借金（奨学金）について彼にどう話そう？


◆　質問

　30代前半歳女性です、付き合って４年目になる同年代の彼氏がいます。
現在７５０万円ほどの奨学金、という借金を抱えています。
毎月、小額ながらこつこつと返済を、つづけています。

　一般的な意見を伺いたく、投稿いたしました。

　これまで、大学、大学院と研究に没頭し、少しのアルバイトと奨学金で、
３年前にやっと博士号を取得できました。大学、大学院ともに、実家からの
援助はなく、節約しながら、研究に没頭する日々でした。

　現在は、いわゆるポスドクとして、海外の大学で研究を続けています。
そんな私も、そろそろ結婚への願望が強くなり、彼氏（同業者）との将来を
考えています。

　彼は実家が裕福で、大学院まで実家の援助で、生活していたため借金０。
そして、彼は私の借金について、具体的には知りません。
金額を知ったら、彼は驚くと思います。

　結婚するにあたり、隠すことは出来ないことは、分かっていますので、
タイミングをみて、彼に正直に話そうと思っています。

　ただ、彼だけなら理解してくれるかもしれませんが、裕福な彼の両親は、
借金のことを知れば、私との結婚について、反対するかもしれないと、
危惧しております。

　もし、息子さんが私のように、借金を抱えた女性と結婚するとしたら、
皆さんはやはり反対されますか？どのように、このことを伝えるべきで
しょうか？

　ご意見、よろしくお願いします。


発言小町より



◆　回答


　借金といっても、遊びにつかったのではなく、学費として使用したものなので、
特に卑下する必要はないと思うのですが。

　私の働く大学でも、大学院生のほとんどが、奨学金を借りています。
奨学金は、借りるお金なので、きちんと返済しなくてはいけないので、
借金なのですが、「借金」とゆう暗い印象のものとは、別モノと思います。

　しっかり働いて、自分で返済する気持ちがあるのなら、ぜんぜん気にする
ことないですよー。

　奨学金の借金があるからって、結婚を反対する親っているのかしら？


　発言小町で、他の方のご意見をみてみましょう。



　●　私は大学教授です。若い時に教育に投資したのが幸いして、今は経済的にも
　　恵まれ、何よりも好きな仕事で、食べていけて感謝しています。ですので、
　　質問者さんのお気持ちよくわかります。

　　　７５０万は結構な額ですが、ご専門が何か、今後の職業によって見通しが
　　変わるのでは？
　　　例えば外科医などなら、割合すぐ返済できるでしょう。反対に文系で、
　　なかなか仕事がないとなると、きついでしょう。そのあたりで、お相手のご家族
　　の対応も変わってくるのでは？

　　　何にしても隠し事は感心しません。早い時期に言うべきです。だめならだめで、
　　しょうがないでしょう。


　●　借金癖があるわけでも、買い物依存症なわけでもないですもんね。

　　やりたいことがあって、しかもちゃんとコツコツ返済していらっしゃる。
　　何の反対理由もありません。
　　　むしろ、きちんとした方だという印象を受けました。

　　確かに高額な借金ですが、頑張ってください。応援してます。


　●　どんな理由の借金にしろいやですねぇ・・・。

　　　今はみなさん院までいきたがる（借金してまで）・・・・。
　　分相応という言葉があります。ご両親に伝えて借金を支払ってから
　　結婚をしてください。

　　　ポスドクでは来年の働き口も危ぶまれますね。
　　将来設計をもっとしっかりなさってね。
　　750万円も借金のある人との結婚は、彼も引くのでは？楽しくないもの。
　　憂鬱になりますもの。


　●　借金じゃないぞ。

　　「貸付金」じゃ。無金利の。

　　　大学出て、いい年にもなってなにいってるの？
　　住宅ローンや教育ローン、車のローンのある人たちを「借金持ち」と
　　思ってるわけ？
　　　大丈夫？？
　　あなたもだけど皆、承認が降りた上でお借りしてるもの。

　　　普通に「大学を奨学金で卒業し現在（幾ら）の残高があり返済中です」
　　で、いいでしょ。
　　　彼は借金ゼロ、ってこの表現もなんだかな。

　　　結婚できない危惧があるとして、奨学金のことではない印象が、
　　あなたにはある。

　　　私が親ならば「そう、頑張ってきたのね」で、額面には何も触れないと思う。
　　車のローンを払ってるくらい、どーでもいいことなので。 　


　●　私は、３０代半ば。
　　大学院の博士課程まで修了して、今は国内の大学の准教授をしています。
　　博士課程では、返還義務のない学振の研究奨励金を、いただいていました
　　ので、質問者さんほどの、金額の借金はありません。

　　　でも、それまでは今の学生支援機構の前身である、日本育英会の奨学金を
　　借りてました。
　　　ただ、それは教育職に就いたので、返還免除されてます。

　　　海外のポスドクの就任されてるようですが、返還免除は、海外の研究職には
　　当てはまらないのでしょうか。
　　　細かいルールがわからないのですが。私のときは、教育職なら自動的に
　　返還免除だったのですが、今はちょっと違うんでしたっけ。

　　　教育職に就くまでの返還の猶予みたいなものもありませんか？
　　学振ＰＤも免除職だって聞いたことがあるんですが。
　　そのあたりは、ちゃんとお調べになりました。
　　返還しなくてもよいのに、真正直に返すのももったいない気がして。


　●　修士＋博士で6年間奨学金の貸与を受けました。
　　この投資（国から投資して貰ったという意味で）に見合う人間になり、
　　この投資（自分が背負う借金とリスクという意味で）に見合う生活力を
　　つけなければ、と、夜も眠れない不安な日々でした。

　　　たくさん出した公募もなかなか通らず、学振にも通らず・・・。
　　研究が好き・・・と言っても、借金が返せないような生活では、話に
　　ならないと思い詰めて、国際機関の専門職として内定を貰ったところで、
　　パッと運が開けました。

　　　給料の良くて、800万円の借金は2年で完済できました。
　　専門知識と英語力をお金に換えて、先にお金を返済するのも、ひとつの方法です。

　　　奨学金を背負ったままの結婚についてですが、自分で返済することを
　　約束し実行に移しさえすれば、奨学金という借金が、結婚の障害になる
　　とは思いません。
　

・・・発言小町より引用でした。


　発言小町は、女性向けサイト読売小町の中のコーナーなのですが、
大学教員や研究者の方の書き込みも多く、参考になるご意見がまだまだたくさん
ありますので、ご興味ある方は、覗いてみてね。

　さて、回答をまとめると、前向きな意見がほとんどでした＾＾



以上、研究者の多くが奨学金をコツコツ返済しています、でした。


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