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日記【考古学ニュース】

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2006.10.29 楽天プロフィール Add to Google XML

◆高松塚古墳【奈良県明日香村】古墳名の由来にもなった江戸時代の松の根のこん跡
[ 高松塚古墳・キトラ古墳 ]    

 高松塚古墳で、古墳名の由来にもなった江戸時代の松の根のこん跡が見つかった。当時、文武天皇陵とも考えられた高松塚。御陵候補として報告された翌年には保護のため柵がめぐらされたといい、いくつか残る絵図には、墳丘上の一本松とともに柵を描いたものもある。
 江戸末期、「帝陵の形なし」などと天皇陵から外されたため、明治期の記録はない。大正時代にはシノダケが昭和初期にはフジが茂り、戦後は食糧難からタケノコ栽培のため竹が植えられたとも。(毎日新聞より)

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 「帝陵の形なし」というのはつまり「前方後円墳ではない」ということ。

 幕末、尊皇攘夷運動が激化するなかで、陵墓指定の再検討・指定替えを行われたが、その時、『古代の天皇陵は濠をそなえた前方後円墳である』というイメージがあったためである。

 この高松塚古墳のように、陵墓指定から外されたならまだ良いが、円墳と方墳を合体させたり円墳に前方部をつけたして前方後円墳にするなど、偽造にも近い大改修が行われたものもある。
 皇族の皆様が万世一系の名目上の初代『神武天皇』の陵墓として、恭しく参拝する場所も、以前は小さな小山二つがあるのみで、田んぼのあぜ道のようになっていたものを、現在のように作り変えたもので、そこはもともと神武天皇陵と伝えられる場所ではなく、別の人間のものと言伝えられていた場所である。

 学術的な根拠なしに、イメージ先行のいい加減な陵墓指定のおかげで、他の人間(天皇とは限らない)の墓を陵墓として崇め奉り、実際には天皇の陵墓に間違いないといわれている古墳を野ざらしに放置している……なんてちぐはぐなことが起こっているのが現状。

 しかし、この高松塚古墳はその陵墓指定から外れたおかげで、あの素晴らしい壁画が日の目を見たことは非常に幸運である。陵墓や陵墓参考地に指定されてしまうと、学術的な調査もできないからである。

 信憑性の薄い陵墓指定については次のページにまとめてあるので、興味のある方はご参考に→天皇陵・陵墓

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□陵墓指定についての参考図書
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幕末・明治期の陵墓

著者:外池昇
出版社:吉川弘文館
サイズ:単行本/352,
発行年月:1997年05月
価格:税込 7,875 円



Last updated  2006.10.29 20:20:06
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