カテゴリ:└松末亮広
みなさんこんにちは!アウトドアーズ・コンパスの松末です!
先日4/6~4/8の3日間、来シーズン開催するKOMPASビーコン講習会に向けて、 新潟県のかぐらスキー場にて、バックカントリー講習会に行ってきました。 この講習はバックカントリーギアの本格的な講習であり、 ビーコンやプローブ・シャベルやスノーシューといった必需品の知識や正しい使い方を勉強することが 主な趣旨となっております。 初日13時頃にかぐらスキー場和田小屋に到着し、ビーコン講習敷地でトレーニング開始です。 ここに発信電波450khzの発信機が埋められております。 これはビーコンの国際標準周波数です。 ビーコンの受信機能に影響がある物も身近にありますので、詳しくは店頭で! 今回の講習で使用したビーコンは【K2 トラッカー3】です。 機能面も良く出来ておりますので、詳しくは店頭にて! では、トレーニング開始です。 専用操作機で自由に発信機から周波数を発信することが出来ます。 それを探り当てるという事を身につけます。 この敷地は縦10m×横20mほどで、7つほど発信機が埋まっています。 発せられる電波曲線について理解して電波の捉え方・たどりつき方をマスターします。 発信機の場所が特定できれば、プローブで雪中に刺して、対象物を物理的に確認します。 プローブの先端に何か触った感覚があればそこをシャベルで掘り、対象物を発見します。 この流れを身に付けるため、終日反復練習して終了になります。 翌日はビーコンの機能をフル活用した難易度の高い複数名捜索の講習となります。 一度発見した電波を遮断して次の電波をキャッチする方法です。 1人で複数名捜索は時間や精度がさらに厳しくなります。 こちらも何度も練習してマスターします。 雪崩に人間が巻き込まれてから、約15分以内に発見できれば生存確率は約80%といわれており、それを越えると生存確率がガクッと低下するようです。 そのことを頭に入れて、迅速で正確なポイントの発見が重要です。 あたりまえですが、まだまだ練習が必要です。 さて、こちらのテントは史上最高齢で世界最高峰エベレストを登頂した三浦雄一郎さんが、 実際にベースキャンプとして使用したテントも特別に展示されておりました。 翌日はいよいよ、かぐら峰までの登山と滑走になります! かぐら峰に行くにはビーコンチェッカーと呼ばれるゲートがあります。 さすが、バックカントリーリスクに対して先進的な設備があります。 ゲートくぐり、それぞれのスキーやスノーボードに滑り止めシールを張ったり、 スノーシューを履いたり、体温調節を行って出発の準備を行ないます。 さあ!出発です 慎重にしっかりと雪を踏みしめて歩きます。 雪は湿雪でした。 中腹にさしかかるとなかなかの斜度もあったので、スノーシューのヒールリフターを上げます。 斜面をトラバースしていきます。 山頂までもう少し! 登頂しました! こうゆう白黒はっきりついた景色も良いですよね。 ここから約2kmほど滑走してスキー場へ合流します! RIDE ON! ・・・あっという間に時間は過ぎてゆきました。 バックパックには・スノーボード・ヘルメット・シャベル・プローブ・行動食・プラティパスを持参。 両手にはパウダーバスケット付のストック。身体にはもちろんビーコン着用です。 雪山でも行動中・休憩中の着まわしも体温調節が非常に大事です。 僕はあらかじめジャケットは脱いで、中間着で登山します。 バックパック重量約8kgほどですが、滑走中は翼が生えたような感覚でした。 その後、無事下山しました。 来シーズンのKOMPASビーコン講習会にご期待下さい。 それではまた!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年04月20日 19時50分50秒
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