
考えてみたらどうだろう。

「首相の言葉」というものは、
たとえそれが愚かなものでも、
ひとたびそれが発せられると

「重い」

ということにならないだろうか。

例えば、米国は
同盟国の首相の言葉を、
最後まで無視できる
ものではない。

徳之島や沖縄の首長は、
最後まで首相の言葉を
拒絶し続けて、
内閣を崩壊させられない。

その責任を負うのはあまりに重い。

だからマスコミは
米国が日本を
相手にしていないと
言っていたけど
実際は、米国と日本の
実務者協議は続いてきたのだし、
徳之島と沖縄では
二度と首相と
話をしないと言いながら、
実際には、さまざまな動きが
続いている。

そして、全国知事会も動き出したのだ。

鳩山首相の言葉は、
移設先の案が
浮かんだり消えたりした際には、
確かに軽かったと
言わざるを得ない。

しかし、何人かの識者が
指摘しているように、
安全保障における
対米依存を減らす

「自主防衛」

を目指すという点では、
鳩山首相の言動は
実は一貫している。

沖縄の負担軽減とは、
その分を「自主防衛」で
補うことに他ならず、
この点に関して
鳩山首相の発言は重い。

これは、対米依存を現実的として、
自主防衛から逃げてきた、
また、国民も欺いてきた自民党の
遥かに先を行っている。

「抑止力」の意味するところを
理解していなかったというのは
まずかったけれどもね(苦笑)。

まあ、それだけ
自分で自分の国を
守ろうという意識が
強かったんだろうね(苦笑)。

ちなみに、社民党なんだけれども
基地の「国外移設」を
一貫して主張している。

政権入りして
現実的になるどころか
まるっきり現実離れ
してるじゃないかと
言われそうだね。

しかし、一見現実離れしてみえる
この主張の先にあるものは、
「自主防衛」の確立以外の
なにものでもない。

米軍に日本国外へ
お帰りいただこうと
いうことだからね。
その後は、当然
自分で国を守りましょうしか
選択肢はないわけでね。

今回、社民党が
最後の最後まで
「県外・国外移設」と
言い続けていることは
鳩山政権の
迷走の原因となったが、
その一方で、結果的に
沖縄の負担軽減の必要性を
初めて国民が直視させられたと
言えないだろうか。

社民党が政権入りしたことで
日本の安全保障は
「自主防衛」の方向で
前進しているのかも
しれないのだ。

徳之島・沖縄の
強硬な反対についても、
1つ指摘しておきたい。

マスコミや識者は
徳之島・沖縄を硬化させた
鳩山首相を批判する。

しかし、外交交渉について
一般的に考えてみれば、
交渉相手国に対して
自国内の激しい抵抗を
見せつけるという
戦術はあり得ることだ。

実際、徳之島・沖縄の強硬な反対は、
米国にとっても頭が痛い問題だ。

米国は、普天間基地
移設先の条件として

「住民の同意」

を挙げている。

つまり、現状では、
辺野古沖の「現行案」も
実現不可能ということになる。

沖縄の住民が
反対しているわけだからね。

徳之島・沖縄の強硬な姿勢によって、
米国も追い込まれていることにも
留意すべきだろうね。

さて、ここで今回のテーマである、

「鳩山首相は
長い目で見ると、
必ずしも不利ではない」

ということについて
考えてみたい。

鳩山政権が「現行案」へ回帰し、
沖縄の「負担軽減」を
継続的に検討することで
つじつまを合わせようとすることで
自民党など「現行案」の見直しに
反対してきた勢力が
勢いを増しそうにみえる。

