アウトドアーズ・コンパス 旧ブログ(～2018年2月)

こんにちは！
アウトドアーズ・コンパスの三宅（知）です。

先日長野県の日本百名山美ヶ原（うつくしがはら・2,034m）を訪れ、
スノーシューハイキングしてきました！
今回は美ヶ原高原ホテル山本小屋に泊まり、
一泊二日のスノーシューハイキングツアーに参加しました。

この日はガイドさん一人に対しお客さんは私一人。
なんとマンツーマンです！超ラッキー！
スノーシューを装着し、簡単に歩き方のコツを
教えていただいて、ハイキングスタート。

まずは美ヶ原の象徴「美しの塔」へ向かいます。



歩いていると穂高、槍ヶ岳、白馬岳など北アルプスをはじめ、
南アルプス、中央アルプス、富士山など名だたる山々の展望が目に入ってきます。
実は美ヶ原は日本百名山中41座を展望できる高原。
今まで行った山やこれから行きたい山がたくさん見えて大興奮です。

「美しの塔」の到着。
視界が悪い時に鐘を鳴らして場所を知らせるために作られたそうです。
確かにこんな広い平原で霧が発生したら、場所が全然分からなくなりますね。



今回ご案内いただいたパタゴニアのウェアでカッコよくキメたガイドさん。



王ケ頭ホテルの送迎の雪上車がやってきました。
中に乗っているお客さんが手を振っていたので、振り返しました～！





ホテルの裏手に「王が塔」がありました！
今回は登山ってほどじゃないけどw、無事登頂できました～！
美ヶ原は木曽御嶽山の方角を向いており、御嶽の信仰の対象であったそうです。
噴煙が登る御嶽山が見えると心が痛みます。



一面に広がる真っ白な世界。
積雪は1.5m、深いところで2mほどになるようです。
スノーシューだと浮力がちゃんと効いて、
ズボズボと沈んでいくこともなく快適に歩けます。
ああ・・・だだっ広い雪原を歩く、
ただそれだけのことがこんなにも楽しいことか(〃∀〃)

実はこないだ購入したばかりのマイスノーシュー、
MSRの「ライトニングアッセント」ちゃんをどうしても試してみたくて
わざわざ愛媛から持って来たんです。
重かったけど、連れてきた甲斐があったなあ。


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山本小屋に戻って夕食タイム。
この日のメニューは「きじ鍋」をはじめ、
地元の食材を使った美味しい料理を満喫できました。



デザートのリンゴ。
リンゴ県の人はナイフさえあればちゃちゃちゃっと皮をむいで食べられるんでしょうが、
ミカン県の私には少々レベルが高い・・・。
隣はこけももジュースです。



館内には鹿さんの剥製もありました。
そういえばこの日、山本小屋までの山道を走っているとき、
野生の鹿さんが車の横を併走しているのを見ましたよ。



暖かいお風呂もあり、身体の芯からポカポカ温まりました。



お部屋にはコタツとファンヒーターが設置され暖かく過ごせます。
それではおやすみなさーい。



２日目のお天気はあいにくの模様。
外に出てみると風があり、晴天率80%を誇る美ヶ原にて
ホワイトアウトに出くわす、ある意味当たりを引いてしまった私。
はるかに見える地平線を撮影しましたが、すいません・・・
あまり面白くない写真に仕上がりました(-。－；)



ガイドさんが案内してくれたのは、
天気が良くない時用のマル秘コース、その名も「秘密の森」。
時々思わせぶりな太陽が現れますが、すぐに姿を隠してしまいます。



秘密の森の入り口で出迎えてくれたのはダケカンバ。



そうこうするうちにまた陽が差してきてなんとも幻想的な世界ができます。





「シラビソ」「オオシラビソ」「コメツガ」など
針葉樹の見分け方も教えてもらいました。



さらに秘密の森の奥深くへ進みます。



樹皮が薄く剥がれたダケカンバ。
剥がれた薄皮は焚き火などの焚き付けとして利用されるそうです。



サルオガセ。
見た目ではコケですが、地衣類（バクテリアの一種）だそうです。



最近鹿に食べられてしまった丸裸の樹木。



こんなところにツララができています。



秘密の森を後にします。



午後になると天気が回復していく予報がでていましたが、
少しずつ青空が顔を出し始めました。
終わりよければ良しとしますかー！



そして山本小屋を出る頃にはものすごくいい天気。
う・・・欲を言えばこんな時に歩いてみたかったな。
また美ヶ原を訪れようと心に誓った私でした。

それではまた！