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カンガエルさんが、優秀な投資家は進捗率の計算が得意といった趣旨の日記を書かれ、興味を持ちましたので、私見を述べてみますワン。
進捗率のチェックは業績修正を事前に察知する手段として大変有効であり、そういった面を重視した投資法は、確かにリスクが少なくリターンも大きいと思います。 ただ月次発表をしている企業でも、業績修正を株価が事前に織り込んでいる場合とそうでない場合があり、この見極めは難しいですワン。まあ最近はトレーダーノイズが大変大きくて、そういう人たちは月次なんかみていませんから、たいていの場合織り込んでいないんでしょうね。ただそういった人たちが振り落とされた後は、生き残った強者達だけになりますから、そういう投資法は難しくなるんじゃないでしょうか?つまりすべてお見通しって事。 こなつは昨年カッパクリエイトの月次を見て、誰が見ても業績下方修正確実だったので、株価に織り込み済みを思って買ったら、株価は織り込んでおらず、下方修正がでて株価は大きく下げました。嘘でしょ?って思いましたワン。 逆に昨年SHOEIは3Qまでに計画を達成しており、上方修正確実だったわけで、業績上方修正があっても、株価はまったく反応しませんでした。つまり折り込み済み。その後大きく買われたのは、別の理由だと思いますワン。 つまりこういったファンドマネージャー式投資法は、誰もが気がつかないことを誰よりも早く気がつく能力が必要であり、経験とセンスも合わせて要求されるものと思います。ブログを開設している上級者の方達は、素晴らしい洞察力とセンスをお持ちで、こなつが一生懸命勉強しても、当分追いつけそうにありません。 こなつがココナツに長期投資家になりなさいって説いているのは、こういった達人達と同じ土俵で戦うなっていう事なんですワン。 長期投資は、インサイダー情報すら、「そんなものはいづれ株価に織り込まれてしまうものでたいした情報でない」と切って捨てます。 そして長期投資の視点を持っている投資家は、日本では極めて少ないと思います。投資で勝つことは少数派に成ることと思ってますので(わからない人はカウンターゲームを読んで下さい)、こなつは今長期投資法を勉強しているところです。 とりあえず今出来ることはバイ・アンド・ホールド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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