カテゴリ:出来事
増田美智子氏が書いた、『福田君を殺して何になる』の実名出版の差し止めを 巡って、福田の弁護団と、発行元が対立していると報道されていた。 いうまでもなく、あの光市母子殺害事件の加害者について書かれた本のようで あるが、批判を承知でこの増田なる作者の人間性を疑う。 理由はひとつ、被害者側の気持ちを汲んでいるとは思えないからである。 偏向した著作自体が、増田氏が全うなルポライターではない証左だが、売名行為も ここまで来ると、犯罪に近いと思う。 せっかく死刑判決が出たのに、これで上告後の流れが変わったら、被害者遺族に 対し、どう責任を取るつもりなのか? 澄まして記者会見に出ていたが、性根が腐っているのが見て取れ、不快になった。 さらに気になる報道。 イラクにおける自衛隊の行動記録が、詳細部分を含め開示された。 公開請求したのは、岐阜県大垣市の”市民団体代表”なる近藤ゆり子氏なる年配 の女性だったが、「憲法と自衛隊の行動を照合する」という意図であればまだ 「あ~、左の人ね」で流せるのだが、この人が、中国共産党と関係ないことは、 調査済みなのだろうか? 今回開示されたのは、自衛隊機による輸送記録の詳細で、輸送した兵士の国籍、 部隊までに及ぶという。ロジスティックスは元来、「兵站輸送」を示唆した言葉で、 それほど、軍事行動における「人・物の移動」は重要なのである。 北沢俊美防衛相は、「国防の機微に触れることは慎まないといけないが、今後も できるだけ国民に開示する」とのうのうとコメントしており、マスコミもまた、 「これが政権交代の効果だ」などと脳天気な報道。 公開されてしまった側の、米国・韓国などはその作戦行動が間接的に晒されてしまう ことになるわけで、これは、軍事機密の政府による漏えいである。 イラク派兵の是非は、このような事後記録で論議されることではなく、もっと法的 レベルで論議されるべきであり、こんな防衛大臣がいては、日本は同盟国に信頼 されなくなってしまう。 日米同盟の是非はさておき、現時点では同盟している以上、「相手の軍の不利益に なる情報は開示できない」など、最低でも開示時期を数年後にするなど、信義を考慮 した対応をすべきではなかっただろうか? 以前、9.11の時に、田中真紀子外務大臣が、ブッシュの居所を話してしまった 大失態に匹敵する暴挙だと、私は懸念する。 北沢防衛大臣は、更迭すべきであろうし、これが民主党の怖いところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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