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カテゴリ:ふるさと岩手県
この方が最近来県していたらしい。 自称『昭和の男』は、手書きの文章をマネージャーに入力させて、ブログを更新させているらしいが、引っ込み思案ぐらい漢字で書いてくれないかな。平仮名だと妙に稚拙な感が否めない。 好きか嫌いかというと、到底好きだとは言い難いが、その仕事ぶりに芸人としての底知れない力量を感じる点ではすごい人だと思う。「笑わせている」というよりは「笑われている」という芸風なんですけどね。 そのことに命をかけているというような、或いは悦びを感じているような姿勢が最近の若手お笑い芸人に全く見られないのがちょっと残念といえば残念。 まあ、岩手県で好ましいお仕事をされたかどうかは別にしてね。 江夏豊「左腕の誇り」が新潮文庫で新発売されていた。草思社からハードカバーで出てから8年目にして初の文庫化か。 江夏の文章は、プロ野球に関わる人の温かさを良く書き表していて、とても読み応えがある。TBSの朝の番組に出ているお二方のように「喝!」などといって安易に現場をクサすようなことをしないのもまた好感が持てる。もっとも、視聴率のためにあんなことさせられるお二方においてもお気の毒としかいいようがないのだが。 毎年楽しみにしている「Number」の日本シリーズ総括も、ポイントを的確に絞った解説に深くうなずかされ、それゆえに、ファンの満足度を満たさないプレーに対する厳しい批評もキラリと光る。20代はじめのころ「NPBよりMLBの方が優れている」と思ったことがあった。でも、今はNPBのほうに気持ちが向く。日本のプロ野球。そこにある汗臭くも香しい人間の意地やプライド、葛藤……様々な感情の渦巻き。日本人だからわかる日本人の価値観。そのことにまた関心を向けさせてくれた1つに確実に江夏のテキストがあったのだ。 左腕の誇り お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年03月04日 10時52分27秒
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