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突然、何をおどろおどろしいタイトルを、と思われたでしょうか。
あわただしくてためていた古新聞を読んでいたら、この事件の記事を見つけました。 2001年、産経新聞が、船橋市立図書館が新しい歴史教科書をつくる会のメンバーなどが書いた図書を大量に廃棄していたことを報じました。あれから4年。今年の7月に最高裁判決が出ていたのですね。原告の訴えが認められた判決でした。 憲法が保障する表現の自由に関係する事件なのだから、もっと大々的に報じられてもよいと思うのですが、世間で広く知られるほどにはなっていませんね。朝日や読売は社説でも取り上げていましたが。 しかし、ネット上ではまさに祭りですね。いろいろな情報が手に入りました。 清谷さんという方のブログです。月刊サイゾーにも書かれているそうですね。 http://kiyotani.at.webry.info/200508/article_68.html http://kiyotani.at.webry.info/200508/article_73.html これによれば、つくる会メンバーの図書を廃棄した土橋悦子司書が書いた図書を、船橋市立図書館は大量に購入していたということです。 この事件についての各紙の社説などがまとめられています。 http://gomame.cocolog-nifty.com/library_copyright/2005/07/post_8f85.html 西尾幹二氏のブログです。 http://nishio.main.jp/blog/archives/2005/07/post_194.html この事件を追及する船橋市議会議員、中村みのる氏のサイトです。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~minoru-n/ 西村幸祐さんという方のブログです。 http://nishimura-voice.seesaa.net/article/5164311.html 朝日新聞は焚書事件があたかもつくる会教科書のせいだとするような意見を載せたそうですね。 http://www.hi-ho.ne.jp/inverse/sisyo.htm リンクは貼れませんが、土橋氏の著書『ぬい針だんなとまち針おくさん』のカスタマーレビューでもこの事件が取り上げられています。 詳しい経緯は、上記のリンクを読んでいただければわかると思いますので、ここでは詳しくは説明しません。 それにしても、この土橋悦子という人は、図書館からは異動になったそうですが、懲戒免職にもならずに、未だに住民の税金でのうのうと生きていることが信じられません。少しでも良心のある人間ならば、自分の犯した大罪を認識して、自ら職を辞するのではないでしょうか。船橋市も、憲法に謳われている表現の自由を踏みにじった人間をなぜ職員として雇っているのでしょうか。憲法を遵守することは公務員の務めではないのでしょうか。 そして、護憲運動などをしている人々も、この事件を取り上げません。護憲運動をしている人々はつくる会の教科書に批判的ですから、つくる会メンバーの本を捨てた人をわざわざ批判したくないのでしょう。しかし、つくる会の教科書に対する評価と、焚書行為の犯罪性を認識することは全く別のことです。この事件を問題にできない「護憲派」は本当に憲法の理念をわかっているのかと疑いたくなります。 そもそもこの事件について、裁判になるまでは、産経新聞以外のメディアはほとんど報じてきませんでした。自由と民主主義を踏みにじるこの事件を伝えないで、マスコミの使命が果たせるのでしょうか。 自分が特定の思想を信奉するのなら、自分とは違う思想を持つ人を尊重することも重要です。それになしには、思想の自由を守れないからです。土橋氏の行なった行為は、単につくる会への敵対にとどまりません。私たちが生きる現代社会における自由と民主主義に対する朝鮮です。他の思想を云々する前に、現代社会のルールを守ることこそが重要。それを守れない人間が公的な職務を執行してよいはずがありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月06日 22時13分43秒
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