神戸辺り、たゆたう時間

何度も書いて来ましたが、私はZaurusユーザーです。それも相当ヘヴィユーザーだと思います。カスタマイズとかは、あまりしていないのですが使っている時間の長さだけは、間違いなくヘヴィユーザーでしょう。
そんな私の使い方を紹介しようと思います。
普通の使い方をしている部分は記事としておもしろくないので、Webブラウジングについて。

私はNetFrontをほとんど使いません。w3mとOperaを併用しています。主にw3m、必要に応じてOperaです。
w3mのメリットは何と言っても、軽快ということに尽きるでしょう。

• キーボードだけで出来る、操作が軽快
  
• 画像を読み込まないから、通信が軽快
  画像を読み込まないから、ブラウズ履歴をたくさん残したまま使い続けてもメモリを圧迫しにくい
  
• JavaScriptが動かないから、表示が軽快
  
• リンクをタッチパネルなしでたどれるから、ページ移動が軽快
  

といいことずくめ（？）
これって普通の人にしてみれば、「使いにくそうやん」って言うことになるんでしょう。でも、私の使用法からすれば十分実用的。
最後の「リンクをたどるのが軽快」については少し補足説明をします。
w3mはリンクタグを選択するのは、カーソルを移動してリターンキーで選択というのが通常の方法です。この「カーソル移動」が素早くできます。NetFront等では、どこにリンクがあるかを目で確認しながら、そこをタップする訳ですがこれが小さい画面だとなかなか一覧性も悪く面倒臭い。例えば、一つの記事が複数ページにまたがる場合、よく「Next」といった文字列にリンクが張られます。（グラフィカルなページなどでは「右矢印」とかの画像オブジェクトで表現されている場合もありますが、そんな場合でもその画像の名前が「Next」だったりすると、w3mでは「Next」という文字が表示され、それにリンクが割り当てられます）
そういった場合、次のページに飛ぶ操作は次の通りになります。

1. 「/」キー押下し、後方検索モードに入る
   
2. 「Next」と入力し、リターンキー押下して、文字列を検索
   
3. 「Next」のリンクにカーソルが当たっているので、リターンキー押下で次のページへ移動
   
4. さらに次のページへ行く場合は、「n」キー（次候補検索）を押下し、リターンキー押下でページ移動
   
5. 以下、「n」キーとリターンキーだけで次々ページ移動
   

と至って簡単。

もちろん、Operaも使います。どういうとき使うかというと、

• 画像を見たい時
  
• モバイルバンキングとか、する時
  
• 書き込みをする時（一部の掲示板等への書き込みをする時など）
  

となります。
w3mでも文字入力とかは出来るんですが、書き込みエリアがJavaScriptで制御されている時はOperaが必須です。
ただし標準ＦＥＰを使っているので、Operaへ文字を入力する時は、いったんZEditorで打ってから、コピー＆ペースとしています。w3mで書き込みする時も、数行以上にわたるものは、基本的にはWZNotes or ZEditorで下書きしてからです。
またOperaはズーム機能が使いやすいですね。NetFrontみたいに４段階ではなく、リニアに拡大倍率が選べるので細かい文字や絵がぎっしりのぺーじを見る時に重宝します。

w3mとOperaは連携して使います。
まずブックマークですが、w3mのブックマークを基本的に使い、そのブックマークファイル(~/.w3m/bookmark.html)をOperaでただのhtmlファイルとして読み込めば、目的のリンクを表示出来ます。こうすれば、管理の面倒なOperaのブックマークをほとんど使わずに済みます。
またw3mのブックマークも階層構造化しています。
　　　　　　　Operaブックマーク
　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　w3m標準ブックマーク (bookmark.html)
　　　　　　　　↓　　　　　　↓
　w3m副階層ブックマーク１　　w3m副階層ブックマーク２
　　(subbookmark_1.html)　　　(subbookmark_2.html)

w3mのブックマークはただのhtmlファイルですから、副階層ブックマークも同じ書式を守ればテキストエディタでいくらでも作れます。
私はカテゴリごとに副階層ブックマークを作り、アクセス頻度の高いものだけを標準ブックマークに入れています。こうすればブックマークしている数が増えても、一覧性が悪くなりません。

また、w3mでブラウズ中にブックマークするほどではないけど、Operaで見てみたいページを発見したなら、w3mのページのURLをコピー＆ペーストでＯＫです。Mキー押下でOperaを開くことも出来ますが、それだと呼び出し元のw3mが使えなくなるから、URLコピーの方が使いやすいです。

私はZaurusでは文字情報中心のサイト（ニュースやブログ）を良く見ます。だからw3mはほぼ必要十分なブラウザです。
ただ、新しく訪問したサイトのすべてのコンテンツを把握出来ていないという危険性もありますが、まあ仕事じゃ無いから問題ないですよ。

というわけで少し細かくw3m+Operaの使い方を紹介して来ました。
ただしこれは今時の方法ではないのかも知れません。なにせ携帯電話でもフルブラウザがもてはやされる時代ですから。
でも私は頑固に「アンチリッチコンテンツ」路線を歩んで行きたいと思います。
やっぱり「携帯情報機器」なのだから、軽いのが一番。物理重量も、動作もね。

［参考］使っているソフトウェアバージョン等

本体　　SL-C760
内蔵ROM 1.20 JP
Opera 7.30
w3m 0.5.1+async-1