耳が聞こえなくなってからは尚のこと自己主張の激しかったベートーヴェンだったのですが、神に感謝すると言う殊勝な曲を聴きたくなって、スメタナ四重奏団の演奏するCDをネットで購入、1967年録音で1080円でした。
リディア調とは知らないのですが、崇高なメロディーにすっかり聞き惚れました。
YouTubeではスメタナ四重奏団版はアップロードされていませんので、同じく好みのラサール四重奏団の演奏するものをお聴き下さい!
Ludwig van Beethoven String Quartet No.15 in A minor, Op.132 - 3. Molto Adagio – Andante
弦楽四重奏曲 第15番は、1825年に作曲の室内楽曲で、ニコライ・ガリツィン伯爵に献呈されている。
出版順により15番とされているが、作曲されたのは第13番よりも前である。第1楽章と終楽章は1824年のうちにスケッチが行われており、この時点ではの4楽章構成を考えていたようだが、病気のために作曲が中断され、快復して再着手した際に、リディア旋法による第3楽章を挿入するよう計画を変更した。
第3楽章は全体のクライマックスに位置し、"Heiliger Dankgesang eines Genesenen an die Gottheit, in der lydischen Tonart(A Convalescent's Holy Song of Thanksgiving to the Divinity,in the Lydian Mode)病から回復した者が神に捧げるリディア調の感謝の歌"との題名が付いています。
教会旋法によるヘ調のゆったりした部分と、より速めの「"Neue Kraft fühlend新しい力を得た" 」ニ長調の部分の交替で構成される。てr
我が家にはWestminster盤で、Barylli QuartetのLPレコードがあるのですが、今は聴けなくなっているのは寂しい限りです!