うなぎのぼり。

久々です。




学会発表があったり、セミナー担当があったり、レポートがあったりでもう。

大変でした。



はい。
学会デビューしてきたんですよ。

ついに研究成果がちょっとだけ世に出ました。




やっぱ、日々やっててよかったなと思う瞬間だったり。
これからも実験を頑張ろうと思いました。






でも学会期間中京都に行ってて研究室を四日あけたら、ヒマワリが枯れてしまいました。

ショック。



でもゴーヤは順調に。
１本収穫しましたよ。

こんなでかさ！











というの冗談だけどね。







てか、桜の増やし方って知ってる？

とくにソメイヨシノは実生では増えないらしく、全部、挿木か接木で増やさなきゃいけないらしい。




というわけでルートンなるものを買って試してみる。







しかしサクラは活着がとても難しいらしく、発根しないですねぇ。

それでも、条件を振ってサンプル数を増やせばいけるんじゃない？
と、理系の考え方。






そもそも、難しいってなんでしょうか？

このサクラの発根・活着の場合だと。

きちんと条件検討をして成功するものがあれば、その条件で行えば再現性はあるはず。
でも、同じ条件でやっても結果に差が出るということなの？


確かに植物の成長の場合、条件をそろえると言っても気候が絶対違いますからね。
日照時間や気温、湿度、などなど。

ホームセンターで買ってくる土なんてロット差が激しいだろうし。

きちんとした同じ条件を再現するのが難しいのはもちろんわかる。



でも、それでもできる限り条件を同じにしたら、それなりの確率で成功する株が再現性を持って得られると思わない？





でもサクラの挿木の場合、それも困難だとか。

つまり、最適条件が非常に狭い、ということなんでしょうね。
それに加え、切り口からの腐敗が進むのがかなりはやいらしい。
もうほんと弱いらしい。




とりあえず、木化していない緑の１年枝を取ってきて、水に数本、土に数本さしておいたところ、
水にさしたのは腐って、土にさしたものは枯れました。


ほんで、今度は、底に穴を開けていないペットボトルなどを用いて、水持ちをよくし、でも腐るほどは入れないという作戦です。

今度は緑の枝と木化した枝と両方用いました。

さてさて、どうなるか。

でも、ほんとに難しいらしいから。







一応、プロトコール書いておきます。


サクラの挿木の方法：

時期：　３月～４月下旬、６月中旬～７月中旬に行う。
材料：　春は前年枝、夏は充実した本年枝を用います。
しっかりとした元気な枝を選びます。
緑のままの枝でも、木化した枝でも、どちらでも発根します。

先端から１０センチほどのところを清潔な刃物などで切断し、すぐに３時間ほど水を吸わせます。
余分な葉が多いと蒸散が増え負担になりますが、切断面は腐りやすいので余計なカットは控えます。

切断面と、切断面から数センチまでルートンをまぶし、小粒の鹿沼土などにさします。
土はあらかじめ充分に湿らせておく必要があります。

根がないため風に弱く、また日差しも避けた方がいいです。
水は充分に与えますが、腐りやすいので気をつけます。

数ヶ月たっても発根しない場合がありますので、かなり気長に待つ必要があるそうです。




以上。

時期も今だし、興味ある人はやってみて。
そして経過教えてくれたら助かるー。

ちなみに僕はオオシマザクラを用いています。
オオシマザクラは実生でも増えるらしいから、まぁそれもやりますけどね。



でもサクラって、きれいなんだけど虫がつくんだよなぁ。。。