東京から1200km以上西方にある新上五島町は、東京に比べて時差が1時間遅れますので、午後7時過ぎてからも、夏の夕暮れを楽しむことが出来ます。
午後6時になりますと、榎津城山に陽が翳りますが、海上には陽が残っていて、西海国立公園の外ですが、将に風光明媚を満喫させられます。
有川湾の奥に位置する矢倉岳、夕日に照らされる浦桑漁港、長瀬の向こうには蛤浜が見えて、見飽きることがありません。
午後7時を過ぎますと、対岸の有川郷が夕日に照らされて輝きます。
有川湾の入り口に位置する有川郷が、暗くなりつつある中で、夕日の最後の輝きを見せてくれるのです。
今年も、有川郷の花火大会が7月下旬に開かれ、榎津の突堤からもよく観賞出来ました。
それ程遠くない昔には、浦桑・浦浜地区、榎津でも花火大会は行われていたのですが、人口減少による町の財政状況から、今年は有川郷と南端の奈良尾郷の2ケ所に絞られたとのことでした。