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Perfect Sleep!?

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CIRNO

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2009年04月14日
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カテゴリ:序章
朝8時に自宅マンションの下の階まで
ジジ君の車が迎えに来ていた。

そこには、ババと弟の姿も見られた。

ババと弟は、電車で病院まで行くようだ。
ババが車に酔いそうなくらい、具合が悪かったからだ。

CIRNO「おはよ~」
ババ「おはよう。ごめんね、休みなのに。」

申し訳なさそうなババの表情。

CIRNO「いや、いいよ、べつに。」

最寄駅でババと弟を降ろしてから
ジジ君とCIRNOは車で病院へ向かった。

途中、ケータイが鳴って
出てみると弟からだった。

CIRNO「何?どうした??」
弟「いやぁ、ジジとケンカしていないか心配で・・・」
CIRNO「アフォかっ!こんな時にケンカなんかするわけ
   ないっつーのっ!もうすぐ着くから。」
・・・どこまで心配症なんだっつーの。



病院に着いて医師のムンテラを聞く。
この前皮膚に出来た粉瘤のようなものの中身は・・・
Dr「病理の結果、良くないモノでした。」
CIRNO「・・・っと言いますと、ただの粉瘤じゃないってこと・・・?」
Dr「そうですね。おそらく、持病の肺か、乳腺から飛んだものじゃないかと・・・
  粉瘤ではなく、充実性の腫瘍でした。腺癌です。
  そして、検査の結果、他にも脳・肺・肝臓・胸にしこり・骨に少し・
  胃に何かがあるようです。でも、便潜血は(-)でした。」
CIRNO「・・・」

嫌な予感が的中した。

ここまで聞いて全てを理解したようなものだった。

それは、転移を意味しており・・・

肺からだとしたら、ステージングで表すと
4期。つまり、末期の癌であることを意味していた。

しかし、CIRNO以外の家族は理解できていないようであった。
無理もないよなぁ、専門用語で話されると
シロートには暗号のように聞こえるもんだって・・・
しかも、まさか癌であるとは思ってもいなかったから・・・

しかし、婦人科系(主に子宮とか卵巣とか)の癌は
否定された。前回の細胞診では陰性だったようだ。

次回は免疫染色と画像の結果のムンテラのために
20日にもう一度家族で来てほしいとのことだった。

とりあえず今日は、鎮痛剤のロキソニンでは痛くて
食べられない&眠れないというババのために
ボルタレン50mgの坐薬を出して貰うことにした。

でも、どうかなぁ。
転移だろ??
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)じゃ
もう効かないところまで来ているのでは・・・?
という不安を抱きながら・・・

このあとババはCTの予約が14時からあるため、
弟と病院に残ることとなった。
CIRNOは娘が学校から帰ってくるため、
じじ君と一緒に車で帰宅をすることになった。







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最終更新日  2009年04月26日 08時44分08秒
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