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優しい生活、始めませんか      Azu*Blog

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2011.05.15
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カテゴリ:ココロ
今月末、いまより少し広くて明るいお部屋に、あやりんと引越しをすることになりました。
大学が三鷹方面なので、本当は中央線沿線が良いのでしょうが、
友達のこと、家族のことを考えると、今のこの場所がいいねということで、同じ駅です。

早々、引越し屋さんから段ボールを手配してもらったので、少しずつだけれど、片づけを始めています。

私の本箱を片づけていたら、奥のほうから、一つの本が出てきました。

『元気を出して』宇佐美百合子

この本は、白血病になって初めて入院した時に、同じ病室で仲良くしていただいたお友達からいただいたものでした。
残念ながら、彼女は33歳で旅立たれました…
辛いはずなのに、底抜けに明るくて、とっても優しくて、本当に素敵な方でした。
私が白血病を乗り越えられているのは、彼女の病気に対する姿勢を見ていて、お手本にできたからかもしれません。

短めな文のなかに、そうそう、今の気持ちに合ってる…そんなメッセージが込められていて、
私も大好きになった本でした。

移植を終えて今年7月で5年。
体も、自分の中の意識としては、昔と変わらなくなってきた今、
この本の存在を忘れつついました。

この本を見つけ、めくっていたら、
一つの封筒が、私のひざに落ちてきました。
それは彼女が、私が退院するときに渡してくれた手紙でした。

優しい、そして、希望がたくさんのメッセージ。
読んでいて、涙がこぼれました。

ここのところ、私は自分の将来に不安を感じて、
この先どのようにしていったらいいのか、悩んでいます。
「万が一、私がまた再発したら周りに迷惑が掛かる」と思うと動きが取れない。
元気なんだけれど、元気じゃないんだみたいな、思いで胸がいっぱいになる。
私が生きていることで、経済的にも迷惑をかけてるなと申し訳ない気持ちにもなる。
今のままでいられたらいいけれど、それもわからない。

この数週間、ずっとずっと、心の中が乱れて、自分でもわからなくなっています。
ひとりになると、泣いちゃったり、落ち込んじゃったりして。
夜になるとその不安はさらに大きくなり、眠れない日が続いています。

せっかく元気になったけれど、何の意味があったんだろう・・・
あの時、助からないほうがよかったのかな・・・

と、思ってはいけないことが脳裏をよぎり、投げやりな気持ちになって。

そんな時、この本に再会した。
あの時の、「あずりん、これからもがんばろうね。私もがんばるから」って言って
手を振ってくれた彼女の笑顔が浮かんできた。

生きているから、
生きることができているから、辛いんだよ。
大丈夫。かならず、何とかなるよ。
大切なのは、生きていること。

そんな、メッセージが聞こえている気がしています。

泣きたいときは、涙を流して、
また考えればいいんだよ。

そう言ってくれてる気がして。

もうすこし、がんばってみようと思います。








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最終更新日  2011.05.15 12:49:46
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