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菱餅売れてます。 山盛りあったのが、もうこれだけになっちゃいました。 菱餅(ひしもち)は、赤白緑の3色のものが多いのですが、 地方によっては黄色などを加えたりして 5色、7色になっている餅を菱形に切って重ねたりしているようです。 今の形になったのは江戸時代からです。 赤い餅は先祖を尊び、 厄を祓い、解毒作用のある山梔子で赤味をつけ 健康を祝うためであり 桃の花をあらわしているそうです。 白い餅は菱の実を入れ、 血圧低下の効果をえて、 清浄を表し、残雪を模しているそうです。 緑の草餅は初めは母子草(ハコベ)の草餅であったそうですが 『母子草をつく』と連想され 代わりに増血効果がある蓬を使いました。 春先に芽吹く蓬の新芽によって穢れを祓い、 萌える若草を喩えたのです。 しかし、こういう説もあります。 インドで、川を支配する龍に 人身御供として犠牲になっていた女の子の代わりに 菱の実を捧げて、子どもを守ったんだそうです。 インドのこの仏典によると、緑・赤・白の3色は、 健康・魔除け・清浄を表わすといわれますが、 古くは赤は竜に捧げられた犠牲者が流した血を象徴していたのだそうです。 子供の命を救ってくれた菱の実に感謝すると共に、 犠牲となった女の子の霊をなぐさめるものだったのです。 いずれにしても、華やかな雛飾りに込められた 昔からの人々の思い。 そこには無事に成長してほしいという愛娘への 切なる願いが込められていたのですね。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |