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カテゴリ:小説(女性作家)
明治から昭和の戦後。
大阪の昆布屋の親子二代のお話。 華やかな描写もなく、ただただ実直に昆布を愛し 命がけで暖簾を守る。 丁稚奉公から暖簾分けされた「父」。 戦火に焼けた大阪に、戦地から戻ってきた「子」。 何もかも失っても、諦めず、腐らず、実直に、時に大胆に。 山崎豊子の処女作であるこの作品は、文庫本にすると薄い一冊なのだが 読み応えのある、気持ちのいい物語だった。 山崎豊子『暖簾』1957年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 30, 2014 04:29:39 PM
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