米ぬか発酵順調
今日は、我家で使っている米ぬか発酵の様子をご紹介します。ミニバラ栽培を始めるにあたり米ぬかを発酵させたものが無農薬栽培に良いと思い、すぐにはじめました。 発酵させるのに一番困るのは、発酵菌の確保です。米ぬかは近くのお米屋さんでとても安く買えます。1キロ100円。最初は2キロくらい買ってきて、手持ちの発酵菌を使いました。通常販売していない発酵菌で、松の樹勢回復に効果があるということで試していたものです。それを元種にどんどん増やし10キロほど作りました。 今年新たに開始するにあたり、もっと誰でも手に入る菌はないかなと探していましたら、写真のような物を見つけました。生ごみ発酵促進剤です。1袋500円程度です。通常の発酵促進剤は嫌気性菌で密閉することで効果を発揮します。密閉することで野菜類を分解するのですが、米ぬかでは空気を入れて発酵させたいのです。 この発酵促進剤は好気性菌と言うことなので早速試してみました。米ぬか2キロを購入してこの袋を全部均等に混ぜ、軽く水を入れて湿らせました。保存は下の写真のように土嚢用の袋に入れて鉢に収めています。土嚢袋は粉が漏れずしかも通気性があるので便利です。ホームセンターの資材売り場に行けば売っています。10枚200円くらいだったでしょうか。 混ぜたのが一昨日、香りを確認したのですが、もうアルコールの混じったようなとても良い香りがします。手持ちの1キロ5000円?の発酵菌を使ったときと同じ香りです。ぬかみその特有の臭いを想像される方もいらっしゃるかも知れませんが、全く異なります。 数日置きに袋ごと揉んで空気を入れます。昨年はこの米ぬか発酵したものをベースに魚粉や油粕など別の有機質を混ぜましたが、今年は米ぬかだけにしようと思います。3ヶ月程度から使用していましたが、しっかり発酵させるために一年寝かせました。 プランターで栽培している、野菜です。ウサギにやるために無農薬で育てています。出来上がった米ぬか発酵肥料を1割ほど混ぜて種を蒔きました。この写真は3月19日の様子ですが毎日グングン育っています。周りの網は鳥に食べられるのを防ぐためのものです。 一番上の写真で左のボレー粉は、ミニバラの鉢に混ぜ込んでいるものです。セントポーリアを栽培していたときはシーライムが欠かせなかったのですが、バラも酸性の土が好みなのにカルシウムも必要と言うことで、簡単に手に入る代用品を探していました。 小鳥の餌売り場に売っていましたのでこれで安心です。毎年植え替えのときにこうした材料を古い土に混ぜて再生させ使っています。古い土を都会で捨てると、ごみの処分場がすぐに満杯になってしまうと思うので、出来る限り再生利用を心がけています。