カテゴリ:こんなのみつけた
日本の外交官出身の松浦晃一郎氏が第8代の事務局長をもう9年も務めている国際連合教育科学文化機関(ユネスコ).昨日11月20日はそのユネスコが制定した「世界哲学の日」でした.日本ではソクラテスの亡くなった日とされる4月27日が「哲学の日」なんだそうだけど.
文部科学省の日本ユネスコ国内委員会のページにあるユネスコ人文・社会科学局(Social and Human Science Sector:SHS)の活動のセクションには今日現在で何の記載もないのですが,2002年にスタートし,毎年11月の第3木曜日を中心に世界の各都市持ち回りでシンポジウムや講演会など哲学に関わる様々なイベントが行われています.‘World Philosophy Day’という名前がついたのは2005年チリのサンチアゴから,2006年はモロッコのラバト,2007年はトルコのイスタンブール,そして今年は昨日今日とイタリアのパレルモで開催されている模様.「世界哲学祭」と言ったほうがいいのかもしれません.今年は世界人権宣言の60周年にあたるので,テーマも「権力と権利」,「精神分析と権利と知識」というちょっと面白そうなシンポジウムもプログラムに.80以上あるユネスコの参加国ではそれぞれ関連の催しがあるというのだけれど日本ではどうなってるのかな? 昨日のBBC NEWSサイトにグラスゴー大学の David Bain氏のエッセイが載っていました.この日を機会に読者も考えてみて欲しい4つの難問,というのが以下のとおり: 1.臓器を利用するために健康な人間を殺して良いか. 2.あなたはこの記事を読み始めたときのあなたと同じ人か. 3.あなたの目の前にあるのは本当にコンピュータ画面か. 4.あなたは本当にこの記事を読むという選択をしたのか. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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