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紅茶のマメ知識


紅茶の等級
   紅茶専門店などで売られている茶園限定の紅茶は、たいてい等級(GRADE)がつけられています。
  この等級を知って、紅茶を選ぶ時の目安にしましょう!
  この等級、基本的にはゴールデンティップスがどれだけ含まれるかどうかによって決められます。
  (ダージリン、アッサムにつけられます。)         
呼称 読みがな 説明
S.F.T.G.F.O.P. (スペシャル・ファイン・ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー) 稀にF.T.G.F.O.P.より良い紅茶が採れた時に付けられる等級。SでなくFTGFOP1とする事が多い。
F.T.G.F.O.P. (ファイン・ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー) 特に品質の良いゴールデン・ティップスを多く含むもの。最上級品。
T.G.F.O.P. (ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー) ゴールデン・ティップスが少し含まれる
G.F.O.P. (ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー) 僅かにゴールデン・ティップスを含む
O.P. (オレンジ・ペコー) 若く大きい葉。高級紅茶の基本要素
P. (ペコー) オレンジ・ピコーになれない葉、品質が良いとはいえません。

   スリランカ等の紅茶に付けられる等級は品質とは別で、葉の部位や形状(大きさ)で、わけられます。          
呼称 読みがな 説明
B.O.P. (ブロークン・オレンジ・ペコー) 細かくカットした茶葉を一般にブロークンといい、Bで表します。BOPはOPのリーフを細かくカットした物。
O.P. (オレンジ・ペコー) 葉の部位を示す名称としてはチップの次に若い葉の事。茶葉の原型を残したもの。
F.O.P. (フラワリー・オレンジ・ペコー) 葉の部位を示す名称としては先端部の新芽「チップ」を指す。新芽を含むもの。
B.O.P.F. (ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス) BOPよりさらに細かく、濃く出ます。
C.T.C. (クラッシュ・ティアー・カール) Crush(押しつぶす)Tear(引き裂く)Curl(丸く粒状にまとめる)の頭文字からとったもの。濃く出るように茶葉をつぶし裂いて丸めたタイプ。



紅茶の季節
   ダージリンやネパールなどのヒマラヤ山脈の麓の茶園では、
  春、初夏、秋と一年間に三回、紅茶の葉が摘まれます。
  同じ産地でも、摘まれる季節によって、香り、味が全く異なったものに 仕上がります。

  ファースト・フラッシュ(一番摘み,春摘み)

   春になり雨季の時期に入ると新芽が出始めます。
  この時期の後に採れる紅茶がファースト・フラッシュです。
  外観は新芽らしく他の葉より淡い色をしています。
  味もクセがなく、香りも爽やかな感じがします。
  「香りのファースト・フラッシュ」と言われています。
  生産量が少なく、ゴールデンティップスが多く含まれているため、市場価格は高め。

  セカンド・フラッシュ(二番摘み,初夏摘み)

   この後、少し間をあけて、セカンド・フラッシュが摘まれます。
  一番質の良い時期。
  セカンド・フラッシュは"コク"があります。
  ダージリン地方で採れるセカンドフラッシュは「マスカットフレバー」と 呼ばれる独特の甘さがあります。
  「味のセカンド・フラッシュ」と言われています。

  オータムナル(秋摘み)

   そののち、秋に摘まれる葉がオータムミルと呼ばれて、味は 強めで、少し渋くなります。
  いかにも紅茶らしい紅茶になります。
  このオータムナル独特の渋さを好んで飲む人も多くいます。




紅茶の種類

 <ダージリン> 非常に繊細で香り高い紅茶、ストレート向き
 <アッサム>  濃い味わいで甘みがあり、ミルクティー向き
 <ニルギリ>  インド南部の紅茶 アイスティー向き
 <ウバ>    独特のメントールの香り、ミルクティーにも使える
 <ディンブラ> すっきりした味わいでアイスティー向き
 <ヌワラエリヤ>ダージリンのように繊細な味わい
 <キームン>  中国紅茶 かなり上品でマイルドな味わい

  ミルクティーに向く紅茶
  アッサム・ニルギリ・ウバ・ルフナ・ディンプラ

  アイスティーに向く紅茶
  ダージリン・ニルギリ・シッキム・キャンディー・ディンプラ・ウバ・ヌワラエリヤ



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