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2007年08月26日
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 先週はサブプライムローンの焦げ付き問題に端を発する世界的な信用不安の広がりに対し、17日にFRBが公定歩合を引き下げた事から、金融市場の混乱は沈静化に向かうとの思惑を背景に、世界連鎖株安の流れに歯止めがかかった。こうした事から、日経平均株価も週初から急反発するなど急速に戻り歩調を辿って、木曜日には3分の1戻しを達成し、週間で975円29銭も上昇した。

 今週の株式市場の展望だが、前週末に強めの米経済指標の発表を受け、米景気の底堅さを再確認し米株式市場が大幅高となり、またシカゴ市場の日経平均先物9月物の清算値が大商終値を225円も上回って終了した事から、週初の株式市場は大幅に上昇して推移する事が予想される。ただ、金融市場が徐々に落ち着きを見せ始めているとはいえ、いまだサブプライム問題が完全に収束したとはいえず、一時期のような過敏反応はないにしても、今週も引き続き相場の不安定要因になる事は間違いない。

 一方で、前週にかけて急ピッチでの戻りに対しての警戒感も強く、また今後の相場の方向性が見えない事から海外勢を含め商いが細っており、外部環境の変化を待っての様子見ムードが強まる可能性もある。そんな中で注目すべき材料とすれば、世界的な信用収縮の沈静化に向けて、米国とユーロ圏の金融政策の今後を探る上での手がかりとなる、8月のFOMCの議事録の公開とトリシェECB総裁講演であろう。前者については9月に政策金利の利下げに関し、後者に関しては9月利上げ観測に対し、どのようなスタンスを取るのかに注目が集まるであろう。その内容次第では、リスク資産に対する動きもまったく違った物になるだろう。

 次に、円相場に関してだが、先週はFRBによる緊急の公定歩合引き下げや、各国中央銀行による流動性安定化の為の協調オペなどが奏功し、世界的な信用収縮の動きがひとまず後退した。それによってリスク資産への見直しが進み、円キャリートレード再開への安心感が広がり、円を売る動きが優勢となった事でボラティリティも落ち着きを見せた。

 今週も引き続きサブプライム問題に絡む信用不安の解消が、外国為替市場の大きな変動要因になるであろう。そこで注目すべきは欧米の金融政策の今後で、27日にECBのトリシェ総裁の講演、28日には8月のFOMCの議事録が公開されるなど、手がかりとなる材料が控えている。ユーロ圏に関しては9月利上げ見送りから一転して利上げ観測が再浮上し、米国については公定歩合に引き続き政策金利であるFF金利についても引き下げるのかに焦点が集まっている。

 また、世界の金融市場は徐々に沈静化に向かいつつある様に見えるが、サブプライム問題の収束には時間がかかるとの見方も強く、信用収縮に対する警戒感は未だくすぶっている。突発的に悪材料がリリースされれば、一時的に円売りポジションを整理する動きが加速する危険性もある。





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最終更新日  2007年08月26日 13時47分32秒
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