テーマ:西海国立公園(208)
カテゴリ:Goto Islands
昨年の8月から閉めてあった家に風を入れました。
50年前に築庭した庭は雑草が生い茂っていたので、足を踏み入れるべく草刈をしました。この庭にはムカデがいますので、食われない様に靴と軍手を使って注意深く行いました。 100年を越す梅の老木が数年前に台風で倒れたので、木材の添え木をしてあったのですが、昨年外れてしまいました。 持ち上げてみましたが重くて動きませんので、大枝を選定して漸く添え木に幹を乗せ、アルミ線で固定しました。 対岸に見える新魚目町榎津にその家はあります。 住む人のいない庭にも、季節が来ると美しく花が咲いていました。 室内には、親戚のシスターが置いていったマリア像が寂しそうに残っていました。 8年前に死去した義母の書棚から遠藤周作の小さな単行本「自分の心づくり」を読んでいましたら、狐狸庵氏の大連逸話のページが折り込んでありました。義母は大連で生活していましたので、気になっていたのでしょう! 生前、「評論家の立花隆氏も大連にいて五島に住んでいたのでは無いか?」と言っていましたが、確かめていません。 遠藤周作氏も60才を過ぎると、大乗仏教の「善悪不二」がキリスト教の「善悪二分法」より生き方としてしっくり来る様に書いてありました。 即ち、良いと思われることにも悪さがあり、悪いと思われることにも救われる点があり、明確には出来にくいと言うのです。ですから自分の弱点と思われることも考えようによっては、長所に転換出来ることを何回と無く説いていたのです。 !!読了しましたので本は書棚に戻しましたので、書名は正しく無いかも知れません。インターネットで検索しても出て来ません。 1985年連載随筆を纏め、他の随筆も掲載してある本でした。!! 日本人らしいキリスト教感だと思い、部屋の中のマリア像もじっと眺めて見ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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