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カテゴリ:日々の日記 in Portland
土曜日はMちゃんが通っているポートランド日本語継承学校で勉強会があったので、行ってきました。
正式には9月から始まった学校だけど、4月から8週間のパイロットプログラムがあって、その時から通わせてもらっています。 Mちゃんは英語も話せるけど、第一言語は日本語。 今はまだ日本に住んでる同年代の子と同じレベルの日本語を話せてる(と思う)けど、これから先はどうなるのか。 でも継承学校でのんびり楽しく、中学・高校まで(今は小学生クラスしかないけど、今後増やしていく計画があるそうです)長期的に日本語を勉強してくれたらなと思ってます。 勉強会では、継承語について、継承語学習者、保護者のサポートなどについて、お話がありました。 継承語とは親から受け継いでいく言葉のことで、継承語を話す子達は「継承語話者」というそうです。 継承語として教えられるのは2~8歳くらいまで。 その間に日本語を教えてないと、その後はもう外国語としてしか教えられなくなるらしいです。 まず2~8歳のうちに話し言葉の基礎を作ることで、その後読み書きの力がついていきます。 親が継承語を話す子供にするべきことは二つ。 話をすること・読み聞かせをすることだけ。 親が日本語の先生になってはダメ。 家でドリルをさせたりあいうえおを教えたり、そういうことはしてはいけない。 (継承学校の)宿題は子供の日本語レベルを先生が把握するために、親が間違いを直したり誘導したりしてはダメだそうです。 子供に考えさせる。 ちなみに継承学校の宿題は、ワークブックだったりあいうえおをひたすら書いたりするものではないです。 今週の宿題は、コロッケの作り方を習ったらしく、大好きなじゃがいもを使った料理は何ですか?という物。 それを来週みんなの前で発表するんだと思います。 Mちゃんの回答は「かれい」でした(笑) 他にもいろいろと参考になるお話を聞いたんだけど、一つ心に残ったのは、継承語話者は傷つきやすいということ。 外見から判断されてなんで日本語話せないの?と言われたり、完璧ではない日本語を話すことで間違いを指摘されたり恥ずかしい思いをしたり。 いろんな場面で傷ついている。 その点は、きちんと理解してあげないといけないなと思いました。 最初は日本人学校も考えてたけど、あまりにもいい話を聞かないし(笑)、継承に行かせてからはその選択肢はなくなりました。 永住の子供にはとても良い学校だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年11月03日 07時15分38秒
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