なにしろ、鳩山首相の「公約違反」は
政治的に非常に大きなダメージだからね。

しかし、鳩山政権は
その批判に屈せず、
沖縄の「負担軽減」を
訴え続けることが
重要なんじゃないかな。

なぜなら、まず
仲井真弘多沖縄県知事が

「5月末決着にこだわる必要はない」

と発言しているように、
突き詰めてみると
沖縄県民は必ずしも
5月末に決着することを
望んでいないからね。

あれは鳩山首相が
勝手に言ったことでね(苦笑)。

むしろ、鳩山政権が公約に固執して、
5月末に拙速に結論を出すことで、
沖縄に基地が固定化されることへの
懸念が大きかったわけだからね。

だから、「現行案」回帰は
沖縄にとって失望だけど、
そこで鳩山政権が
すべての交渉を打ち切ったり
政権を投げ出すことを
沖縄が望んでいるわけではない。

むしろ、このまま鳩山政権が
「負担軽減」を検討し続けることが
沖縄にとってベターだと
いうことになる。

ましてや、自民党政権に戻るなど
沖縄にとっては最悪だという
気持ちが強い。

自民党はこの9ヶ月間、
「現行案がベスト」の
一点張りだったからね。

だから、端的に言えば、
5月末以降
谷垣禎一自民党総裁が
沖縄に行って

「さあ、皆さん。
やっぱり『現行案』がベストでした。
自民党を信頼してください」

と言ったら、

「なにをしに来た!」

と、罵声を浴びせられ。
石を投げられるということだ。

鳩山政権への
激しい批判の裏で、
沖縄県民が改めて
気付いたのは、
これまでの自民党政権の
無為無策ぶりなのだ。

更に言えば、米国は
普天間基地移設先の
「現行案」回帰を勝ち得たとしても、
沖縄の「負担軽減」については
真剣に検討せざるを得なくなった。

これだけ「現行案」への
反対運動が
高まってしまうと、
沖縄の「負担軽減」を
なにかやらないと
すんなり「辺野古」には
移れないからね。

最後、鳩山首相の要請で
米軍普天間飛行場移設問題に関する
緊急の全国知事会議が
開催されることになったのは、
おもしろい。

特に、橋下徹大阪府知事が

「これだけ重大な事項について
国が知事会に協力を求めたのは
初めてではないか。
これに応えなければいけない」

と発言した。これはまさに、
首相の言葉が「重い」ことを
示しているのではないか。
そして、橋下知事が

「いま(基地を)受け入れていないところが
受け入れるべきで、
真っ先に考えないといけないのは関西」

と発言したことは重要だ。

この発言の現実性は
ともかくとして、
知名度と発信力の大きな
橋下知事の発言が
国民に与える
インパクトは大きい。

このように考えてみると、
普天間基地移設問題そのものでは
「現行案」回帰という
現実に戻った鳩山政権だが、
沖縄基地全体についての
「負担軽減」については、
確実に検討を進めていける
可能性は低くないように思える。

そして、そうなると
次第に追い込まれていくのは
自民党のほうだということになる。

これまでなにもしようとしなかったのは、
実は自民党の方だというのが
明らかになるしね。

おそらく自民党など
「現行案」見直しに反対する勢力は、
そのヤバさにすぐに気づくだろう。

だから、6月以降徹底的に
鳩山政権の退陣を要求するし、
普天間問題基地移設問題そのものを
なかったことにしようとするだろうね。

しかし、前述の通り、
鳩山首相は「自主防衛」に
想像以上の執念を持っているから
退陣要求は拒否するだろう。

6月以降の政局は
与野党がガチンコで
激しくぶつかり合うものとなる。

要するに、鳩山首相が
沖縄や徳之島の
激しい反対運動に
直接晒された時、
非常に惨めに
見えたわけだ。

「無能」

という人も多い。

しかし、反対運動の高まりによって
今、微妙に変わりつつある
空気というのは、
今後、米国が
沖縄の「負担軽減」に
なんらかの形で
動かざるをえなくなり
それによって、自民党は
動きようがなくなってくると
いうことだと
思われるんだよね。

そうなると、鳩山首相は
本当に惨めで無能な
ルーピーなのだろうかというと、
よくわからないと
いうことになるかもね。

まあ、いずれにせよ
6月以降、国民の怒りの中、
鳩山退陣。。。。

と、そんなに物事は
単純には進まんような
気がしますけどね。

ま、またいろいろお叱りを受けますね。
こんなことを書くと。。。(苦笑)

それでは、またね。

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最終更新日  2010年05月25日 20時00分35秒



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