カテゴリ:文学
月の光に与へて
おまへが 明るく てらしすぎた 水のやうな空に 僕の深い淵が 誘はれたとしても ながめたこの眼に 罪は あるのだ 信じてゐたひとから かへされた あの つめたい くらい 言葉なら 古い泉の せせらぎをきくやうに 僕が きいてゐよう やがて夜は明け おまへは消えるだらう ――あした すべてを わすれるだらう (神保光太郎編『立原道造詩集』 白凰社 1989年新装版 p.145~p.146) 立原道造。いままで接したことがなかったが、なかなか興味深い人のようだ。 こんなニュースも見つけた。東京市電の切符を大量にコレクションしていたようだ。見に行ってみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.09 11:54:25
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