明日は民主党代表選です。前原誠司氏と菅直人氏が出馬予定、河村たかし氏も出馬したいそうですが、推薦人の確保がまだのようですね。
今日の報道ステーションで2人がそろって出演していました。それを見ての感想。
前原氏はわかりやすい。
ということでした。
正直、この2人が出馬するということを聞いて、菅氏は「またか」という印象を持ちました。1996年の民主党結党以来、党を率いてきた人で、これまで数度にわたり代表を務めています。1999年から2002年までは鳩山由紀夫氏が代表でしたが、鳩山氏辞任後、菅氏が代表に就任したときには、3年ぶりでしたので、久しぶりの代表復帰で、小泉政権下では初めてでしたから「菅さんなら何かやってくれるかも」という期待もありました。しかし、今回は、去年の5月に辞めてから、まだ1年ちょっとしか経っておらず、首相も小泉さんのままです。一度小泉氏に負けた人が、再登板で出てきても、どこまでやれるのか疑問です。多くの国民も、今さら、菅氏には期待してないのではないか、と思います。
一方の前原氏は、2002年9月の代表選挙でも出馬の意欲を示していましたが、そのときは若手の一本化ということで、松下政経塾の先輩である野田佳彦氏を支援しました。安全保障政策では自民党に劣らないタカ派で、有事法制制定の際には、自民党の久間氏との間で法案をまとめた経験もあります。党運営については未知数ですが、43歳と若く、選挙で惨敗した民主党が再出発するに当たり、前原氏に任せてみたらどうか、というように思います。
今日の報道ステーションでは、前原氏の言った言葉は分かりやすいので、非常に印象に残っています。「郵政に対する姿勢を明確にしなかったのが敗因。『規模縮小』では『民営化』より弱かった。法案化するべきだった」「小泉首相は改革をしていない。予算配分も省庁ごとの配分は従前どおり」「公務員にも労働三権を認めるが、身分保障は外す」「(労組について)支援してくれるのは誰でもありがたいが、自分の信念を曲げさせるような支援者は遠ざける」「憲法9条は改正し、自衛権を明記する。その中には集団的自衛権も含まれる」・・・。
一方の菅氏が言ったことはあまり印象に残っていません。相変わらずはっきりした口調では話していましたが、話の内容は前原氏ほど明確ではなかったように思います。
それにしても、今日の報道ステーションでも公務員改革が話題になるなど、大規模な公務員改革は必至だな、という印象を持ちます。自民党はマニフェストに明記していますし、小泉首相も優先課題としてあげていますので、公務員制度改革を推進するのは確実です。対する民主党も、民主党のほうがより官のリストラに熱心だ、ということを打ち出してくるのだと思います。
結局、自民党も民主党もどちらが官のリストラをするのかを競い合う構図は、今回の選挙と同じで、その構図がしばらく続くのでしょうか。削べきところを削るのは当然、必要ですが、小泉改革はぶっ壊すだけぶっ壊して、世の中には不安も広がっています。昨日の2人の議論を聞いていて、今回の代表選を経ても、
宮台真司氏の言うような、小泉自民党に対抗できる「都市型リベラル」の政党になることは難しいだろうなあ、と思いました。