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13日の米株式市場は大幅高となり、NYダウは前日比133ドル23セント高の1万3424ドル88セント、S&P500は12.39ポイント高の1483.95、ナスダック指数は8.99ポイント高の2601.06で取引を終えた。
この日の米株式市場は、早朝に発表された新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、前週末発表された8月雇用統計を受けた雇用情勢悪化への懸念が一服すると共に、GMが医療費負担を含む労使交渉に合意した事や、マクドナルドなどが大幅な増配を含む株主への還元の拡充を発表した事を好感し、米株式市場は朝方から大幅に上昇して始まった。その後、住宅ローン最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが、与信枠を通じて120億ドルの資金調達に成功した事や、信用収縮の動きからCP市場の鈍化が懸念されていた中、FRBの統計でCP市場が落ち着き見せ始めているとの見方が広がった事などから、金融株への買い安心感が広がって相場全体を押し上げる結果となり、終日株価は高値圏で推移した。 ちなみに、シカゴ市場の日経平均先物9月物の清算値は1万5980円で、大証終値1万5750円を230円上回って終了した。 一方、NY外国為替市場で円は対ドルで続落し、前日比85銭円安・ドル高の1ドル=115円03―08銭で取引を終えた。 雇用情勢の悪化への懸念が一服した事や、明るいニュースが相次いだ事から、米株式市場は大幅高となった。これを受けて、リスク回避姿勢が後退し円キャリーを再開する動きが出た。ただ、18日のFOMCでの利下げがほぼ確実となっている事から、一段のドル買いは手控えられ上値を重くした。明日は、8月の米小売売上高や鉱工業生産指数が発表され、FOMCを前に個人消費や企業活動の動向を見極めたいとの思惑もあったようだ。 円は対ユーロで続落し、前日比95銭円安・ユーロ高の1ユーロ=159円67―72銭で取引を終えた。ユーロ圏の金利先高観や米株の大幅高を受け、リスク資産への志向が強まり、円キャリートレード再開による円売り・ユーロ買いが優勢となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 14, 2007 08:00:05 AM
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