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こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

こけだまのつぶやき がんになって今思うこと

骨折&まさか

2007.6.1
いつもと同じように忙しい朝でした。

息子の弁当も作って持たせたし 7時30分・・・自分もそろそろ出勤の支度をしようと思って

ふと気が付いたワタシ。

「弁当に箸入れるの忘れた~っ!!!!!」

後から考えると「学校の購買で10円で箸なんか買えますがな」なんですよ。でも

その時はとにかく息子の後を追いかけて行かねば!っという使命感で脱兎のごとく家を出たもです。

この先 自分に何が起こるかこのときはなーんにも考えてなかったのよね・・・・。

車で家を出て5分何とか息子をとっ捕まえて大事な「箸」を渡し、又急いで家へもどり・・・・

「あー!もう時間がない!!!!遅刻する~!!!」と家へ駆け込んでリビングに置いてあった

かばんを取ろうとしました。

その時、フローリングの床で左足が滑った。(左足というところが結構ミソだったりするの)

「ありゃりゃ~え~?まじ?もう、転ぶしかない~っ!!!」

ほんの一瞬でそんなことを考えたけど、次の瞬間にはデーン!とあお向けに見事にひっくり

返っちゃった。

イテテ。左手首に今まで経験したことないような激痛が・・・・。

「やらかしちゃった」「どうしよう、折れたかヒビが入ったかどっちかだぁ~。」

動揺しまくって私が次にした行動。

下の息子に「はやく学校へ行け」と命令し 自分は何故か会社に向かったのでした。

嫌な習性が身に付いてしまったのか、人間咄嗟の時には

馬鹿なことをする、と言う事かもしれません。

当然のことながら会社へ行っても仕事なんかできないので、

出勤のIDカードを通したと同時に上司に

「すみません。手が痛いので病院へ行きます」と言い、病院へ向かいました。

<病院の候補>

1.痛いから近所の整形外科(入院設備なし、カゼ引きからリハビリまで。
  ヤブという評判だが単なる骨折なら・・・・)
2.ちょっと遠いけど(車で20分)入院設備あり手術もOKの整形外科

少し迷って2番を選んだ。後からみんなに言われたけど、このときの病院選びがキーポイント
になりました。

病院につき受付を済ませて待つ間。相変わらず手首がズキズキして座っている

のもつらくなってきた。と、同時に 何故か頭が痛い気がした。「

あれ?そういえば床で頭打った気がする。診察の時先生に言わなくちゃ」

それからは 腕の痛みより頭のほうが気になってしかたがなくなってきて

診察の開口一番「頭が痛いんです」

って?手が第一に痛かったはずなのに・・・。

とりあえず レントゲンの結果は左手首の剥離骨折ということで、

固定処置をされ、頭の方は月水金のみ

医者(お爺さん)が来る脳外科の診察日だったので、レントゲンを撮ってくれました。

脳外先生:「レントゲンは異常ないね」

私:「そうですか」(やった!よかった!これで帰れる)

脳外先生:私の目をライトで照らしてブツブツ「縮瞳してるね」

私:「緑内障の目薬(リズモン)さしてますから・・・」

脳外先生:「ふ~ん。ま、念のためMRI撮っとくか。時間ある?」

私:(げぇっ!めんどくさ!言うんじゃなかったかなぁ、と思いつつ)「だ、大丈夫です」

そうして小1時間のち、できあがった私のMRI写真・・・

ド素人の私にもわかった。何これ?何この白い影?何?なに?ナニ?

脳外先生:「怪我したのいつ?」

私:「今日です」

脳外先生:「あんた、脳におでき出来てるよ。もっと大きな病院で精密検査してもらいなさい」

思わず「えーっ?」と叫んだ。

それから、病院を紹介してもらい次の月曜に行くことにして

薬もらって会計してMRIの写真持たされて・・・。

何やっても宙に足が浮いているような感じだった。

脳におでき?脳腫瘍ってこと?悪性?良性?また手術するの?

頭の中が真っ白になった。
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