コラーゲン不足が脱毛、白髪を引き起こす
コラーゲン不足が脱毛、白髪を引き起こす
2011年2月に東京医科歯科大の幹細胞医学が、毛根にコラーゲンが不足すると脱毛・白髪の原因になる事をマウス実験結果からつきとめました。
■関連記事:脱毛、白髪の仕組み解明 コラーゲンが不可欠 出典:47NEWS
■東京医科歯科大学 プレス記事
「毛包幹細胞が色素幹細胞を維持する仕組みを解明」
http://www.tmd.ac.jp/press-release/20110201/index.html
記事抜粋:
17型コラーゲンが白髪と脱毛を抑えており、欠損すると毛包内の2種類の異なる幹細胞間での相互作用による幹細胞維持機構が破綻するため、白髪や脱毛を発症することを明らかにしました。毛包幹細胞と色素幹細胞は毛包のなかほどバルジ領域付近に存在していますが、色素幹細胞は、黒髪のもとになる色素細胞の供給源となり、毛包幹細胞は毛髪のもとになる角化細胞の供給源となることで、毛が生え変わるごとに色素を持つ毛を生やしています。17型コラーゲンは、ヘミデスモソームを構成する膜貫通性のコラーゲンで表皮基底細胞を基底膜に強く固定する役割が知られてきました。また、ヒトで先天的に17型コラーゲンを欠損すると早発性の脱毛が見られますが、その仕組みについては明らかにされていませんでした。今回、毛包幹細胞が17型コラーゲンを高レベルで発現しており、毛包幹細胞の幹細胞性を維持するという役割を持つと同時に、毛包幹細胞が色素幹細胞のニッチ細胞として機能するためにも必須であること、これらの役割により白髪と脱毛を抑えていることが判明しました。
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